「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2024年1月4日(木) 初潜り in 竹浦

2024-01-11 08:34:01 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもりのち晴れ

海況:北西の風 凪

気温:5~8℃ 水温:13.4℃

透明度:8~12m

 再び現れたベニカエルアンコウ(グロット)

 KAZUが竹浦のグロットとアゴ島で今年の初潜りをしてきました。

天候にも恵まれ、水温も例年より5~6℃も高く透明度も最高のコンディションだ。

 1本目のグロットでは、昨年暮れにアリエルの小玉さんが見つけたベニカエルアンコウが再び現れて幸先の良いスタートとなったが、クチバシカジカの抱卵どころか1個体も発見できない状態が続いている。また、フサギンポは何個体は確認されているが、抱卵はまだのようだ。

 その他、クジメの抱卵、アイナメの抱卵、ダンゴウオ複数、季節来遊魚たちも多く観察された。

 アイナメの抱卵

 ダンゴウオ

 シマウミスズメ


2023年12月24日(日)竹浦の海で潜り納め

2023-12-26 09:39:46 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ 

海況:西よりの風 弱く 凪

気温:4~5℃ 水温:14℃前後

透明度:7~8m

 クジメの抱卵

 江ノ島の漁業支援活動も19日で無事終了し、今年の潜り納めを竹浦で行ってきました。

 沿岸部の水温は、14℃台まで下がった来たが、季節来遊魚たちがまだ多く生存している。

 一方、クチバシカジカやダンゴウオ、フサギンポなど地元の生き物たちの姿が少なくなってきているのが気になる。

 ダンゴウオ(アゴ島)

 ダンゴウオは2個体のみ観察できたがクチバシカジカの発見には至らなかった。また、クジメやアイナメの抱卵が多く観察されているが、約1ヵ月ほど遅くなっている。

 ハコフグの幼魚

 ウミスズメの幼魚

 その他、スズメダイの仲間、オトヒメエビ、キンギョハナダイ、ゴンべの仲間など季節来遊魚たちが多い。

 


2023年12月10日(日)カエルアンコウ現れる竹浦&お知らせ

2023-12-12 11:00:53 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 凪

気温:16℃ 水温:17℃

透明度:6~7m

 ベニカエルアンコウ (グロット)

 水温がまだまだ下がらない女川湾。KAZUがハイブリッジさんとアリエルさんに便乗して、竹浦のグロットとアゴ島で生物探索をしてきました。

 グロットでは、アリエルの小玉さんが体長6cmのベニカエルアンコウを発見した。カエルアンコウは、3年前の1月に発見されてから2度目となる。また、他の季節来遊魚たちも元気で女川湾で生息している。

一方、クチバシカジカやダンゴウオなどは水温が高いためか、なかなか姿を現せない。

 アイナメの抱卵

 ダンゴウオ

 コロダイの幼魚

 女川町江ノ島からの日の出(6:42分頃)

 江ノ島海域の水温も18~19℃で推移し、各漁業などに悪影響が出てきている。

 JF女川町支所 江ノ島支部の漁業支援活動もあと2~3日で終了する予定だが、悪天候が多く潜水活動に支障を出ている。

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  お知らせ

 今月17日(日)に予定していた「第22回東北電力図画コンクール表彰式」の会場が変更になりましたのでお知らせします。

 新会場:石巻グランドホテル 石巻市千石町2-10 午後1時から

 

 

 

 


2023年10月24日(火)ハリダシエビスとイセエビのプエルルス確認 in 指ヶ浜

2023-10-27 12:57:04 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北よりの風 ベタ凪

気温:19℃ 水温:20℃

透明度:2~3m

 ハリダシエビス 

 アリエルの小玉さんとKAZUが女川町指ヶ浜で生物探索をしてきました。

 秋なのに透明度の回復が遅れて2~3m前後、季節来遊魚がまだまだ多く観かけらるがクチバシカジカやダンゴウオの姿が確認できない。

 本日の新発見は、南の深海魚ハリダシエビスとイセエビの幼体(プエルルス)だ。

 イセエビの幼体(プエルルス)

 イセエビの幼体とサラサエビ

 その他、ハコフグの幼魚、シラコダイ、ソラスズメダイなどなど・・・

 ハコフグの幼魚

 シラコダイ


2023年10月7日(土)季節来遊魚たちがいっぱいの女川湾

2023-10-08 09:35:11 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風  やや強く 風波あり

気温:18~20℃ 水温:22℃前後

透明度:4~5m

 オトヒメエビ

 今日は、アリエルさんチームと竹浦でアゴ島とグロットで潜ってきました。

 前日まで北西の風が強く、暴風警報が発令されていたが、海上ではまだまだ風が強い状態が続いている。透明度も先週よりやや回復したが比較的悪い。

 この時期は、季節来遊魚たちが例年になく多く観察されている。スズメダイの仲間、ムレハタタテダイ、チョウチョウウオの仲間、オトヒメエビなども多く観察できた。

 コクテンカタギの幼魚

 トゲチョウチョウウオ

 コガネスズメダイ

 ムレハタタテダイ

 アカハチハゼ

 また、マダコの抱卵やクロアナゴ、ダンゴウオ、フサギンポなども観察できた。

 マダコの抱卵