モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

イラスト個展のご案内

2016-05-15 20:14:41 | 講師・生徒さん展覧会

日曜日ですが、オバラです。明日から始まる個展のご案内を頂いたので、慌ててご紹介です!
元生徒さんのターニャさん(ウズベキスタン人)が、オシャレで軽やかなタッチで男性モデルばかりを描いたイラストを集めた個展を開かれます!(上記右側『桜』のスケッチは、以前アトリエで制作された作品)
ぜひ皆さん足をお運び下さい。

以下はターニャさんからのメール
「おばらさん、いつも ありがとうございます
きのうは会ってうれしかったです
『現代的な男性のスタイルから見える男性たちの心を作品を通して表現しています』
よろしくおねがいします」

Tanya Chikamatsu 『BOYS! BOYS! BOYS!』
2016.5.16 - 2016.5.22 11:00~20:00(日曜のみ~18:00)
デザインフェスタギャラリー GALLERY WEST アートポケット
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-18
東京メトロ千代田線 明治神宮前駅 出口5より徒歩7分
JR山手線 原宿駅 竹下口より徒歩10分
アクセスマップはこちら
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その独特なタッチで

2016-05-14 14:11:36 | 大人 油絵・アクリル

森 油彩
今回はチケットでいらしている森さんの作品です。左側は雪の中リヤカーを引き、朝市に向かう人を描いたものです。そして右は、ご自身のお孫さんを描かれたもの。森さんの作品はその独特なタッチで描かれているのが魅力です。

ご家族の肖像を描かれる時、特に顔を似せるのにじっくりと時間をかけることの多い森さんですが今回お孫さんを描く上では、とてもすんなりと顔の印象が決まっていったと記憶しています。又、難しいアングルからの三輪車も難なく形を取られていたりと、今作は大変スムーズな流れで描き切ることができました。森さんから見たお孫さんの愛らしい姿がストレートに表現されていますね。

一方、雪の風景を描いた作品はご自身曰く、今までの風景作品はどちらかというと海外のものがほとんどでこちらのような日本の所謂ローカルな事象を題材にしたようなものは初めてということでしたがそういった意味でも今までの作品とは一風異なる印象を受けます。
ヨーロッパの広大な山並みや華やかな異国の風情とは違う日本の湿度を伴う土着的な風景というのも実に赴き深いものです。そうした華やかさとは対照的な世界観をその独特なタッチで見事に表現されています。心に染み入るものがありますね。

今後はもっと細密画のような、しっかり描き込んだリアルな描写系の絵を描いてみたいとの思いがおありとのこと。新しい技術を身に付け制作しようというチャレンジ精神、素晴らしいですね!これからも楽しみにしています!岩田でした。
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夜の光

2016-05-13 23:24:05 | 大人 油絵・アクリル

木村 油彩


お久しぶりです、オオタケです。
今回ご紹介させて頂くのは木村さんの油彩の作品です。
前回は日本画で朝日の光を描かれていましたが、今回はまた違った光を描かれています。

夜景の写真を素に製作されていましたが、元の写真以上に仕上がりましたね!
最初この写真を拝見した時は中国かな?と思ったのですが、お伺いしたところ日本の神戸なんだそうです。調べてみたところ、左の赤い塔がポートタワー、その隣がホテルオークラ、真ん中の網目の建物は神戸海洋博物館のようです。

真ん中の博物館の光が水面に映っている部分ですが、色味のバランスも良く
筆のタッチによって水面らしさが出ていて思わず見入ってしまいますね。
建物のぼんやりとした光の表現もとっても素敵です。それぞれの建物も一つが主張しすぎることもなく、まとまったひとつの街らしさが感じられます。
右奥の細い建物も青い光がまた綺麗でウットリしてしまいます。木村さんの青色をメインに使った油彩が見てみたくなりました。
夜空の黒をよーく見てみると、うっすら紫が透けて見えるのがお分りいただけると思います。
あらかじめ紫色で下地を作られていたので、
黒が単調にならず暗闇の中にも空間が感じられますね。
キャンバスを縦にして上下の空間を広く取っているので、少し離れた場所で都会の喧騒を避け、船の上から夜景を眺めているようなドラマチックな気分になりますね。

製作中、何度もおかしいところや直すところはないですか?本当におかしいところないですか?!と思わずこちらがタジタジになってしまうほど積極的に意見を求められていて、木村さん作品製作への強い思いを感じました。
こちらはアトリエの展覧会に出展されるのでしょうか?展覧会、楽しみにしております(^^)
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はじめての絵の具体験

2016-05-12 21:02:25 | 親子


親子クラス
本日は久しぶりに親子クラスの様子をご紹介します。
新年度になり親子クラスの顔ぶれが変わりました。
この日は、2歳半位のお子様とお母さん方が参加してくださりました。2歳はちょうど言葉がたくさん出始め、手先や体の動きも活発になり、いろいろ新しいことに挑戦できる年頃です。
今回は全員親子クラス初参加ということもあって、まずは色や形に興味をもってもらいたいなと用意したのが、今私の一番気に入っている絵本「まる まる まる の ほん」です。
絵本に書いてある通りに○を押したり、本を傾けたりすると、次のページで○の色が変わったり、場所が変わったりと楽しい変化が起こります。
タブレットを押すと、画面が変化するのと同じ感覚を絵本の中で楽しめる不思議な魅力を持つ絵本です。
絵本にタッチしたり、クリックして、○の変化を楽しんで、予想以上の盛り上がりのあるスタートでした。

そして絵本に出てくる赤・青・黄色の丸と同様のシールを使って制作しましたが、これがすばらしい!!
シールの貼り方は、一人一人のお子さんの発想で好きなよう制作したところ、まるで絵本の1ページのようなストーリーのある展開です。


2歳児にとって人生はじめてとなる絵の具は、スポンジを筆代わりに描きました。紙にスポンジをポンポンとリズミカルに叩いてスタンプ遊びする子もいれば、ダイナミックに手を大きく動かしてスポンジを滑らせる子もいたり、完成作品にはその子のその子の楽しみ方が出ています。
そして、最後は模造紙10枚を繋げて大きな紙面を作ってみました。ローラーに絵の具をつけて、模造紙の上でローラーを転がすようにお散歩しながら進んでいくと、長ーい絵の具の道が完成!2歳児のはじめての絵の具体験でした。(Eri Ito)

5月の親子クラスは、あと1回授業があります。
5月24日(火)10:30~11:30
お電話にてお申し込みください。
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グループ展のご案内

2016-05-11 16:58:53 | 講師・生徒さん展覧会

松岡 左・透明水彩  中央、右・水墨画

どうも、磯辺です。水曜日クラスはゴールデンウィークがおわって今日が初めての授業でした。
その水曜日午前大人クラスより、松岡さんの作品を紹介させていただきます。

左、水彩画のモチーフはなんと軍艦島の廃墟のビル達。
普通、廃墟というと灰色と茶色なイメージですが、この絵はとてもいろんな色が使われていますね。
そして写真では分かりづらいのですが、この絵何度も「削って」描かれているんです!当然、アトリエにあるごく普通の画用紙なので表面はもそもそしてくるのですが、その上からまた色を滲ませていくとこのようになんとも言えない不思議な水彩画を描くこともできるんです。
自宅に持って帰られてからさらに加筆修正されたらしいので、展覧会が楽しみですね!

水墨画は水墨画の教室の方で描かれたものなのですが、下準備は着々とアトリエでもすすめていらっしゃったので、「完成したら絶対に見せてくださいね!」とせがんでいたところ、本日写真を譲っていただきました!
松岡さん、ありがとうございます!想像より素敵な仕上がりだったのでテンション上がりましたよ!!

そしてこの水墨画の実物を見ることができる展示のお知らせです。

第24回 友墨会作品展

会期:5月13日(金)〜5月18日(水)
   午前10時〜午後5時

会場:多摩市民館内 多摩市民ギャラリー
(小田急線「向ヶ丘遊園駅」北口徒歩5分)

ぜひ、足を運んでみてくださいね!!
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個展のご案内

2016-05-10 22:10:26 | 講師・生徒さん展覧会

奥 油彩


「自分の内にある生命の躍動、情熱を平気で投げ出し、ぶつける。それがよろこびであり、衝動であり、生きるダイナミズムだ。」
奥さんの制作風景を見ていると、いつもこの岡本太郎の言葉が思い出されます。完成したかに見える絵を塗り替え、もう一度描き直すことも躊躇しない様子はもう、奥さんと呼ぶのもはばかられる、奥画伯とでも称したい程です。
こちらの作品、豊かな色彩の中に浮かぶ、鳥の剥製・燭台・瓶の静物達が奏でるハーモニーは見飽きることがありません。これは輪郭(形体)が面白いのはさることながら、隣り合わせになる色面に、対照色相+トーンも対照的・類似色相+トーンも同系など、選び抜いた色を考え抜いた面積で巧みに配置しているからに他なりません。元々のセンスの良さに勉強を重ねて得た知識を盛り込んでいらっしゃいます。
最後に再び太郎の言葉を借りて〆させて下さい。
「描いている内に次第に『完成』してきて、ちゃんとした絵にまとまってきそうになる。すると、なにを!とそれをぶちこわしてやろうとする意欲、情熱が、もりもりっとふきおこってくる。挑みだ。無目的に己をぶつけ、ぶちこわす。精神的肉体的な格闘だ。このように作品はのり超え、のり超え、自分との闘いの連続である。」

そんな奥さんが個展を開かれます。近所ですので、ぜひ皆様足をお運び下さい!

5月20日(金)~22日(日) 11:00~17:00まで
ギャラリー日吉   港北区日吉2-1-5 尾嶋ビル3F (1F丸進商事:2Fカフェコラージュ)
東急東横線:日吉駅西口(交番:スルガ銀行)隣
市営地下鉄:グリーンライン日吉駅(2番出口)隣 地図はこちら
(045)563-5898
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可愛いは正義

2016-05-09 21:03:43 | 大人 油絵・アクリル

斉藤 オイルパステル

どうも幸介です!あの憎きゴールデンウィーク(1日しか休みが取れませんでした…)も終わり、本日からブログも再開、平常運転です!!本日ご紹介するのは斉藤さんの作品。パステルカラーが目と心に優しい、オイルパステルの作品です!!ご友人へホワイトデーのお返し用に制作されていた絵とのこと。

こちらの絵、フワッとした毛並や目の艶など、動物の生き物然とした温かさが伝わってきますね!!絵本の挿し絵のような温かみがあります。パッと画像を見た感じだと、0号ぐらいのキャンバスの作品かな?と思われるでしょう。でも実はこれ、もっと小さい極少キャンバスなんです。細かいところまで描きこまれているので、画像だと分かり辛いかもしれませんね!

キャンバスの縦は6cm、横は4cmぐらいの手のひらサイズ。そこにこれまた耳かきのように小っさいペインティングナイフで細かに色を乗せて乗せての作業。試し塗りなどの色のチェックも欠かしません。オイルパステルの作品は何枚も制作されているんので、細かな混色などもお手の物!斉藤さんの画風は、年々職人化していってます。

今作で描かれているモデルたち、長毛&ボリューミーな犬と、みんな大好きウサギさんです。ウサギ、絵にするのがすごく難しいんですよね。僕も昔ウサギを飼っていまして、何度かデッサンしたことがあるんです。一見可愛い動物なんですが、ウサギってよくよく見るとネズミ系のちょっと間抜けな顔だし、目は割と飛び出しているし、耳なんてよく見たら血管がクッキリしていてリアルだし、本物に近づこうとすればするほど可愛く描けないんです。そもそも、果たして本当にウサギは可愛い動物なのか!?という疑問もありますね。多くの人が「ウサギ=可愛い」と平均的に認識しているのは、きっと刷り込みなんじゃないでしょうか。ウサギは幼児が絵を描く際によく好まれる動物です。なぜかというと、絵の上手に描けない幼児でも、「長い耳を二本」という確固たるアイデンティティ付け加えた生物を描けば、親御さんや周囲に「ウサギさん描いたのね。上手ね。」と分かってもらえるからです。幼児がモチーフとしてウサギを好む→子ども向けにウサギを商品&キャラクターなどに起用する→さらに幼児が好む→さらにキャラクターが………という具合で『ウサギどんどん可愛いポジションになっていく』スパイラルが生まれるのです!!

…話がそれましたが、要はリアルに捉えようとすると可愛さや温かさの伝わらないモチーフを、斉藤さんは良いバランスで描けていると思います!!これ以上描いたら、きっと可愛くなくなります。陰影も全体的に中間色でまとめ、立体感を出し過ぎないようにする。背景色の明度を、ウサギで使用している色と同じくらいに合わせる。ウサギがニンジンを食べている構図にして、動きを出す。動きを出すことによって、見る人それぞれの記憶の中のウサギの印象を揺さぶる。そうすると、日本人はウサギ=可愛いと刷り込まれていますから、必然的に可愛く思えてくる。

そんな数々の高等テクニックを斉藤さんは駆使して描かれています!!ちなみに僕がこの世で一番可愛いと思う動物はウサギです!!可愛いは正義!!

ということで斉藤さん、季節も暖かくなってきまして、また月曜クラスでは予約をお待ちしておりますよー!!斉藤さんいないと静かすぎ&真面目すぎるので、首を長くして皆でお持ちしております!!
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バーベキュー

2016-05-03 23:03:23 | スタッフ講師
小学生クラスのお手伝いをしている、アシスタント一平です。
今日はゴールデンウィークでアトリエの授業が休みだったので、皆でバーベキューをやりました!
面子はノリ先生、幸介先生、カエ先生、優先輩(小学生クラス遠足に毎回参加してくれる、ミオスお抱え看護師さん(笑)!)、茂雄さん(アトリエの経理さん)、俺、です。
肉を焼きまくるだけでなく、燻製をやってみようということになり、初挑戦しました。(手前の段ボール箱が燻製です。)
ですが、今日は朝8時に幸介先生を起こし一時間かけて今話題のピクサー展に連れていってもらった後からの途中参加でした!
GWなのでとても混んでいましたが、常設展も含めとても良い展示に連れて行ってもらいました!
さて、そして肉を焼きまくりながら、みんなにお酒を注いだり、肉、野菜を焼きました。
そして冒頭にも言った燻製ですが、はじめは苦戦していた先生達でしたが最終的にはベーコン、ゆで卵、サーモンなど色んな食材を燻製する事に成功し、みんなで頂きました!これがとても美味しい!!
美味しものをたくさん食べたり、先生達の面白すぎる話(愚痴?)を聞かせてもらったりとイベント事はとても楽しいですが、先生達が生徒と同じくらい楽しんでいるような気がします。(笑)
先生達は皆酔っぱらっているので、俺がブログを書かされています。そして片付けも俺がやらされると思われますので、この辺で失礼します…
明日から8日までブログはお休みだそうですが、6日(金)のプライベートレッスン、8日(日)の大人クラスはあるとのことです。以上。
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学生クラス春期講習:生物デッサン

2016-05-02 19:11:53 | 学生ワークショップ

学生クラス 春休みワークショップ 生物デッサン

どうも幸介です!もはやゴールデンウィーク真っ只中ですが、本日は春休みに行った学生クラスのワークショップ、静物デッサン講座についてのご報告です!!

石膏デッサン講座に続いての授業でしたが、今回の生物デッサンの授業からは4月で新中1になった生徒も加わっての授業。新学期一発目ということもあり、単純なモチーフを使って簡単なデッサン概要から説明いたしました。


左/デッサンの進め方見本 右/デッサン完成見本

まず初心者向けということで、上記画像の左にもあるようにリンゴのデッサンで進め方の説明。デッサンでモチーフを捉える上で、質感や立体感や色彩など様々な要素を描かなければなりません。ですが、アトリエの学生クラスの生徒達自身もそうだったりするのですが、例えばリンゴだったら輪郭線が強すぎたり色や模様ばかり追って立体感がなくなったりと、要は「デッサン」ではなく「ただの絵」になりがちです。大人でも、ついついそういう傾向にある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

デッサンの説明をする際に、いつも生徒たちは「粘土工作の順序を思い浮かべて」と教えています。例えば粘土で人間の手を作ろうとしたときに、いきなり爪や皺など作ることはしないはずです。まず平たくしたり伸ばしたり、大まかな形から形成していきますよね。表面の皺だったり爪などの小さな凹凸は、最初に作ってもこねてる間に消えてしまいますから、最後の仕上げで行わなければなりません。リンゴのデッサンに置き換えると、まずボンヤリとした形と陰影を取ってから、最後の方に色合いや模様などを描いていかなければならないのです。料理だって最初は下ごしらえからだし、スポーツだってまずは基礎からだし、絵だって同じで何事もまずはベースが肝心、といったところでしょうか。

以上の基本を踏まえて授業を行いましたが、案外みな上手に描けました!(肝心の生徒の作品写真を撮っていませんでした…スミマセン…)今回の授業の内容はわりとしっかりやりましたので、参加した皆には是非学校の授業などでも活用して欲しいなと思ってます。いつもは下手したら小学生クラスよりも騒がしくなったりする、ガード下の飲み屋レベルでうるさい学生クラスですが、緩急つけてこういう真面目な授業もどんどん取り入れていきたいなと思います!!
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