きょう、取材を終えてほっと一息していたら
中継車のドライバーの張替さんから内線電話。
「石森さん、この中継車に乗るのは
きょう最後だろ?写真とるかい?」
そう、
あすでこの車は
役目を終える。
僕にとっては
数年間のつきあいだったが
中身の濃い数年だった。
拉致被害者の子供達が
帰ってきたときに
空港から中継をしたのも
イラクで人質になったかたの
ご家族が
不安な夜をすごした施設の駐車場で
共に何度も夜を明かしたのも
この車だった。
前回のワールドカップの時には
ロシアやトルコなど
対戦相手の国々の人々が集まるスポットを
探しまわったりもした。
このほかにも
近年の事件や事故、
災害の現場に飛び出していったこの車は
れっきとした「報道部員のひとり」であった。
一方で
フリーランスの僕にしてみれば
先輩の記者のかたと
普段はしないような話をすることで
その人柄を感じさせていただいたり
張替さんや技術の皆さんと
力をあわせて取材したりと
かけがえのない場を与えてくれた。
僕にしてみれば
まるで戦友のようだった。
僕のその気持ちを知っていて
張替さんは
僕を呼んでくれたのだ。
その心遣いが
本当にうれしかった。
僕の心の中では
ずっと
オレンジの車体は不滅で
いつまでも
走り続けるのだ。
中継車のドライバーの張替さんから内線電話。
「石森さん、この中継車に乗るのは
きょう最後だろ?写真とるかい?」
そう、
あすでこの車は
役目を終える。
僕にとっては
数年間のつきあいだったが
中身の濃い数年だった。
拉致被害者の子供達が
帰ってきたときに
空港から中継をしたのも
イラクで人質になったかたの
ご家族が
不安な夜をすごした施設の駐車場で
共に何度も夜を明かしたのも
この車だった。
前回のワールドカップの時には
ロシアやトルコなど
対戦相手の国々の人々が集まるスポットを
探しまわったりもした。
このほかにも
近年の事件や事故、
災害の現場に飛び出していったこの車は
れっきとした「報道部員のひとり」であった。
一方で
フリーランスの僕にしてみれば
先輩の記者のかたと
普段はしないような話をすることで
その人柄を感じさせていただいたり
張替さんや技術の皆さんと
力をあわせて取材したりと
かけがえのない場を与えてくれた。
僕にしてみれば
まるで戦友のようだった。
僕のその気持ちを知っていて
張替さんは
僕を呼んでくれたのだ。
その心遣いが
本当にうれしかった。
僕の心の中では
ずっと
オレンジの車体は不滅で
いつまでも
走り続けるのだ。