「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年5月11日(日) 最悪の透明度だが、しかし・・・・・・・!!

2014-05-11 23:34:26 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南東の風  ベタ凪

気温:18℃  水温: 水面付近 6.4~7.2℃   水深 20m付近 5.4℃

透明度:1m前後   水深 16m以深 5~7m

 今日は天気や海も絶好のコンディションだったが、透明度は1m前後と今季最悪だった。しかし、マクロ系の生物を探索するには、逆に集中できるかも・・・・・・

 今日の大発見は、水面を漂うように泳ぐオオクチイシナギの稚魚だ。

   水面を泳ぐオオクチイシナギの稚魚(体長 2cm)

 オオクチイシナギの成魚は、水深400~600mの深場に生息し、体長が2mにもなる大型魚だ。幼魚期は、水深の浅い砂地などに生息し、女川湾でも夏から秋にかけて見かけることがある。

 2009年10月に女川湾で撮影した幼魚(体長 約12cm)

 昨年も同時期に水面近くで1個体発見したが、すぐ見失ってしまった。この魚の稚魚期は、水面近くで浮遊生活することがわかってきた。

 その他、今日のアゴ島で観察できた生きものは、フサギンポやシロホクヨウウミウシと久々にオコゼカジカの幼魚なども観察できた。

 体長4cm位のオコゼカジカ (水深20m付近)

 シロホクヨウウミウシ(青バージョン)

 フサギンポ

 ジュズヒゲアナエビ(大きさ 5cm)

  NO4 ダンゴウオの抱卵