一昨日1時間20分かけて自転車でやってきた息子が、途中で解体中の実家の写真を撮って送ってくれました。それも真夏日最遅記録と並んだ暑い日の真昼に。
解体中と書いたけれど、実家は完全になくなっていて、同時に壊し始めたお隣もほとんどなくなっている感じ。小さいながら2軒家がなくなると景色が激変する
ものだなと改めて思いました。
不思議なもので、解体途中の写真を見たときよりも気分はあっさりとした感じ。痛々しさがないからかもしれません。完全に更地になったら見に行くつもりです。
息子が自転車でやってきたのは実家訪問が主目的ではなく、手続きのため区役所へ行く用があったから。
アルバイト生活が長いのですが、この度厚生年金と会社の健康保険に入ることになったので、これまでの国民健康保険からの脱退と、まだやっていなかった
住民票の異動の手続きを行うため。彼女と同棲を始めて7年半以上、ようやく親元を完全に離れると言いたいところだけどまだ入籍はしていないので、戸籍は
まだ親元に残ったまま。
アルバイトという状態で入籍することにはちょっと抵抗があるらしい。息子はいわゆる主夫で、相方はそれに対してあまりよく思っていないんです。
私はふたりがよければそれでいいじゃん、というスタンス。そりゃあ定職に就いたほうがいいに決まっているけれど、子の生き方について親があれこれ言った
ところで。今のバイトも闇ではないし、至極まっとうに生きているならそれでよし。
さて、衆院選が迫っています。
毎日のように報道されていますが、昨日投票所のことでご近所のBさんがやってきました。
いつもなら投票所の世話役のような立場のBさんが、今回は介護のため参加出来ないので私が代わることになった話は前にもしました。
でも役所の責任者とのやりとりはBさんがしているので、先日その責任者との打ち合わせで聞いた話や必要事項などを話すのが目的。
なんでも今回はいろいろな意味でイレギュラーな様子。
まず、投票所として使うランチルームが一部工事中で、いつもとレイアウトや休憩場所が変わること。土足で出入りするため廊下などにシートを敷くのだけど
その距離がいつもよりより長くなるんです。敷くのも撤去するのもこれが一苦労で、毎回うんざりするのですが仕方ない。
そして急な選挙だったので、私たち民間従事員も都合の悪いひとがいるため初めて従事する人が3人もいたり。おまけに役所から来る4人のうち、責任者を
除く3人が初めての人ばかり。
まず設営のときから混乱して時間がかかりそうだな。
だいたい総選挙のときは小選挙区・比例区・国民審査と3枚も投票用紙があるわけで、そこでまず選挙人が混乱します。国民審査がどういうものか、よく
理解されていないことを感じるのもこのとき。朝ドラ「虎に翼」で裁判官に対する関心がこれまでよりは少しは高くなったとは思うけれど、判断材料が
少ないですよね。選挙公報に載っているのを見ても、今ひとつピンとこないことが多くて。
何はともあれ、混乱必至の今回の選挙当日。なんとか無事に終わらせたい。
とここで、昨日Bさんから聞いた投票所の内内の事情について。
投票所従事員の手当の金額などは当然市内同じですが(名古屋市以外のことは不明)、投票所によってちょっとずつ運営の仕方は違っている、みたいです。
朝食はともかく昼と夜の食事は出ますが、当然金額は限られていて、別におやつ代としてひとりいくらでお金が支給され、Bさんのような各投票所の世話役
さんがペットボトルのお茶やお茶菓子などを事前に用意しています。
ところが今回、インボイス制度が始まったこともあって、内容などをきちんと印字したレシートタイプの領収証が必要になり、予算を下回った分は返金する
ことになったらしい。当然と言えばそうなんだけど、制約が多いなと感じました。
それなら役所のほうで用意してくれればいいのに。そうすれば投票所ごとの、いわゆるお接待の格差もなくなるのに。
実は私の住む学区にある複数ある投票所、役所の人たちには結構好評?らしいんですよ。待遇がいいと言いますか。
そりゃあ同じ仕事をするにしても、居心地がいいほうがいいに決まっていますもんね。でもそのお接待のために、自腹を切っている民間従事員もいるんですよ。
これまでずっとやってきたことなので、急に今回からやめる、とは言いにくいところもあるはず。まあ私は一従事員に過ぎないから、選管に直接言うことも
出来ないんですけど。
選挙が終わるまでもやもやした気持ちを引きずるんだろうなと思います。そしてこの選挙が終わってもまた市長選があるんだもの。選挙関係のぼやきについては
ああまたか、と笑って許してくださいませ。