大澤 油彩
アカリです。5月も今日で最後となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。外は真夏のような暑さですね...私は夏が本当に苦手なので、既に寒い冬が待ち遠しいです。
さて、今回は木曜夜間クラスの大澤さんの作品をご紹介致します。
澄み渡る空気の中おしどりが浮かぶ水辺の光景は、ゆっくりと広がる波紋によって時間がゆったりと経過していくような、優しいイメージの作品に仕上がりました。
大澤さんが描かれる作品は、ただ対象物を描くだけではなく、どれもその場所の空気感も色で捉えつつ描かれている印象があります。ですので、作品を見るとその場の情景がパーッと明確に想像できるんですよね!
左側が出来上がりの作品、右側は途中段階の下塗りです。なんといってもこの水辺の美しさ!この水辺だけで一体何色使われたのでしょう...沢山色を塗り重ねられていますが、非常に落ち着いた雰囲気のある優しい水面です。この柔らかで優しい水面を描きあげる為には、下塗りの段階から繊細で美しい桃色の色合いを作られたからこその仕上がりなのですね..!見えない工夫の重要さを改めて感じました。
現在大澤さんが描かれている作品も今回の作品と同様に水辺が舞台(ベネチア)となっていますので、次はどのような世界観に仕上がるのか完成が楽しみです。 次回の作品にも乞うご期待です!