石森則和のSEA SIDE RADIO

ラジオマンの
石森則和がお届けするブログです!

○○が、らいばる。

2007-01-12 | Weblog
頂いた年賀状を整理しているうちに心を動かされた。

まず、リスナーのみなさん。

僕の出ている番組ではメッセージを募集していないが
それを承知で励ましてくださるかたがただ。
皆、自分の生活を頑張るなかで聞いてくださり
何かを受け止めてくださる。

リスナー以外では・・・

「奇人」として「恐れられて」いるが
本当は礼儀正しくストイックな
総合格闘技の選手からも届いた。
このかたは忌中はがきを含め、
決して年賀状を欠かさない。

少年による暴力事件で片方の光を失いながら、
ほかの犯罪被害者を支援し生き抜こうとしている男性。
文化放送の「事件ファイル」の取材で出会い、
逆に励まされている。長いおつきあいだ。

それから・・・

子育てを終えたお母さん方に声をかけて
孤独に育児をする新米ママさんを
助ける会社をたちあげた主婦がいる。

時を経て、今や
息子さんを亡くした痛みに耐え、
実家に帰れない若い夫婦が「帰れる家」を
つくろうとしている保育園長だ。

そして、文化放送でチャンスをくださり
いつも励ましてくださるかたがた。

きのうも、現場で
「くそっ!もっと、伝わりやすくできたんじゃないのか!」
・・・って思ったところで
スタジオや報道部から「いいレポートだった」と
言っていただいた。
せめてその評価に見合う自分になりたい。
叱られるより、心が引き締まった。

いろいろ困っても、
助け舟を出してくださるかたもいる。


前にいたFM局の先輩や後輩たちからも届いた。
わがまま言って出てきたのになぜこんなに優しいんだろう?
僕がお世話になった指導役のアナウンサーは
今、営業の一線でがんばっていらっしゃる。ただただ頭が下がる。
僕にとっては今でも尊敬できる先輩だ。

・・・とても書ききれないが尊敬できるかたがたばかり。

なぜなら、皆、自分の人生において、どんなに傷ついても
どんなに不本意な場所にいても
ファイティングポーズの手を下ろさないからだ。

僕はどうだ?甘ったれていないか?
これでいいや、なんて一度でも思っていないか?
皆がこんなに励ましてくれるだけの価値はあるか?

僕は今、これだけのチャンスをもらって幸せだと思う。
でも、まだ自分の番組も持っていないし
本来の自分であるバラエティや音楽の分野も
あきらめてはいない。
こいつは「この分野向きだから」と
本当は決め付けられたくない。
そのためには、自分を磨かなきゃと思う。
(事務所的にもよろぴくね)

昔ならどんなにファイティングポーズを決めても
相手がリングに上ってきちゃくれなかった。
でも、今なら戦える。


以前、矢沢永吉さんに
「やざわさん、ライバルっているんですか?」と聞いたら
にやっと笑って、

「きのうまでの俺」

・・・とお答えになった。
それ、もらった!
「僕はさっきまでの僕」にします。

そこんとこ
よろぴく。