ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

探してます・・・ブランコの童話

2006-03-13 06:22:19 | 世の中
天童荒太『包帯クラブ』を読んで、中に挿まれた<ブランコの童話>が印象に残っている。

戦争のさなか、ブランコの鎖は、溶かされて爆弾になり、敵国の公園に落とされて、そこで遊ぶ子どもが多勢犠牲になった。その公園のブランコが怒って「私たちを溶かして爆弾にして」と頼む、そして爆撃が行われて、こんどはこちらの子どもが死ぬ。だれもいなくなった公園に、鎖のないブランコが残った。
その童話は主人公の街に伝わっているけれど、内容が半分になっていた。
敵国の爆撃で子どもたちが殺されたことに怒ったブランコが「私の鎖を溶かして爆弾に使って」と志願するという話に・・・。

本が手許にないので不正確な紹介です。
この<ブランコの童話>は、どこかにモデルか実際の童話があるのでしょうか?

天童荒太評
天童荒太
戦略爆撃1  戦略爆撃2

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3 コメント

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天童さん・・・ (Baaya's)
2006-03-18 20:20:06
「永遠の仔」・・・から、わりと好きな作家の一人です~・・・

「包帯クラブ」は読んでませんけど・・・機会があれば読んでみますね・・・(^^ゞ

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BAAYA's さん (BABA)
2006-03-20 10:07:08
『家族狩り』も読みました。

リンクした浅田彰の講評は、坂本龍一の話がおもしろかったので載せました。

<メメシイ>とか<あまったるい>とか言われてオトコから切り捨てられてきた感性が、ものを言わなければならない時代じゃないかと思っています。

Baaya's さんがおもしろかった本もご紹介ください。
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Unknown (Baaya's)
2006-03-22 20:05:43
「永遠の仔」の最後に、生きてていいんだ・・という台詞で救われた気がした事があったんで、それ以来から好きな作家です。坂本竜一さんとの対談風の{少年とアフリカ」は面白かったですね・・・縁側でいい年したオヤジがボソボソと語り合っている風なのが良かった(笑)

家族狩りは重いテーマでしたね・・・

私は結構乱読でして・・・でも、柳田邦夫さんの本なんかも好きでね・・・

医療関係のは重い感じだけど、人としてのあるべき様を学ぶ気がします。講演も一度聞いたことがあってとても誠実さを感じました。

最近で面白かったのは、「ダヴィンチコード」、「ナスカ砂の王国」「あなたの中のサル」・・・かなぁ・・
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