ナツメです。もう4人の方が素晴らしい説明をして下さっているので蛇足になってしまわないかとても不安ですが、今回のカリキュラムだった油絵についてお話しさせていただきます。
今回はたくさん置かれているモチーフの中から、バランスを考えつつ好きなものを選んで描いていくものでした。
私も小学2年生頃から通っているのでミオスでは何度も油絵を描いた経験があるのですが、いくつかのモチーフが置かれている椅子をみんなで囲んで描いたり、自分で持ってきた風景の写真を描いたり、というような感じでしたので、長い年月で見ても今回のようにモチーフ一つ一つを自分で選び、よく見てしっかりと描く機会は貴重だったと思います。
小学生クラスにいた時の油絵で、ノリ先生をはじめとする先生方から何度も明るいところと暗いところの色について教えていただいて来ましたので、それを思い出しながら、油絵のためにみんなが持ってきているトイレットペーパーを例にして(白いので明暗がわかりやすくて例に最適でした。あってよかったです。)ひたすら陰影を教えて周っていました。少し教えると、みんな「じゃあここも暗くする?」と他の部分の陰影もどんどんつけようとしてくれ、理解の早さに驚かされました。
完成した作品はどれも油絵特有の筆のタッチが活きたとてもいい作品に仕上がっていて、アトリエの壁一面に作品が並んでいる光景は壮観でした。はじめは壁に並んでいた沢山の真っ白だったキャンバスが日を追うにつれそれぞれの色彩で彩られていく様子を見るのが楽しみでした。完成した作品を持って帰る子どもたちも、どこか誇らしげに見えました。
小学生クラスにいる内はまた油絵を描く機会がまわってくると思いますが、今回の経験を活かしてさらにステップアップした作品を作って欲しいです!