食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

 日本人の平均寿命2

2006-04-06 07:06:54 | Weblog


| 九州大学医学部で、マウスに2週間毎に4日間の断食をさせたところ、寿命が2~3倍に伸びた。



定期的に断食させた、又は飢餓すれすれの食事を与え続けられた生物は一貫して長寿になる事が知られている。猿やネズミの飼育実験では少食群はいつまでも毛並みが良く活動的、逆に満腹群は動きが悪く老いが早かった。

少食は寿命を伸ばすだけではなくあらゆる細胞を若く保つ― 即ち少食こそ生物にとっての
最適の食事量であると考えられる。人間は運動してもそれ程多くのエネルギーを消費しない(ジョギング1時間=500kcal弱=ポテトチップス80g分)という具合に人間もまた驚くほどの少食でやっていけるようにできているようだ。

少食、断食が寿命を伸ばすのは偏に血液が最適の状態に保たれるからではないか。過食による余剰分の栄養は血中に氾濫し生産、廃棄、糖鎖、免疫などの生体維持に重要なネットワークを崩してしまう。特に免疫はチーム作業。指揮者が狂うだけで連携プレーが阻害されます。また必要量を超えた栄養素は消化吸収が至難。体への負荷が大きく、バケツから溢れた水をあくせく拭うようなものです。

満腹状態の維持は寿命をすり減らしていく
満腹まで食べたら次の日は食べなくて良いのです。そこへ次々食物を送り込むので心・肝・腎・膵臓はフル稼働、血液は酸性化し、ちょうど塩酸の中にある骨や肉が溶けていく様に全身が枯れていく。粘っこい血液を扱う心臓は鼓動を緩やかにできず疲れ果て、早目に寿命を終えてしまう。定期的に断食をした生物は満腹状態を脱し血液はサラサラ、臓器の状態は正常、故に寿命が伸びるのでしょう。


老化の止め方
「寿命は遺伝子で決まっている」は半分以上が作り話。戦争体験者は幼少期に絶食や飢餓を強いられ、しかも生涯に渡り少食なので老化が遅く自然に100歳近くまで生きられるのです。しかし現代人は幼少期から満腹状態、農薬、添加物、砂糖で臓器と血液を壊し難消化性の肉類で体に追い討ちを掛け、急加速で老化しています。10代で手足の痺れ(脳卒中の症状)やガン腫が現れてくる子供達には恐らく50年ほどの寿命も望めない。便秘、どろどろの血液は全身60兆の細胞に毒性を与えていき臓器のダウンも早めてしまう。

老化を食い止める方法は断食。満腹状態では何を食べても毒になり吸収効率まで低下。現代人は食べるより体の正常化が先決です。正しい断食を行えばピタリと老化速度が落ちる事を感じ取れると思います。


国民は食に無頓着過ぎる
現在の50代の平均寿命は70歳、40代は65歳、30代は60歳、20代は55歳、10代は45~50歳。多めに見積もってこの位だろうか(健康寿命は更に下がる)。この国には兵役がないからなのか?国民には危機を察知し対処する力が全くない。眼前が崖なら警戒するのは当然、相手に銃を向けられれば身構えるのが当然です。あくびをしてのんびりしている様は異様としか言い様がないのです。

脂肪摂取量と寿命
減食に加えて、脂肪を摂取させなかったマウスは寿命が大きく伸びた
今やコンビニ弁当に必ず入る揚げ物。脂肪を多く含んだ食品は美味しい反面、体の老化に大きく関わります。特に過酸化脂質の酸化力は活性酸素以上と言われ動脈硬化、脳血栓、脳出血、心筋梗塞、肌のシミやシワ、皮膚ガン、遺伝子損傷、ビタミンの破壊、肝臓への負荷など、全身の老いを進行させる力が強力です。

 

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