「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年6月15日(日) 可愛い クチバシカジカの幼魚が いっぱいの竹浦!! 

2014-06-15 20:19:43 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南の風 弱く  多少うねりあり

気温:24℃  水温: 水面 13.0℃  水底 10.0℃

透明度:5~6m

 今日は、仙台のアリエルチームと竹浦で2ダイブしてきました。1本目は、弁天島へダンゴウオの抱卵を確認したが、№10の抱卵がすでにハッチアウトが完了していた。また、近くの№9は、まだ卵が残っているがあと一週間程でハッチアウトするようだ。

 №9の抱卵(いつもは卵を隠しているが、今日は多少見せてくれた)

 フタスジカジカの抱卵(ハッチアウトが近い為、卵の中の稚魚が活発に動いていた)

 フタスジカジカの抱卵は、オスが守るが一夫多妻の為この卵は、3番目のメスの子供たち。4番目もあるかも?

 その他、弁天島の深場では、クロアナゴやババガレイ(地方名:ナメタ)などとウミイチゴやウミエラなども確認できた。

 クロアナゴ   お腹の大きなババガレイ

 ウミイチゴ   ウミエラ

 2本目は、アゴ島へ。

 今、限定の可愛いクチバシカジカの幼魚を探した結果、新たに2個体を確認できた。また、昨年生まれた若魚も岩の隙間で発見し、今日はクチバシカジカ三昧のアゴ島だった。

今日観察したクチバシカジカの幼魚(体長:1.5cm)は、体長2cm位になるまで、この場所で生活する。 

 №1   №2

 №3   №4

  岩の割れ目にいたクチバシカジカの若魚(体長:約3cm)

 その他、ダンゴウオの抱卵(№4と№7)とダンゴウオの稚魚(多数)やミズダコ・フサギンポ・シロホクヨウウミウシなど観察できた。