モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

胴体の奥行について

2024-12-23 14:59:35 | 大人 油絵・アクリル


畑 油彩

月曜日ですが岩田です。今日はミオスの授業ラストデーです。明日~1月5日までは受験生たちの冬期講習と、小学校受験プライベートレッスンのみの授業となります。
今年最後の作品紹介となりますのは、基礎デッサンを終えて初めての着彩に油絵を選ばれた畑さん。

アフリカゾウの親子がこちらに向かって歩いてきている様子を、南アフリカへ旅行されたご自身で撮影され、それを描いた作品。初めての油彩でありながら、ゴツゴツとした地面の様子、硬くひび割れたような象の皮膚の質感をナイフなどを使って、見事に表現しています。

動物を正面から捉えることは、胴体の奥行を出すことが難しいですが、日差しが強く当たっている、こちらの作品のような状況であれば、特に地面に投影された影を手掛かりにするのが良いでしょう。

畑さんの作品を見ても、地面を空気遠近的にぼかしているのは勿論の事、親象の手前から奥にかけて、影の明度が少し明るくなっていることが、胴体の奥行を感じさせる一助となっています。今回は初めて触れる油絵具で、写真を比較的忠実に描いたこともあり、絵としての演出をするというところまではいきませんでしたが、写真で見るよりも、地面の影や体自体の明度差を更に付けることで、よりリアルな奥行きを感じさせる絵になったかもしれません。次作は人が思い描くイメージを分かりやすく伝えることを意識してみてください。
先ずは、とにかく枚数を重ね、油絵具に慣れていきましょう!


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