桜も散り、選挙も終わり、少し落ち着いた感じですが、
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
私は仕事に集中しているところですが、
古い知人から突然の写メール(旅たより)が届き、思わず彼女に電話して、
さらに詳しい話を1時間余りも!(笑)聴いてしまいました♪
その旅の話がとても興味深かったので、ご本人の了解を得て、
(一部を除き)下記に掲載、ご紹介致します。
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3月30日から4月1日までの3日間、韓国のソウルに
行ってきました。
ゲーテの戯曲、ファウストを観ることが主な目的で、
31日の夜(初演)と1日の午後(2回目)を観てきました。
突然、インスピレーションが湧いて、とにかく行ってみたという感じです・・・
初めて知ったのですが劇場(LG Arts Center, Signature Hall)
は安藤忠雄の設計でした。
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合間に尹東柱にゆかりのある場所を尋ね、
新村にある母校の延世大学と文学記念館にも足を延ばしました。
出発の数日前に同志社大に弟さんが設計した横型の詩碑が
あり、延世大学にも弟さんが設計した縦型の詩碑が
あることを知り、どうしても観たかったのです。
キャンパスはどこも近代的な雰囲気で、当時の雰囲気はないけれど、
記念品が展示してあるはずのピンソン館(ネットに出ていたのは古い記事で、
現在は展示していない)の場所を尋ねた女子学生が日本語を話せたので、
案内してもらい素敵な思い出ができました。
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付岩洞という、ソウルの北にある町にできた文学記念館は
とてもこじんまりしていて、出版された本と写真だけの素朴な場所でした。
なんと茨木のり子さんの「ハングルへの旅」も一緒に展示してありました!
私は出発前にこの本を読み返し、持参していたので、とても感激しました!
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文学記念館
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裏山に魂の址と書かれた碑があって、トレッキングコースになっていましたが、
尹東柱が学生時代に登った仁王山に近いことからここに文学館ができたそうです。
魂の址
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尹東柱記念館(昔、住んでいた寮)の前に建っている
「尹東柱の詩碑」
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ソウルは桜が満開で、
延世大では白いモクレンが満開。
黄色いれんぎょうがあちこちに咲いていました。
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こんな凄い大木の木蓮を初めて見ました♪
(彼女の送ってくれた写真に大感激!!)
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余談ですが、朝のニュースにいきなり安藤忠雄が出たので観たら、
「人生100年時代になったので100歳まで青春でいなくては」
と言って、自身が設置した青りんごのオブジェを紹介していました。
NHKでその前の週くらいに放送したものをKBSが使ったようです。
外交関係はよくないけど、安藤忠雄さんが距離を縮めてくれたようで、
ちょっとうれしかったです。
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延世大学の写真もありました・・・
フランスの宣教師が作った学校なので
なんかフランスっぽいですね
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彼女からの旅のおたよりは以上です♪
K・Wさん 素敵なおたよりと写真をありがとうございました。
私はそれまでこの超有名な韓国の詩人のことを全く何も知らなくて、
ある時、宇治川のほとりに建立された胸像の主が誰かを教えてくれる
新聞記事の切り抜きが、この彼女から送られてきて、
それで彼のことを初めて知ったのでした。
というのもその胸像を建立するために活動したグループが
その当時私が住んでいた木津川市の住民だったからです。
そんな偶然からこの詩人のことを知り、その後『ハングルへの旅』も読んだのです♪
(私はずっと以前から茨木のり子さんの詩が好きでしたから。。)
とても素晴らしい本でしたので、ぜひお勧めです♡
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というわけで、このメール以外にも思いがけない話が電話でいっぱい聴けて
おかげさまでまるで自分もソウルに共に旅したようで(笑)、
とっても視野が広がり、彼女に心から感謝&尊敬です♡
ふと思い付いたことやワクワクすることを実行に移すって
ほんとうにいいなぁ〜 って思いました。
皆さまもどうぞ思い切って!
感じるままに行きたいところへ♪