鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

もとはいぬか?

2023年05月24日 | 兎糞録

 もとはいぬか?

 はい、今朝ほど人間になりました ・・・・・・ 落語元犬でございます。

 白犬は人間に近いそうで、

 一度散歩に出ると帰りたがらないそうで、飼い主さんはいつまでも待ち続けます。

 鳥海山も

 月山も、今日は雲の中。

 この辺りは小学校一年生までの遊び場だったので潮の香りを嗅ぎに出かけます。

 ここはまだ川、遠くに見える灯台の向こうが日本海。

 午後の日だまりに。

 今なお残されて。

 

 


洋上風力は発電はいらない

2023年05月22日 | 鳥海山

 特定の誰かの利益になるからやるんでしょうね、風力発電。

 先に風車を立てた時、そこに住む人は最初反対していたけれど押し切られたそうです。「その際二重戸にしたりクーラーいれたり道路直してもらつたりしたから私らは何も言えない」という発言もあったと。そこで生活する人々に障碍が起きることがわかっているからそういう利得を与えることで騙そうとするんですね。

 そこに住む人が窓を二重にしたり、エアコンをつけないと生きていけない。窓を開けて自然の風を入れると騒音で暮らせない、こんな不自然、不自由を強いられて生きていかなければならないのです。だいぶ前に立川町に風車が出来た時もそこに住む人は騒音で眠れないといってましたね。

 なんで暮しと自然を犠牲にしてまで風車を建てければいけないんでしょう。賛成する人は個人に利益があるからですね。

 スタンディングで訴えている方々もいらっしゃいます。電子署名もあるようですがFacebookは閉鎖bookなのでアカウントが無いと参加できません。ブログなら誰でも見ることが出来ますのでここで紹介させていただきました。


Facebook上の画像勝手ながらここに転載させていただきました。

 

 


電キン柱

2023年05月19日 | 兎糞録

 ある会社の人が電信柱の事を電キン柱というのです。ところが亡きウチの母親は「昔はそう言った」と。本当かな?

 昔の絵葉書を見るとよく電柱に横の棒が何本もついているのが見えます。

 電柱にも二種類あって一つは電信柱、もう一つは電力柱(でんりょくちゅう)。左の電柱、横の棒がやたらいっぱいついています。これが電信柱。すなわち電信、電話のための線の柱だったんですね。回線の数だけ線が分かれていて交換局につながっていたから横の棒がいっぱいついていたのだそうです。ということは右側に写っているのは電力柱?

 ほう、昔の電柱は横の棒がいっぱいついているもんだなあ、秋田の竿灯のようだなあ、とただ漠然と思っていました。何年ごろまでこういう柱だったのか、ちょっと調べただけではまだ発見できていません。


胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅

2023年05月18日 | 鳥海山

 先日龍頭寺によったついでに龍頭寺に伝わる胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅の写しをいただいてきました。梵字の曼荼羅もいただいてきましたが図の方を。鳥海山は今でこそ大物忌神社がドンと坐していますがもともと神仏混淆、本地垂迹、簡単にいえば寺が神社の上に立つものでした。かつては蕨岡龍頭寺が鳥海山修験のトップでした。

 胎蔵曼荼羅、説明は下記の通り。

「胎蔵曼荼羅は、大日経に説かれる仏の世界を表したもので、大日如来の理法である万物を包容し含 蔵することが表現され、すべての仏の王である大日如来を中心として、悟りの境地を極める過程を胎 児が成長するように、蓮の花を形どった八葉の中心に如来•菩薩•明王などが配され、大日如来の慈悲と智慧が菩薩たちの力で放射状に広まる様子を表している。」

 金剛界曼荼羅、説明以下。

「金剛界曼荼羅は、金剛頂経に説かれる仏の世界を示したもので、大日如来の智慧を表現表しており、 中央の成身会とそれを取り囲む8 つの会で構成され、それぞれ独立した9 つの曼荼羅からなる複合曼荼羅で、大日如来の境地に達するまでの世界を、右下の降三世三摩耶会から反時計回りに、衆生から 明王•菩薩•如来へと、金剛のような強固な悟りに到達する段階が描かれている。」

 と、まあこんな説明ですが不信心者の私ではとてもたどり着くのは不可能。宗教を題材とした画は用の東西を問わず独特の物があります。フェルメール展に行った時も一番惹かれたのは宗教画でしたし、フェルメールに帰属すると称される「聖プラクセディス」も実物を前にすると釘付けになってしまいますから。