「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2015年1月11日(日) 今日の竹浦  (写真追加)

2015-01-12 20:43:59 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風 強く 多少風波あり  (強風注意報 発令中)

気温:3℃  水温:水面 7.5℃  水中 8.0~8.5℃

透明度:7~8m

            弁天島は、季節風の影響が少ない

 今日は、アリエルチームとハイブリッジチームと合同で竹浦グロットと弁天島に潜ってきました。昨日より幾分風が弱まってきたが、まだまだ強い季節風が吹き荒れている。

 竹浦グロットのクチバシカジカの抱卵3カ所は、順調のようだがNo3の親はすぐに逃げ出す。また、No2の卵塊は、2匹のメスの卵を守っているようだ。一夫一婦制のクチバシカジカだが2002年頃にも石浜で一度観察したことがあるが非常に珍しいことだ。

 親の陰にも多少色の違う卵塊がある

 No3のクチバシカジカの抱卵

  若いクチバシカジカも・・・

 体長50cm位の大きなタケノコメバル

タケノコメバルは、アイナメやリュウグウハゼなどを丸呑みする為、クチバシカジカの最大の天敵だ。(過去にタケノコメバルのお腹からクチバシカジカの成魚が発見された例もある)

 また、ダンゴウオは5個体以上観察できた。

           竹浦グロットで初観察の赤ダンゴウオ(オス)

    

大きなダンゴウオとピンクのダンゴウオは定位置で観察。

 2本目の弁天島では、ミズダコ・クチバシカジカ・アイナメの抱卵・フサギンポの抱卵・ダンゴウオ・各ウミウシ類など観察できました。

 トラパニア・トッドイは3個体

 浮遊して移動するアカエラミノウミウシの仲間

 弁天島のクチバシカジカ(抱卵中かも)