「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年6月21日(土) テレビの取材で雄勝湾へ

2014-06-21 18:31:55 | 宮城の海

天気:くもり

海況:東よりの風 沖合い:うねりあり  湾内:ベタ凪

水温:水面付近 13.5℃  水底 9.5℃

透明度:水面付近 2~3m  中層域 10m前後  水底 1~2m

 今日は、テレビの取材で三陸ボランティアダイバーズの活動を、(有)レックさんと一緒に石巻の雄勝湾で水中撮影してきました。参加したダイバーは、約12名、4班に分かれての湾内や沖合の海域でガレキの調査や陸揚げなど行ってきました。

 水中撮影は、三陸ボランティアダイバーズの代表「クマさん」を中心に撮影。1本目と2本目は、沖合の水深28mにある邪魔になるロープの切断や障害物の撤去作業。

 潜降していくと中層域の透明度は10m近くあるが、水底では1m前後と非常に悪い。

 水深20m付近の「クマさん」チーム

 水深26m付近にあった障害物を切断し引揚げる「クマさん」

 3本目は、穏やかな湾内の調査。この海域もガレキが多く残っているが、8月には撤去する予定。

  今日参加して頂いた皆さん、ご協力ありがとうございました。そして、大変お疲れ様でした。


2013年12月8日(日) テレビ取材(南三陸町)&女川町竹浦

2013-12-08 16:20:41 | 宮城の海

天気:晴れ

海況:南西の風 弱く  ベタ凪

気温:4~5℃  水温:12℃

透明度:8~10m

                  宮城県南三陸町伊里前湾

 今日は、最高のコンディションの中、南三陸町は伊里前の沖合でカキ養殖施設などの水中撮影をしてきました。

 また、KAZUチームは、女川町竹浦でのファンダイビングをしてきました。写真等は、明日アップします。

 これから、maresテクニカルセミナーの開催の為、福岡に出張します。週末に戻ります。


2013年11月23日(土) テレビの取材で奥松島沖へ!!

2013-11-23 22:01:22 | 宮城の海

天気:晴れ

海況:北西の風 弱く  ベタ凪

気温:13℃  水温:13~14℃

透明度:2~3m

 今日は、絶好のコンディションの中、奥松島は宮戸の月浜沖合にあるノリの養殖の水中撮影をしてきました。水温も下がってノリ養殖も最盛期を迎え、長いものでは30cm以上に生長していた。ノリ網を下から撮影していると隙間から差込む太陽光が実に素晴らしく感動ものだ。放送は来年3月上旬の予定です。

 お知らせ

明日(24日)から一週間、maresのテクニカルセミナー開催の為、沖縄に出張します。

また、12月1日(日)は、第12回東北電力図画コンクールの表彰式で「おながわ海中漫歩」の映像を観ながらのトークショウを開催しますので、残念ですがしばらく女川でのダイビングはできません。

 

 

 


2013年8月5日(月) 仙台湾の竜宮城(七ヶ浜沖 大根岩礁)

2013-08-05 20:29:18 | 宮城の海

天気:くもり

海況:南東の風弱く ベタ凪

気温:24℃  水温:19.6℃

透明度:10~12m

 宮城県七ヶ浜町沖合い約7kmにある大根岩礁は、西暦869年の貞観大地震で沈んだとされる約2.5km四方の岩礁帯で東西に大根明神が祀られていた祠がある場所だ。今から15年前の1999年から県内の某大学の先生の研究・調査のお手伝いで現在まで200ダイブを超える調査をしてきた。仙台湾にある大根岩礁は、透明度が悪かったり、波があったりで潜れない日が多く、潜っても透明度が1~2mと悪いことが多い。しかし、今日は、海も安定し透明度も10m以上見通せる。

 大根岩礁は、トップで水深6m前後で大きなオーバーハングが多い岩礁帯からなる。潮の流れもあることから色鮮やかなソフトコーラルも生息し、また、ワカメやアラメなどの大型の海藻も多く生育している。  今日は、クロダイやイシダイの群れから、体長1mを超えるヒラメが2匹なども観察でき、まさにタイやヒラメが舞い踊る「仙台湾の竜宮城」だ。

 クロダイ(体長40cm)   イシダイ(体長30cm)  

 体長1mを超えるヒラメ   ソフトコーラルも群生

 ガーベラミノウミウシ    イソギンポの抱卵

 その他、体長60~80cmのヒラマサの群れと何度か遭遇したが、残念ながら写真は撮れなかった。


2013年7月7日(日) 石巻市狐崎(定置網~湾内)

2013-07-07 15:49:27 | 宮城の海

天気:くもり

海況:南の風弱く 多少うねりあり

気温:27℃  水温:水面 16.5℃  水底 14.5℃  湾内:22.1℃

透明度:2~3m

 今日は、石巻のDSハイブリッジのスタッフと共に狐崎の沖合いにある定置網へのダイビング。先月まで小さなクロマグロやシーラ、そしてヒラマサなど黒潮に乗ってやってくる南の魚が入っていた網だ。

 早速、網の中へ。曇っているのと透明度が2~3mと比較的悪い為、網の中は薄暗い。時折、マアジの群れが確認できるが、水中ライトに驚いてすぐに逃げてしまう。

   黒潮に乗ってやってきたアカクラゲ

 夏から晩秋にかけて観察されるマトウダイ

 2本目は、湾内の藻場へ。水温が22℃もありドライスーツでは暖かく感じる。水深5m位の湾内には、アラメやワカメ、アカモクなどの大型の海藻が群落を作り、稚魚や幼魚の棲家となっている。

メバルの幼魚、タナゴの幼魚などと共にキヌバリが多く生息している。キヌバリは、横縞の本数で太平洋型と日本海型とに区別されるが、牡鹿半島では、その中間種とも言える6.5本型が多く生息する。

 左から7本の日本海型・中央6.5本型・右側が6本の太平洋型?