相模原弥栄高校(美術科) 合格再現作品 咲也子
夜もだんだんあったかくなってきたのでは?!一平です!本日は学生クラスのサヤコの作品をご紹介します。
彼女が受けた相模原弥栄高校の今回のモチーフは、白い仮面(小学校の図画工作の課題で飾りを付けて使うプラスチック製の土台)、表紙も中も全て白いノート(紙は破ったり・丸めたりOK)、白いロープでした!全て白で立体感が付けづらく中々クセが強いモチーフ達ですね…。(ちなみに白いノート、こちらは受験直前でミオスで描くことが出来ていました!弥栄のモチーフ、今年も当たった!)
サヤコは普段から「真面目すぎる!」といつもどやされるくらい真面目な子でした。真面目なのが注意されるというのが美術の世界の七不思議の一つですが、要は人と違った視点を持っているかどうかが大事という話ですね。人と同じ意見では埋もれてしまいますから(勿論、そこを皮肉ったり逆手に取る面白い作品も多々ありますが)。
それを踏まえて今回の受験で描いたデッサンを見てみると本を大胆にぐしゃっと潰しています。ここは半年前の彼女からしたら考えられません。無難にいかない、というのは意外と誰でも出来ますが、それにはそれに伴った実力が必要になってきます。大胆さと実力、どちらの成長も感じます!(ちなみに彼女の周りの受験生は彼女の見た感じではみんな本をいじらずそのまま描いていたそうです。NICE判断!)
そしてアトリエ的には「真面目にやるな!」という激ヤバアドバイスだけではなく、きちんと技術的なアドバイスもしています。最後まで円柱がかなり苦手だったので自宅課題で描かせたり、濃さが足りなかった彼女のデッサンに僕や岩田先生が紙が破れるのでは?というくらい鉛筆で濃くしたりとなかなかの荒療治もしてきましたが、それらが実ったような気がしますね!
試験の白いモチーフだらけでは濃くする部分が重要になってくるが、濃くしすぎると白く見えない、という厄介な境界線をうまく攻めていると思います。
何はともあれ本当に合格おめでとうございます!高校に限らず、新しい環境は色んな人に出会うキッカケでもあり、自分にとって必ず良い刺激になります。それにこれからはバイトできるので自分で使えるお金がどんどん増えてくるのでしょう。(ミオスの小学生くらすでもぜひアシスタントして欲しいな☆)周りの人に「貯金しときな!」と言われても是非好きなものを買いまくって、色んな経験をしていって、面白大人(ファニーアダルト)になって欲しいものです。本当におめでとう!