終末が来ないせいで増えた懐疑論者に腹を立てた著者が記した2世紀後半の書。「無学な人や心の定まらない人」をユダの手紙を盗作しながら攻撃している。ペテロ一の作者とは別人。
「終わりの時には、欲望の赴くままに生活してあざける者達が現れ、あざけって、こう言います。「主が来るという約束は、いったいどうなったのだ」」(ペトロ二3:3-4)
「愛する人たち、このことだけは忘れないでほしい。主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです。
ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません」(ペトロ二3:8-9)
ペテロの手紙二 ユダの手紙
「また、神はソドムとゴモラの町を灰にし、滅ぼし尽くして罰し、それから後の不信心な者たちへの見せしめとなさいました」「ソドムやゴモラ、またその周辺の町は、…
永遠の火の刑罰を受け、見せしめにされています」 「この夢想家たちは、知らないことをののしり、分別のない動物のように、本能的に知っている事柄によって自滅します」「この者たちは、… 理性のない動物と同じで、知りもしないことをそしるのです。そういった動物が滅びるように、彼らも滅んでしまいます」 「ボソルの子バラムが歩んだ道をたどったのです。バラムは不義のもうけを好み」「金もうけのために「バラムの迷い」に陥り」 「この者たちは、干上がった泉、嵐に吹き払われる霧であって、彼らには深い暗闇が用意されているのです」「実らず根こぎにされて枯れ果ててしまった晩秋の木、わが身の恥を泡に吹き出す海の荒波、永遠に暗闇が待ちもうける迷い星です」 「終わりの時には、欲望の赴くままに生活してあざける者たちが現れ」「終わりの時には、あざける者どもが現れ」 |
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