春休みワークショップのトップは学生クラス、昨日15名の参加者で行われました。球体と円柱という、鉛筆での基礎的な静物デッサンを学びました。
まずメインのモチーフに取り掛かる前に、発泡スチロールの球を用いてデッサンの進め方のコツの解説とデモンストレーションから行いました。内部生・外部生関わらず、基本の基本から振り返りつつ鉛筆に慣れる為とウォーミングアップの意味も込めての課題です。輪郭をとってイラストのように描くのではなく、ぼんやりと影でモチーフを浮き上がらせるイメージで、手早く満遍なく進めるように説明し8分間集中して球を描き上げました。
各々球を描いた上での反省やコツを踏まえ、メインとなるかぼちゃとアルミの円柱のモチーフに取り掛かります。
アタリを取り、構図をしっかりと定めてから陰影をつける工程に移行していきます。
影を取る作業のはじめに、かぼちゃのふさの部分は何個あるか、ヘタはどんな形になっているか、かぼちゃの形状を細かく観察していきます。それから多角形を意識した陰影をつけていきました。モチーフごとに異なった特徴的なイメージを与える為に鉛筆を使い分ける必要があるのですが、この使い分けに苦戦する生徒も見られました。
そして描くこと一時間半、完成したデッサンが上の写真となります。
かぼちゃのずっしりとした量感、ゴツゴツとした不揃いな質感がとてもよく表現できています。アルミの陰影もきちんと固いものとして描き分けられ、写り込みまで表現できているものも見受けられます。構図も大きく狂ったものはなく、慎重に構成を考えたことがわかりますね。
今回、予想以上に上手く描けたという声が聞けて嬉しい気持ちになってしまいましたが、まだまだ伸び代はあります!
内部生のみんな、頑張っていこう!外部生の子も、技術を美術の授業で自慢&練習してみてね!
その他のワークショップについて
3月29日(木)、30日(金)10:30-12:00 幼児・小学生対象の『食品サンプル・ワッフル作り』 、少々空きがございます。(30日は残席僅か)
3月29日(木)、30日(金)13:00-14:30 小学生対象の『パッケージデザイン』は、十分空きがございます。ぜひご検討下さいませ。