
小学生クラス 油絵途中経過
どうも幸介です!毎年恒例の油絵の季節がやってまいりまして、アトリエの壁には下塗りの段階ですが、小学生クラスの彼らの作品がところせましと飾られております。
完成した絵ももちろん魅力的なのですが、子どもならではの「偶然性」を孕んだこの下塗りの段階が、完成以上に興味深く、かつ魅力的なのです。ちぐはぐで雑多な筆使いに、意図的でない混色。大人には決して真似できない魅力が、とくに今週あたりの油絵に詰まっております。完全でない美、例えば桜の散りぎわが美しかったり、廃墟に趣があったり、そういった不完全さがもたらす面白さが感じ取れます。
いつもは油彩の下塗りを、補色イエローオーカー、もしくは全面補色で着彩します。しかし今年は「補色に近い色で塗ること。自分で色は決めてよい」としたこともあり、例年よりも色彩豊かな下塗り完了となりました。
高学年になり、お迎えにいらっしゃらない親御様などは、この段階を目にする機会のない人もいるのではないでしょうか。もったいないです!もしよかったら、途中経過も美しいですので見に来ていただきたいです。
↓ちなみにせっかくだからということで、この油絵の下塗りを素材にして、今年開催予定の展覧会のDMをためしに作ってみましたーー!どれがいいかな。まぁたたき台なのでこの中から選ぶワケじゃないんですが、どれもなかなか下塗りの油絵がマッチしてると思いませんか?個人的にはネコのやつがなかなか気に入っていますがいかがでしょうか?!
田中幸介
