お久しぶりです。真結花です!春休みからミオスのアシスタントに復活させて頂いています。
無事大学受験を終え、第一希望だった多摩美術大学グラフィックデザイン学科に合格することができました。
多くの人に支えられながら走り抜けた受験期でしたが、あんなに苦しかった日々が今となってはそんなに悪くなかったように思えます。
上記2作品はそれぞれ多摩美術大学情報デザイン学科(左)と統合デザイン学科(右)の合格再現作品です。(肝心なグラフィックデザイン学科の合格再現作品の写真は撮り忘れてしまいました。)
ミオスを高2の秋で退会し、1年半ほど美術予備校に通って絵を描き続け、夢と引き換えに学校行事や友達との思い出など、貴重な青春を失った私ですが、初めの方は「まあ絵を描くのは好きだし大丈夫だろう」と美大受験を軽く見ていました。そのせいでかなり痛い思いをしたので今回は『美大受験ってどんな感じなの?』という話をしたいと思います。
まず生活の中心は美術予備校になります。基本的に忙しくなるのは高校3年生から、それも夏休みに入る少し前からでした。私が行っていた所は他所に比べて忙しくなるのが遅く、別の予備校に通っていた友人は高2の冬から毎日忙しかったそうです。ですがその忙しさが実力を向上させてくれます!出された課題をこなしていけば、試験日には周りと十分戦える実力がついているはずです。
また勉強についてですが、ほとんどの美大は国語と英語の二教科で試験をします。「なんだ2教科か。楽じゃん」と思った方、いますね?私もそう思っていましたが違いました。思っていた以上に時間が足りないのです。美大は実技重視とは言え、浪人生に技術面で敵わない分、ここで点数を稼がなければならないので疎かにはできません。
最近のデザイン系の学科は実技だけでなく勉強面も重視されつつあるそうです。予備校が忙しくなる前にたくさん勉強しておくと後で困ることも後悔することも少ないかと思います。
そしてこれは美大に限ったことではないと思いますが、受験というものは精神をどんどん削り取っていきます。特にデッサンやデザインは試験中でも自己採点ができてしまうので「ここをもっとこうすれば良かったかも…」と不安になりがちです。一度不安になってしまうと思うように描けなくなってしまい、描き直しなんてしようものなら時間が足りず、クオリティを落とすことになります。
難しいですが大切なのは自信を持つこと、今まで頑張ってきた日々を信じてあげることだと思います。
私はといえば試験で出された問題が例年と180度違い「多摩美のバカヤロー!!こんな大学2度と受験しない!!」などと心の中でキレながらがむしゃらに描いたら受かりました。自分の作品に疑いを持たなければ、怒りさえ味方にして案外何とかなるみたいです。
最後に落ち込んだ時のアドバイスを。どうしても作品に自信が持てなくなってしまったとき、私はミオスに作品を持って行って意見をもらったり、高校の美術の先生に意見をもらったりと、多方面から意見をもらうことで客観的に自分の作品と向き合い、次こそは良い作品を作ろうと気持ちを切り替えていました。
皆様も何かに行き詰ったときはいろいろな人に意見をもらってみると思いがけない解決策が見つかるかもしれませんね!