前回の『宇賀神』の話(朝日新聞Be版/「古都さんぽ」 夢枕貘が歩く 長建寺)の続き(転載)です。
その前に(初めてこのブログを読まれる方のために)もう一度「ガイドの絵」(ガイドメッセージアート)を参考までに下記に掲載しておきますね。
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さて、人頭蛇身の宇賀神(うがじん)、日本の神話に登場する宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)であるということになっているらしいのだが、これも事実かどうか、実はよくわかってはいないのだ。
インドには、ナーガとナーギという神体が蛇で頭部が人という二柱の神がいらっしゃるのだが、ナーガが男性、ナーギが女性ということになっている。
さらに言えば、インドでは、川の神が、この人頭蛇身のお姿で表されることが多い。
そう言えば、古代中国にも、女「か」(「じょか」の「か」という漢字が打ち出せずにすみません!)と伏義(ふつき)という2神がいらっしゃるが、これはいずれも、人間の上半身に蛇の下半身を持った神として表されている。
さらに言うなら、古代中国の地理書である『山海経』(さんかいきょう)には、人頭蛇身の生き物がたくさん出てくるのだが、宇賀神との関係があるのかないのかということになると、わからないとしか言いようがないのである。
ぼくの考えで言えば、日本では、古来より三角形の山を神として拝むということがよくあった。
たとえば富士山であり、たとえば大和の三輪山がそうである。
これはそのまま、蛇神信仰と結びついている。
それは山の形の三角錐(さんかくすい)というのが、そのまま蛇がとぐろを巻いている姿にそっくりだからである。
そう言えば、三角の山で有名な三輪山の神は蛇ではなかったか。
などなどと、いろいろの想像をめぐらせてしまうのが、長建寺のおもしろいところなのである。
もっと言うと、入り口の朱色の竜宮門というのが、そのかたちといい、色といい、日本というよりは、遠い異国の唐を思わせる。
なかなかの不思議感が、脳内におのずとかような物語をつむがせるのである。
というわけで、長建寺の宇賀神、ひとめ見ておくことをおすすめしたい。
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以上。
ついでながら、ゆめまくら・ばくさんのプロフィールも同記事に掲載されていましたので、下記にご紹介しておきます。
作家。65歳。「陰陽師」(おんみょうじ)などのシリーズで知られ、「神々の山嶺(いただき)」が原作の映画「エヴェレスト 神々の山嶺」が公開中。
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というわけで、大変お楽しみにお待ちいただいたわりには、この2回目の記事はそれほど重要な情報は無かったような?氣もしますが、皆さまいかがでしたでしょうか!?
愉しんでいただけましたなら幸いです♪
私にとっては、「インドの神さまの中にナーガ(男神)とナーギ(女神)がいる」という話が興味深かったです。
日本の、イザナギ、イザナミの神話では、イザ「ナギ」は男性、イザナミが女性ということになっているようですが、、。
そもそも神様というのは、なぜかいくつも「別名」があるようで不思議です。
それにしても、いつかこの「宇賀神」(うがじん)の正体がはっきりするのが楽しみですね♪
また、この方(匿名)のガイドさんが「どうしてこのようなお姿をして絵に現れておられるのか?」その深い意味も、いつかもっと詳細がわかるといいですね~♡
2回にわたっての「宇賀神」の話に、最後までお付き合いいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
(勝手に朝日新聞B版から転載させていただきましたが、夢枕貘様にも感謝です)
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もしもご自身の「ガイドさん」がどんな感じなのかな~?と興味を持たれて、「ガイドメッセージアート」をご希望される場合は、どうぞ「テレパスアート」のHPよりお氣軽にお申し込みくださいね。
心よりお待ちしております☆ ありがとうございます。
テレパスアート
その前に(初めてこのブログを読まれる方のために)もう一度「ガイドの絵」(ガイドメッセージアート)を参考までに下記に掲載しておきますね。
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さて、人頭蛇身の宇賀神(うがじん)、日本の神話に登場する宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)であるということになっているらしいのだが、これも事実かどうか、実はよくわかってはいないのだ。
インドには、ナーガとナーギという神体が蛇で頭部が人という二柱の神がいらっしゃるのだが、ナーガが男性、ナーギが女性ということになっている。
さらに言えば、インドでは、川の神が、この人頭蛇身のお姿で表されることが多い。
そう言えば、古代中国にも、女「か」(「じょか」の「か」という漢字が打ち出せずにすみません!)と伏義(ふつき)という2神がいらっしゃるが、これはいずれも、人間の上半身に蛇の下半身を持った神として表されている。
さらに言うなら、古代中国の地理書である『山海経』(さんかいきょう)には、人頭蛇身の生き物がたくさん出てくるのだが、宇賀神との関係があるのかないのかということになると、わからないとしか言いようがないのである。
ぼくの考えで言えば、日本では、古来より三角形の山を神として拝むということがよくあった。
たとえば富士山であり、たとえば大和の三輪山がそうである。
これはそのまま、蛇神信仰と結びついている。
それは山の形の三角錐(さんかくすい)というのが、そのまま蛇がとぐろを巻いている姿にそっくりだからである。
そう言えば、三角の山で有名な三輪山の神は蛇ではなかったか。
などなどと、いろいろの想像をめぐらせてしまうのが、長建寺のおもしろいところなのである。
もっと言うと、入り口の朱色の竜宮門というのが、そのかたちといい、色といい、日本というよりは、遠い異国の唐を思わせる。
なかなかの不思議感が、脳内におのずとかような物語をつむがせるのである。
というわけで、長建寺の宇賀神、ひとめ見ておくことをおすすめしたい。
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以上。
ついでながら、ゆめまくら・ばくさんのプロフィールも同記事に掲載されていましたので、下記にご紹介しておきます。
作家。65歳。「陰陽師」(おんみょうじ)などのシリーズで知られ、「神々の山嶺(いただき)」が原作の映画「エヴェレスト 神々の山嶺」が公開中。
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というわけで、大変お楽しみにお待ちいただいたわりには、この2回目の記事はそれほど重要な情報は無かったような?氣もしますが、皆さまいかがでしたでしょうか!?
愉しんでいただけましたなら幸いです♪
私にとっては、「インドの神さまの中にナーガ(男神)とナーギ(女神)がいる」という話が興味深かったです。
日本の、イザナギ、イザナミの神話では、イザ「ナギ」は男性、イザナミが女性ということになっているようですが、、。
そもそも神様というのは、なぜかいくつも「別名」があるようで不思議です。
それにしても、いつかこの「宇賀神」(うがじん)の正体がはっきりするのが楽しみですね♪
また、この方(匿名)のガイドさんが「どうしてこのようなお姿をして絵に現れておられるのか?」その深い意味も、いつかもっと詳細がわかるといいですね~♡
2回にわたっての「宇賀神」の話に、最後までお付き合いいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
(勝手に朝日新聞B版から転載させていただきましたが、夢枕貘様にも感謝です)
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心よりお待ちしております☆ ありがとうございます。
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