「野崎参り」の話の続きです。
以前にもブログで書いたかと思いますが、昔この辺りに住んでいた時は
せっかく新築一戸建ての家をローンで買ったばかりだったのに、
元夫の思いがけ無い県外転勤で急に引っ越すことになり、
何とたった7ケ月だけしかそこに暮らせなかったのです!
広い芝庭付きの家で、庭の隅には娘の誕生記念の野村紅葉を植樹して、その横には
生前石材店を経営していた父の手作りの小さな石の灯籠も飾って、、、どこもかしこも
何もかも新しくて、(私たちも新婚間も無くて、、)そんな幸せいっぱいの時期でした♪
それだけにその想い出に随分長い間執着して(何と、ン十年も!)、お恥ずかしい話ですが、(そんな転勤を自ら職場に願い出た)彼のワガママ!? に対しても秘かな怒りを実はずっと抱き続けていたのです。
心の奥底で彼に対して扉を閉じて長年封印し、決してゆるせなかったのです!!!
(それも離婚の遠因の一つになったかも?)
ほんとに我ながら何という「しつこさ」でしょうか!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そういうわけで、私はその後も度々「野崎参り」はしても、
長い間その家を再び訪れる勇気も無く、娘は成人してから一度一人でその家を(ついでに自分の生まれた場所の近辺を見てみたいと)訪れたことがあったのですが、その時彼女が「もうその辺に家がいっぱい建っていて探すのに苦労したわ」と言っていたことも、上の空でした。
私たちが住んでいた頃は、その地が生駒金剛国定公園の一角になっていて、家の前には大きな溜池があり、すぐ目の前の土手はきれいな桜並木で、春も秋もうっとりするぐらいの景色で、とても静かなところでした。
私の中ではその景色と幸せだった頃のことだけが記憶に残っていたので、
「ほんとに惜しいことをしたなぁ~」とずっと思っていたのです。
しかも3年以内の家の売買では税金が高く付くことも知らなかったため、
買った値段よりも少し安く売った上に、さらにかなりの大損をしたのでした。トホホ・・・
そういうわけで、「その家」に関しては~ というよりも、それが、それ以降のすべての家に関しての「相当大きなトラウマ」ともなった氣がします。
そのぐらい私の中ではショックな出来事だったのです!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
けれども、今回、お参りが済んで、無事、娘の愛用していた「ドアストッパー」用の小石も
(元のところでは無いけれどもその石が「ここがいい!」と願ったところへと)戻すことが出来たので、
氣持ちも軽くなり、何となく、この機会に思い切ってその昔の家を見に行ってみようと思い立ったのです♪
そして、あちこち見覚えのあるような、無いような?
記憶の中のおぼろげな手がかりを辿って、ふらふらとその辺を探して廻りました。
そしたら、何とその池もどこにあるやら・・もうすっかり家々に囲まれて姿も見えないぐらいになっていて、
さらに、私たちが昔住んでいたその家の前には、どでかい建物(普通の民家ですが~)が聳えていて、それが真南に道路を隔てて建っていたので、
かつての美しい景色の面影は全く片鱗もありませんでした。
けれどもそれでガッカリしたというわけでは無いのです!
何かじわじわと何とも言えない嬉しさのような感情が心の奥底からこみあげて来て、
我ながらびっくりしてしまいました。
それは本当に思いがけ無い「開放感」だったのです!!!
「そうか、それでよかったんだ!」
「あの時、家を売って引っ越して正解だったんだ!!」
「もしそのままここに住み続けていたら、どんなにか悔しい思いをしたかもしれない・・目の前の家の人とも仲良く出来なかったかもしれない・・・」etc.
いろんな想いが次々に湧いて来て、しばらくそこにじ~んと佇んでしまいました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほんとに人間って、何て面白い、そして自分勝手なものかと思いました。
結局自分自身のものの見方、考え方が、自分を長年苦しめていたわけなのですね!
まさに自縄自縛の、これこそがエゴの正体!?なのかもしれません。
娘の「ドアストッパー」が、頑だった私の心の扉を押し開いてくれたのかも!?
そういえば、この「野崎参り」の少し前に、娘の夢を見たのです。
なぜか夢に「わらびもち」が出て来て、(わらびもちは娘も私も大好物ですが)
娘が私に『わらびもちに大根おろしをかけて食べると美味しいよ♪』と言うのです。
私は「そんなことはとんでもない、美味しいとはとても思えない!」(それは「邪道」!)と
(試してもみないで)全く拒否していました。
そしたら娘が「お母さんは頑固だから~」と言うので、
私はさらに否定して、そういうのは頑固というよりも、「信念」だよ~と思わず言い返したりしたのです。
それでもその夢から覚めて、「そうか、試してみてもよかったかも!?」とふと思ったでした。
それ以来、「もしかしたら自分って頑固なのかも!?」という氣もして来たのです。
それで、ようやくその家の件で、「長年のこだわりを手放せたこと」で、「こういうのが自分の頑固さということだったのか!?」とよく解ったのでした。
娘は夢のメッセージ
を通じてそれを私に指摘したかったのかも?しれませんね♡
人は変わることが出来るし、もし自分が変わらないとしても周囲が(人も環境も時代も何もかもが)変わって、
「変わらないものなんて何も無いんだよ~♪」と娘は私に伝えたかったのかもしれません。
固く重たい「石」を手放して、美味しいわらびもちの食べ方の「豊かなバリエーション」を創造してみること!!!
そしたら人生はどんなにか味わい深くなり、より一層ハッピー☆ になることでしょうか・・
ぜひ、皆さまもゴールデンウィークは「野崎参り」で、
さわやかな氣付きと開放感、そしてありがたい観音さまのご利益を得てくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
下記の絵は『セブンバウズ』(七つの約束)です。
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以前にもブログで書いたかと思いますが、昔この辺りに住んでいた時は
せっかく新築一戸建ての家をローンで買ったばかりだったのに、
元夫の思いがけ無い県外転勤で急に引っ越すことになり、
何とたった7ケ月だけしかそこに暮らせなかったのです!
広い芝庭付きの家で、庭の隅には娘の誕生記念の野村紅葉を植樹して、その横には
生前石材店を経営していた父の手作りの小さな石の灯籠も飾って、、、どこもかしこも
何もかも新しくて、(私たちも新婚間も無くて、、)そんな幸せいっぱいの時期でした♪
それだけにその想い出に随分長い間執着して(何と、ン十年も!)、お恥ずかしい話ですが、(そんな転勤を自ら職場に願い出た)彼のワガママ!? に対しても秘かな怒りを実はずっと抱き続けていたのです。
心の奥底で彼に対して扉を閉じて長年封印し、決してゆるせなかったのです!!!
(それも離婚の遠因の一つになったかも?)
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ほんとに我ながら何という「しつこさ」でしょうか!?
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そういうわけで、私はその後も度々「野崎参り」はしても、
長い間その家を再び訪れる勇気も無く、娘は成人してから一度一人でその家を(ついでに自分の生まれた場所の近辺を見てみたいと)訪れたことがあったのですが、その時彼女が「もうその辺に家がいっぱい建っていて探すのに苦労したわ」と言っていたことも、上の空でした。
私たちが住んでいた頃は、その地が生駒金剛国定公園の一角になっていて、家の前には大きな溜池があり、すぐ目の前の土手はきれいな桜並木で、春も秋もうっとりするぐらいの景色で、とても静かなところでした。
私の中ではその景色と幸せだった頃のことだけが記憶に残っていたので、
「ほんとに惜しいことをしたなぁ~」とずっと思っていたのです。
しかも3年以内の家の売買では税金が高く付くことも知らなかったため、
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買った値段よりも少し安く売った上に、さらにかなりの大損をしたのでした。トホホ・・・
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そういうわけで、「その家」に関しては~ というよりも、それが、それ以降のすべての家に関しての「相当大きなトラウマ」ともなった氣がします。
そのぐらい私の中ではショックな出来事だったのです!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
けれども、今回、お参りが済んで、無事、娘の愛用していた「ドアストッパー」用の小石も
(元のところでは無いけれどもその石が「ここがいい!」と願ったところへと)戻すことが出来たので、
氣持ちも軽くなり、何となく、この機会に思い切ってその昔の家を見に行ってみようと思い立ったのです♪
そして、あちこち見覚えのあるような、無いような?
記憶の中のおぼろげな手がかりを辿って、ふらふらとその辺を探して廻りました。
そしたら、何とその池もどこにあるやら・・もうすっかり家々に囲まれて姿も見えないぐらいになっていて、
さらに、私たちが昔住んでいたその家の前には、どでかい建物(普通の民家ですが~)が聳えていて、それが真南に道路を隔てて建っていたので、
かつての美しい景色の面影は全く片鱗もありませんでした。
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けれどもそれでガッカリしたというわけでは無いのです!
何かじわじわと何とも言えない嬉しさのような感情が心の奥底からこみあげて来て、
我ながらびっくりしてしまいました。
それは本当に思いがけ無い「開放感」だったのです!!!
「そうか、それでよかったんだ!」
「あの時、家を売って引っ越して正解だったんだ!!」
「もしそのままここに住み続けていたら、どんなにか悔しい思いをしたかもしれない・・目の前の家の人とも仲良く出来なかったかもしれない・・・」etc.
いろんな想いが次々に湧いて来て、しばらくそこにじ~んと佇んでしまいました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほんとに人間って、何て面白い、そして自分勝手なものかと思いました。
結局自分自身のものの見方、考え方が、自分を長年苦しめていたわけなのですね!
まさに自縄自縛の、これこそがエゴの正体!?なのかもしれません。
娘の「ドアストッパー」が、頑だった私の心の扉を押し開いてくれたのかも!?
そういえば、この「野崎参り」の少し前に、娘の夢を見たのです。
なぜか夢に「わらびもち」が出て来て、(わらびもちは娘も私も大好物ですが)
娘が私に『わらびもちに大根おろしをかけて食べると美味しいよ♪』と言うのです。
私は「そんなことはとんでもない、美味しいとはとても思えない!」(それは「邪道」!)と
(試してもみないで)全く拒否していました。
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そしたら娘が「お母さんは頑固だから~」と言うので、
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私はさらに否定して、そういうのは頑固というよりも、「信念」だよ~と思わず言い返したりしたのです。
それでもその夢から覚めて、「そうか、試してみてもよかったかも!?」とふと思ったでした。
それ以来、「もしかしたら自分って頑固なのかも!?」という氣もして来たのです。
それで、ようやくその家の件で、「長年のこだわりを手放せたこと」で、「こういうのが自分の頑固さということだったのか!?」とよく解ったのでした。
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娘は夢のメッセージ
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人は変わることが出来るし、もし自分が変わらないとしても周囲が(人も環境も時代も何もかもが)変わって、
「変わらないものなんて何も無いんだよ~♪」と娘は私に伝えたかったのかもしれません。
固く重たい「石」を手放して、美味しいわらびもちの食べ方の「豊かなバリエーション」を創造してみること!!!
そしたら人生はどんなにか味わい深くなり、より一層ハッピー☆ になることでしょうか・・
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ぜひ、皆さまもゴールデンウィークは「野崎参り」で、
さわやかな氣付きと開放感、そしてありがたい観音さまのご利益を得てくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
下記の絵は『セブンバウズ』(七つの約束)です。
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