石森則和のSEA SIDE RADIO

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スターダストレビュー「25th Anniversary Tour “HOT MENU”」ファイナル!

2006-11-06 | Weblog
3月の伊勢原市民文化会館を皮切りに始まった
スターダストレビューのツアー
「25th Anniversary Tour HOT MENU」がきょう、
ファイナルを迎えました。

51箇所54公演を締めくくるファイナルに
僕も行ってきました。
このツアー中、横浜と新宿厚生年金、
そしてきょうの人見記念講堂と
3公演を拝見しましたが、ゲストやハプニングも多く、
内容を知っていても楽しめる、真のエンターテイメントでした。

特に今回は現在発売中のデビュー25周年記念ベスト
「HOT MENU」(2枚組2,500(税込)TECI-1126)の曲を
アルバムの曲順どおりに演奏するという
「コロンブスの卵」的試み!
ほんとうにたっぷり楽しめました。

(ただし、高崎での公演で
誤って2曲目と3曲目を入れ替わって演奏して以来
「それ、いいじゃん」ときょうまで続けていた事が
本日発覚している!)

25年もやっているとファンにも、
いろんな世代の人がいるし
スタレビと関わった時期も様々。

・・・でも、今回のツアーを楽しめば
知らなかった時代のスタレビの曲にも触れられ
いろんな思い出話も披露されますし
ファンのスタレビの曲への知識が一線に並ぶわけ。

僕自身、結構長いファンですが
それでも最初の最初は知らなかったりしますしね。

いうなれば
いろんなファンみんなで、
ここから、また新たなスタートが切れるわけです。
25年目からのスタートです。

さて、きょうのライブ後、
要さんとお話しする機会があったのですが
このなかで、要さん
2~3年で消えていく若いバンドがいることに触れ
「彼らに、僕らのようなやりかたがあることも知って欲しい」と
お話しされていました。

つまりそれは
「テレビ出演などでメジャーになることや
チャートの上位ばかりを狙うのではなく、
何年たってもライブを大切にし、
足を運んでくれる各地のお客さんを大切にする。
地道に、納得できる曲、ステージを作り上げていく」ということ。

「悩んでいる若いミュージシャンがいれば
自分達のやりかたも見て欲しい。
そしてなにかできることがあれば助けたい」
ともおっしゃっていました。

こうして長年ラジオの仕事をしていると
実に多くのミュージシャンに出会います。

あの人、どうしているのかな?
・・・という人もたくさん。

でも、自分の意志とは裏腹に
会社のやりかたにあわせなければいけなかったり
そうしているうちに自分の目的が
なんだかわかんなくなったりで
夢を置き去りにしていく人がいます。
夢破れた本人から愚痴を聞かされたこともあります。

でもね。

スタレビの凄い所は
デビュー前から、今に至るまで
常にオーディエンスのほうを見て、
一つ一つのライブで精一杯楽しませていこう!
・・・という気持ちが、全く「ぶれていない事」

で、それをメンバーの皆さん全員がわかっていて
互いに信頼しあい、自分に課せられた最高の仕事をすること
(脱退したメンバーにさえ、優しいのはそのためでしょう)

で、たぶんご本人たちが、その気持ちのもとに
嬉しそうに演奏すること。
「楽しそうに」ではないじょ

「嬉しそうに」です。

そして何より
川本マネージャーはじめ
スタレビを心から愛するスタッフがいて
メンバーもスタッフの大切さを
とてもよくわかっていること。

実際にお会いするとわかるけど、
皆、大変「かっちょいい大人」なのです。
(きょうは柿沼さんや林さん
寺田さんとも久しぶりにご挨拶できました)


僕は局アナからフリーになり
多少の浮き沈み?もありつつ(笑)
今、いきいき仕事をさせていただいていますが

あんまり調子のよくないときでも
ずっと変わらずに応援してくれるファンのかたが
僕にもいてくださいます。

・・・たぶん、たぶんですが
ひとつひとつの仕事を
どんな内容だろうが、長かろうが短かろうが
マイクの前にいることを幸せに感じながら、
精一杯やろうとしてきたことを
感じてくださっているのではないかと
勝手に思っています。

きっとスタレビのファンの皆さんも
そうなんじゃないかな?

スタレビの音楽が「本物」で(要さんのMCも)
大人が心から楽しめるものであることはもちろんだけど

お客さんは、そうしたバンドのありかた、そのものを
愛しく思っている気がします。
きっと何年たっても、こうして
ライブに足を運んだりすることでしょう。

要さん、
「石森君のブログ読んでるよん」とおっしゃってましたので
もしかしたら読んでいてくださるでしょうか?

客席で見ていると
白い杖を持った若い女性の2人組が
一緒に夢中で楽しんでいたり

何ヶ月も前から楽しみにしていたという
たぶん、普段は
そんなに外出できない子育て中の若い夫婦がいたり

老夫婦が「ふたり」を聴いてそっと手をつないだり
いろんな人生を感じます。

そちらからは見えないでしょうが、
メンバーやスタッフのかたにも
それを伝えたくて。

ジャンルは違うけど
僕も
いろんな人の人生のどこかにそっと居て
出会えることを楽しみにしてもらえる、
そんなしゃべり手になりたいです。

また一緒に番組をやらせてくださいね。

※スターダストレビューのこのツアーは
きょうで終わりましたが
12月6日にDVDが発売されます。(メンバーによる爆笑解説つき)
25周年記念 映像版ベスト!!
『25th Anniversary Tour “HOT MENU”』
TEBI-65038~9
発売日:2006年12月6日(水)
価格:6,500円(税込)
発売元:インペリアルレコードですって。

また、『25年に一度の大感謝祭 6時間ライブ おやつ付き』が
2007年5月19日(土)に
さいたまスーパーアリーナでありますだ。
問い合わせはラプソディ03-5432-6351