
永瀬 アクリル
庄司です。先日久しぶりにフェリーに乗りました。が、海が荒れて船はゆらゆら。酔いそうだったのでデッキに出ると気持ちいい風!爽やかに暖かく季節の変化を実感しました。
今回は水曜午前大人クラスから永瀬さんのアクリル画をご紹介します。
永瀬さんは昔撮った海の写真を見ながら何枚もキャンバスに描かれています。その写真は色が褪せてピンクがかって中々の雰囲気なのですが、作品のこの鮮やかさ!記憶を呼び覚まし感情をのせて描かれていらっしゃるのが伝わってきますよね。海面に映る陽も美しいです。空と海のタッチも変化をつけて違いを表されていますね。
いつもお洒落な永瀬さんの作品の特徴は、なんといっても色!パレットも授業が終わる頃には沢山の色で埋め尽くされているんですよ。自分の気持ちや表したいものにぴったりくる色を作るのは難しいものです。いつも、私遊んでいますとおっしゃられていますが、その色と遊ぶという感性が作り上げている作品なのですね。
永瀬さんは最近アクリル画を始められたのですが、気持ちのスピードと合っている画材のように感じます。1回で1枚仕上げられてお帰りになるのです。そのスピードたるや。穏やかで気品ある物腰の中に秘めたる激しい情熱を感じます。自分の心をスッと表せる画材って、人によって本当に違います。じっくり丹念に描かれる方とバババっと勢いのある方と、どちらも魅力があり拝見していてとても楽しいです。
せっかくですから連作もご紹介。永瀬さん、これから人物ももっと描いていきたいとのこと。とってもお洒落な絵になりそう…ワクワクしますね♪
