オバラです。昨日の松井先生に続き、ボトルシップの総集編報告を。
前半・後半の2回に渡るボトルシップ講座に参加してくれた33人の皆さん、どうもありがとうございました!
1年生のテーブル、2年生のテーブル、3年生のテーブル、高学年のテーブルと、アトリエにある180cmの机を久し振りに4台全て出して、教室の端から端まで使っての授業は活気があり、私もいつも以上にパワー全開テンション高めでした。
低学年の賑やかなテーブル(「サメに襲われて血染めの帆にしようっと!」「嵐で転覆しているヨットにしようっと!」と、なぜかお母さんに怒られそうな設定が大流行。遂行を未然に防げずすみません。)と、完璧に美しく仕上げる事への執着から、お友達と参加しているのに一言もしゃべらず職人のような作業をする高学年との温度差(いや、きっと温度はどちらも熱いのでしょうが、見た目の温度が違います。)が非常に面白い授業でした。
こちら、松井先生の描いた作り方説明書。読んでも全く分からないでしょうが、作った子どもたちはきっと理解しているはず!?
かと言って、もう一度作れと言われても、絶対できないでしょうけど。
下の写真は、お迎えにいらしたお母さんに一生懸命制作手順を説明しているところ。「ここをこうやって、こうするでしょ!それからコレを引っ張ってね、そうするとこうなるんだよ!」って、私が聞いてても全く理解できません。(笑)
最後に少々内輪の裏方話を失礼します。
今回のボトルシップは1年生でもできるよう、ほぼオリジナルの作業工程を編み出しました。松井先生と大竹先生の2か月前からの試行錯誤と準備、作戦会議で今回のワークショップが成り立っています。丁度良いサイズのボトルを探すだけでも、市販の瓶がイマイチで、未成年の二人が多種カクテルを買って検討し、決定してからも再び安い店を探し回り、重いので何回にも分けて買いに行きと、徒労を重ねています。帆にする布も色々試作した結果、よく通夜でもらう白いハンカチの耳を底辺に使うと上手くいくと考え、薄いので洗濯糊でカチカチにして、切り口はマニキュアのトップコートを塗りほつれないようにして、と、書き出したらキリがありません。
一つのカリキュラムを行うのにどれだけ裏方の苦労があるかを知り、子ども達の笑顔で報われる経験をして、大学生二人に社会に貢献する楽しさ・働く喜びを感じ取ってもらえたかなと思います。まだまだワークショップは続きますので、私にとっても充実した夏になりそうです。