酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

太田誠一クンには農相を辞めてもらおう

2008-08-11 05:13:33 | Weblog
 かつて「若いうちはレイプするぐらいの方が、元気があって正常だ」と言ってのけたツワモノ、太田誠一農相がまた正直な発言をしたらしい。


 《太田誠一農相は10日、NHKの討論番組で、食の安全に関連し「特に日本は潔癖で、国内は心配しなくてもよい」「消費者としての国民がやかましくいろいろ言うと、応えざるを得ない」などと発言した。
 福田康夫首相は相次ぐ食品偽装問題や中国製ギョーザ事件を踏まえ、消費者庁創設などを打ち出して食の安全確保をアピールしてきたが、野党は「国民がうるさいから消費者庁をつくるということだ」などと強く反発している》=共同



 「消費者重視」「消費者の目線」とは福田首相が常々強調している言葉だ。その福田が、食の安全に大きくかかわる農相に据えたのが太田だ。この発言は、福田の任命責任をも直撃することになりそうだ。




 さすがに「やばい」と思ったのだろう。番組終了後直ちに釈明している。

《太田誠一農相は10日、NHKの討論番組で「消費者としての国民がやかましくいろいろ言う」と述べたことについて「(日本は)民主主義の国だから(国民が)きちんと主張できて、それに政府が応えるという仕組みのことを言っている。文脈をみてほしい」と釈明した。番組終了後、記者団に語った。
 太田氏は「わざわざ(やかましいという言葉を)使ったわけではなく、1つの弾みだ」と述べた。》=共同





 弾みとか言葉のあやとかは、失言を釈明する常套句であり、ほとんど何の意味もない。今回の太田の釈明も全く理解不能である。「わざわざ使ったわけではない」とは何たる言い草であろうか。言葉を発するのが商売の政治家が、こんな釈明しかできないとは情けない。その昔は大学で経済学を講じていたセンセイですよ。


 「やかましい」を広辞苑は次のように定義する①騒々しい、騒がしい②わずらわしい、めんどうだ③小言が多くて理屈っぽい④好みがむずかしい⑤きびしい--。いずれも否定的なニュアンスである。


 太田は、「消費者がごちゃごちゃうるさいから、行政もこれに対応せざるを得ない」と言っているのだ。消費者目線とかけ離れていることは明白だろう。こんな人物が農相に坐っていては、日本の食の安全は守れない。福田さん、さっさと罷免しましょう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする