今日は秋晴れでいい天気ですね。早くも11月に突入しました。皆様、いかがおすごしでしょうか?
さて、2025年2月23日(日)埼玉県の川口市にある「第8電影」で開催される「松永 歩の最低映像展2.0」まで4ヵ月を切りました。
ここまでは気になる映像展の内容を展示パネルから紹介してましたが、今回は最後のパネル紹介です。
パネルは「松永 歩の最低映像展2.0 開催に至って」の挨拶文です。本来なら当日ご来場した方だけにお見せすればいいのですが、当日、どうしても来れない方もいると思いますし、何よりなんで?入場料を全額、能登半島の輪島市へ寄付されるのか?ご理解していただけると思います。
そうなんです。ここ9回パネルからの作品の紹介をしてましたが、大事なことは能登半島への寄付なのです。
パネルは次の通りになります。ご覧ください。
文章は以下の通りです。
「松永 歩の最低映像展2.0」開催に至って
ご来場ありがとうございます。準備期間1年を経て、ようやく開催する事ができました。
この度、こういう形で映像展を開く事ができ、まずは協力していただいた「第8電影」支配人である 岡本滉太様、並びに関係者様方に感謝したいと思います。
今回、この映像展を開催をしようと思った時は、能登半島の震災が起こって間もない頃で開催するべきかとても悩みました。
実はこの映像展はこれで3回目となります。1回目の時は14年前でちょうど 東日本大震災の直後でした。
その時はこの止まった時間をなんとか前に進めなくては、そんな漠然とした思いだけで開催したと思います。
結果、この映像展を被災地に捧げますと銘打ったものの、具 体的に何をしたわけではなく、自分の中ではまだ漠然としていて答えが出ていませんでした。 翌年、開催された2回目の時もそうです。
そして、今回の映像展。1年前に能登半島で大きな震災が起こりました。これは無視できる事ではないと感じました。
今回3回目になる映像展では「第8電影」様の承諾もあり、お客様からいただいた入場料と集まった募金はすべて能登半島の被災地である輪島市を支援するため、義援金として寄付する事に決まりまし た。
常識的に考えて、大きな収益のあるイベント、または知名度のある方、団体などがその様な活動をするからこそ意味があるのであり、いくら収益が入るかわからない立場の者がすることではないという非難の声もありました。
だからこそ、微力ではあっても寄付することに意味を感じ、来ていただ いたお客様には「能登半島地震輪島市義援金」として、お支払いいただければと思います。 入場料は1,000円となっております。ご理解の程、お願い致します。
今回、開催するに至って、人とのつながりがいかに大切かと言う事を学びました。
この映像展には、自分に作品を作り続ける勇気を与えてくれた恩師、故・野村久康先生をはじめ、たくさんの人が関わってます。(すみません。ここからは敬称略にさせていただきます。)
まず、現在も活動を続けている「ダンスパフォーマンス蟲」の木村由。「チャトはどこだ」でどこまでも付き合ってくれた、お父さん役の杉山敏正。
また、自分の作品には欠かせないと思わせてくれた 存在、旧友でもある、のぼる役の植野智之。いつまでもヒロインである食べ子役の大西朋子。そして、 「のぼると食べ子」の音楽を作っていただいた杉山由美。
また、「滴聲の断片」で演奏、「Shaberaruru」 で熱演してくれた小池龍一。そして、長年の相談友達でもある冬子役のマリッチ。音楽を作っていただ いた萩尾雅彦。
文句も言わず楽しく前向きに演じてくれた「この世は嘘で成り立ってます。」の深澤健悟、山村夏民、田口綾子。
「あたまがおかしくなっちゃった」で協力してくれた静岡県東部地区の方々。
また、アート作品「HUMAN」で自分に創作とは何たるかを肌で教えてくれた村山尚嗣。
そして、自分の最後の作品になる「プレゼント」のヒロイン、仲本みつき、横内春佳。プロ根性を見せてくれた新井裕士。急遽,飛び入り参加してくれたDAN。メインテーマを作っていただいたメカ・エルビス。
その他、まだまだ作品を陰で支えてくださった方は書ききれません。 この30年、作品に関わった方、全員に感謝します。
そして、何より我慢して支えてくれている姉に。
最後に、14年前のあの震災から全て変わってしまったこの世界で、人とのつながりを考えさせてくれ たこの最低映像展とこの時間を一緒に共有する事ができた皆様に感謝したいと思います。 ありがとうございました。
2025年2月23日 松永 歩
このパネルが無事に当日、飾られることを願います。
パネルの掲載する通り、最低映像展と震災は離せない関係であり、あくまでこのイベントは能登半島輪島市への義援金として寄付するイベントなのです。
皆様のご協力をお願い致します。