鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

清水、大清水、出清水

2025年01月12日 | 鳥海山

 清水、大清水、出清水。以前も書いたことに重なるのですがこの読み方。地名というのはいうのはいくら訛ろうとも現地の呼称が優先するでしょう。この場合、シズ、オシズ、デシズと呼びます。


※地図は昭文社 山と高原地図 鳥海山 1986 より

 田村寛三「続々酒田ききあるき」にも「当地方では清水のことを『スズ』と呼んでいた」とあります。今は皆さん標準語もどきを使うようになってどう呼んでいるかはわかりませんが出清水は「デシズ(デスズ)」と呼んでいました。清水はこの辺りでは「スズ」なまりがつよければ「シズ」に聞こえます。「シ」と「「ス」の間でしょうか。今は皆さん標準語もどきを使うようになってどう呼んでいるかはわかりませんが出清水は「デシズ(デスズ)」と呼んでいました。

 後年同じ場所に寄ったときはその湧水は無くなっていました。あとから人からきいたところによれば国道7号線バイパス工事の時に(上の地図では「おばこおけさライン」)地下湧水の水脈を壊してしまったそうなのです。


※地図は昭文社 山と高原地図 鳥海山 1986 より

 こちらは遊泳な百宅口大清水。案内などでは大清水、オオシズと仮名が振ってあるかもしれません。ここは湧水がたっぷり湧き出ているので大清水。近くにはもう一か所湧き出ているところがあってそちらは清水。長年鳥海山の湧水を調べてこられたOさんは現地で地元が人がオシズ、シズと呼ぶのを確認したそうです。

 我々も奥山林道経由で百宅口行くときもオシズへ行くとみな言ってました。オオシズ、オオシミズとは誰も言いませんでしたね。


【太陽光・風力・水力発電の嘘】武田邦彦先生が日本の少子化問題にもつながる自然エネルギーの危険性について話してくれました(虎ノ門ニュース切り抜き)

2025年01月08日 | 鳥海山

 酒田市で風力発電の被害で引っ越しした話は耳にしていますが、酒田市は口をつぐんでいます。

 その他にも風力発電の被害、不眠、頭痛等を受けている方も今現在何名かいますが市は業者任せ。業者は最初は穏やかに対応してきますがだんだんと反社のごとき対応をしてきたと被害者の方は語ってくれました。

【太陽光・風力・水力発電の嘘】武田邦彦先生が日本の少子化問題にもつながる自然エネルギーの危険性について話してくれました(虎ノ門ニュース切り抜き)


塞道の幕

2025年01月04日 | 兎糞録
 酒田市資料館で開催中(1/21~2/2展示幕変わります。)
 塞道絵幕は、歴史上の事件や説話を題材に、その情景を描いた大きな布幕で、酒田の小正月の行事である塞道 (道祖神 )祭の際に、各町内の神宿の黒い板塀などに張って見せ人々を楽しませた。これを『塞道の幕見』と称したもの。(山王クラブという所で開催された時の説明より)
※ 神宿(とや) 一般には頭家(とうや)、酒田の場合は神宿(とや)と呼ぶ。
 
 かなり大きく立派なものです。下は実際に飾られた様子。
 
 今回展示されたのは「源義家 千羽鶴図」鎌倉鶴岡八幡宮の奇瑞・霊験を示すものとして、めでたい図柄を描いた絵幕ということです。(山王クラブで開催された時の説明より)
 源義家
 
 
 賀茂次郎義綱(源義綱)、源義家の実弟。
 
 後半は別の幕が展示されます。