「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年2月28日(金) 器材テストと新ビーチポイントの調査

2014-03-01 08:03:50 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:南よりの風 弱く  凪

気温:10℃  水温:7.8℃

透明度:5m

(震災で一時は衰退したアマモ場だが、きれいな砂地も戻ってアマモ場が再生していた)

 今月は、記録的な積雪や海況不良が続き、なかなか海に行くことができませんでした。今日は、器材のテストを兼ねて、新ビーチポイント調査の為、女川町指ヶ浜に潜って来ました。

  繁殖期を迎え、メスを抱えるトゲクリガニのオス(大きさ 15cm)

 トゲクリガニ(クリガ二科)は、毛ガニと同じ仲間で、この時期になる沿岸近くの浅場でよく観察される。甲羅が栗の形をしていることから名付けられたが、地元では「スグモガ二」と呼ぶ漁師さんが多い。名前の由来は、どうやら「ツクモ(付く藻)」がなまって「スグモ」になったようだ。「スグモガ二」は、外敵のミズダコなどから身を守る為、アカモクなどの海藻の上に登っていることが多く、漁師さんもその姿から名付けたようだ。

その他、カミクラゲ、ヒガンフグ、ヒメイカ、アミメハギ、ウミウシ類など観察できたが、水温が上がってくると、様々な生きものたちがこの藻場に集まってくる。

 カミクラゲ(傘径 2~5cm)が多い

 ヒガンフグ(体長 15cm)