天気:小雨
海況:北東の風 凪
気温:20℃ 水温:20.5℃
透明度:7~8m
女川湾で初観察のウミテングの幼魚(体長 2.5cm)
今日は、アリエルの小玉さんが発見したウミテングの幼魚を撮影するため、急遽竹浦のアゴ島で2ダイブしてきました。
エントリーして発見した場所へ直行、そして探すこと約5分、小さな小さな可愛い幼魚がチョコチョコと歩いていた。ウミテングは伊豆以南などで見かけるが、ここ女川湾で観察できるとは想像もしなかった。
今の女川湾には、多くの季節来遊魚たちが観察されるが、流れ藻や表層域で浮遊生活するスズメダイの仲間やハコフグの仲間などは毎年のようにやってくる。しかし、底生活するウミテングがいるということは、稚魚期に浮遊生活し流されて来たものと思われる。
胸ビレを扇子のように広げ、腹ビレが変化した長い脚2本で器用に歩いている。背ビレや尾ビレは透明で長い吻が特徴のウミテングはまさに南の天狗様だ。ちなみに北の天狗様はイソバテングだ。
一般的に女川湾の季節来遊魚たちは、水温が13℃を下回る11月下旬までは生きられるが、年を越すことはほとんどできない。また、台風などのシケが来ると観察できなることが多いので、早めに観察してほしい。
その他の季節来遊魚は、ソラスズメダイ、スズメダイ、ノコギリヨウジなど観察できた。
天然のマボヤ群(パノラマ撮影)