凱旋門賞(仏G1・10/7ロンシャン競馬場)に挑戦する日本の三冠馬オルフェーヴルが現地欧州でもにわかに注目を集めている。前哨戦に優勝したオルフェーヴルは現在複数のブックメーカーで一番人気の支持。 今春の天皇賞(4月)でオルフェーヴルは凱旋門賞も白紙となる11位惨敗を喫した。いったい何が起こったのか、場内が静まり返った。大金星を挙げたのは伏兵・14番人気のビートブラックだった。 「何でビートブラックがG1を勝つの?」 とお思いの方は薄々お気付きの通り、 この結果は為(馬為)の作為が働いたと疑われても仕方がないレースではないかと思う。 どういう事だろうか。1馬身差(0.2秒差)でも“完勝”となる競馬の世界で5馬身、7馬身の着差は非日常の天変地異的事象と言える。そして異常な出来事だらけの世界は祭典(お祭りレース)において顕著な現象なのである。
かつてディープインパクトがこの超常現象を我が物としていた。常に大異変が起こるこの馬のレースは一体何なのか― 私はディープインパクトを"天馬"として観察した。悪く言えばインチキだが、大衆はディープの虚飾の強さに騙され切っていた。 日本の三冠馬が初参戦した6年前の第85回凱旋門賞。ディープインパクトが「飛翔して」外国の祭典をもさらう試みに失敗したのは、霊的観点から翼(神の加護)を失う可能性の洞察で予見できたと思う。レース後すぐに露呈された問題は日本人の律儀さの喪失の問題であった。 【フランス地元紙】日本人のマナーは子供並み >今、ホースマン達の間で凱旋門賞について皆口を揃えて、こう呟かれている。 「日本人のマナーは酷すぎる、子供並みだ。」 競馬場開門と共に大量の日本人がレーシングプログラム(上記)の前に雪崩れ込んだらしい。転売(金)目的の争いにフランス人が目を丸くして首をすくめる光景が繰り広げられた。 その他ゴミ散らかし、パドックでの大声などマナー違反の連続。国旗を掲げる行為も…(馬が国を背負う筈がないのに?) 周りを不快にする自分善がりが愛国行為なのだろうか。国旗の誇示はむしろコミュニケーション障害の徴だろう。人付き合いも国付き合いも同じなのだと考えさせられる。 地元紙「ディープはインパクトを残せなかったが日本のファンは重要なインパクトを残した」 維新志士の幾名かが写っているという写真 真偽の程はともかく一同の社会の悪に容赦が無さそうな表情をご覧いただきたい。国家の品位低下を許さないかつての自浄作用はどこへ消えたのだろう。 日本馬にどれだけの力があろうと、6年前から更に乱れた想念波動の只中にいる日本人が凱旋の美酒に与れるとは考えられない。今回も外国人の日本への評価がダダ下がりにならないことを祈るばかりだ。
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