石森則和のSEA SIDE RADIO

ラジオマンの
石森則和がお届けするブログです!

ブラックペッパーのたっぷり効いた誰かが作った「なべやきうどん」

2007-01-21 | Weblog
家にあったテープの山の中から、
FM当時の番組を録音したテープを
10本ぐらい探し出した。

しかし、もはやカセットは一般的に使われていないし、
音も劣化しそうなので、
いったんMDに保存することにした。

午後ワイドの「直球ラジオどまんなか!」
石森バージョンの最終回
(この番組の、平常バーョンの同録テープ探してます・・・・)
しかないと思っていたが

「ビートルズスペシャル、まっしゅるーむがヤアヤアヤア!」
(DJありドラマあり、取材ありの
ビートルズ・バラエティが数時間)

「矢沢永吉2時間インタビュー」(濃い!)

「ドン・グルーシン(ジャズピアニスト)の公開放送」(おされ!)

「崎谷健次郎さんと音楽や恋をディープに語っている編集前テープ」
「GTトリッパー」(まじめ!)
「車をドリフトさせながらの公開放送」(暴れん坊!)etc.etc・・・

うーん、いろいろ思うところあるわ。
へったくそだなあ、ってのもあれば
このしゃべり方は、この頃のほうがうまいなとか。

内容忘れているから、
自分の言ってることに爆笑したり
・・・ばかである。

その中で今、ダビングしながら聴いているのは
「根本要のあたためてください」

要さんと石森の公開番組だが、
2人とも、ばかなことばっか言っている。(涙笑)
前にもちょっと書いたが、

特にスポンサーであるコンビニからの生CMでは、
要さん、新製品のなべやきうどんを
「猫舌だから熱くて食べられねえ」とか
わがままいうのは序の口で

「新発売のぷりんまん」に
「うえええ?」と悲鳴をあげ
「ぷりんは冷やして食え!」とか言ったくせに
自らお客さんのところに行って(!)
ちぎって食べさせ
(たぶん自分で食べたくないから)

「ぷりんは、やっぱり冷たいほうがいいです」と言った女性に
「ああ人選を間違えたっ!」だって。

やりたいほうだいである。

「石森くんも食え」
「(もぐもぐ)」
「どうだ?」
「おーいしー」
「だから、局アナはきらいだーっ(泣)」

値段を聞かれ
「50円ですけど」と答えたスポンサーに

「ああ、50円ならいいや」

・・・としらっと答える要さん。

僕が「事故報告書」?いや
「始末書」ってどう書くんだっけ?と考えていたとき
現場にいたスポンサーの皆さんは


爆笑していた。(僕も、笑っているわ)
・・・ほっ。

でも、ふざけているばかりの番組じゃない。
熱く音楽を語り、スタレビを語った。

キーボードの三谷さんが抜けたあとの4人時代を経て
新たにキーボードに光田健一さんを迎えたことについて

石森が「また5人に戻りますね」と言うと
(もともと光田さんも石森と知り合い)

「いや、戻るって感じ・・・じゃないんだ。

光田は三谷(前のキーボードさん)の「かわり」じゃない。
三谷は三谷のキーボードだし、光田は光田のキーボードなんだ。

新しく光田のキーボードがはいることで
新しいスターダストレビューになるんだ。

テクニカルなところでは
文句なしに入ってもらいたかったが
お互いやりたいことに違いがあるかもしれないと
3年間の「恋愛期間」を置いていた。

これからはお互い気遣いながら
でも遠慮なくやってくさ。
いい相棒ができたと思うよ。」と
熱く語っている。

ちょっと
「ぷりん」の残る口で。

今また別の道を歩いている光田さんとスタレビだけれど
お互いのやりかたを尊重した結果だったのだろう。



実は当日、
ちょっとのどを痛めていらっしゃったようだが
リスナーやお客さんのために
名曲「ジャスミン」をアコギで歌ってくださった。

要さんは
スタレビにビッグヒットは無い、と謙遜する。
(そんなことないだろと思うが)
そのかわり
「ファンそれぞれにナンバー1の曲がある」という。

こんな幸せなことって無いじゃないか。
つまり、そういうファンには
ヒットチャートとは無関係に
その曲に「出会う機会」があったんだ。


僕らは少年時代、ラジオから
まだ知らない世界を
ちょっと背伸びしながら教えてもらった。

ヘビーローテーションで楽曲をまわし
「流行」を作っていくのも悪くないが

DJは
音楽にせよ、アーティストにせよ
「こんなの知ってるかい?本物ってあるんだぜ?」と

「季節」や、「世の中」や、
「リスナーが今、聴いている状況」を意識しながら
本当によいと信じたものを紹介し「出会い」を提供するのが
本来の姿だと思う。

・・・じゃなきゃ、
DJなんて誰でもいいことに
なっちゃうべ?

また、
熱っつい番組やりたいなあ。