「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

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2018年3月17日(土) 今季最低の透明度だが・・・!!

2018-03-17 18:37:41 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風 凪

気温:2~5℃  水温:7.9~8.3℃

透明度:1~2m

 ヒメフタスジカジカのペアリング(上がメス、下がオス)

 最初に産んだ卵は あと2~3日でハッチアウトが始まるかも!!

 今日は、ハイブリッジさんとアリエルさんと合同で竹浦のグロットとアゴ島で潜ってきました。2~3日前の暖かさはどこへ行ったのか、今日は真冬に並みの寒さとなった。また、透明度も悪く海の中は暗い状態での生物探索となった。

 1本目のグロットでは、ヒメフタスジカジカのペアが巣穴に入って産卵準備をしていた。オスは鮮やかな婚姻色となり体を小刻みに震わせてメスに産卵を促すが、なかなか産卵しない。このメスは、3番目のメスで最初に産んだ卵は、眼がハッキリと見えるまで成長している。また、クチバシカジカの抱卵も半分以上ハッチアウトが終わり、あと、5日前後で完了するでしょう。

 クチバシカジカの抱卵(グロット)

 一方、アゴ島で観察中のクチバシカジカの抱卵だが、育児放棄したのか親が不在で卵塊が巻貝などに襲われていた。しかし、半分以上の卵は無事ハッチアウトし巣立ったようにも思える。

 巻貝に襲われているクチバシカジカの卵塊(アゴ島)

また、繁殖期を迎えたダンゴウオだが、巣穴を確保したオスはいるのだが、抱卵まで至ってない。これから多くの抱卵が観察できるようになるでしょう。

その他、ダンゴウオ各色、オコゼカジカ、メンコガニなど観察できた。

 赤いダンゴウオが多い

   

 オコゼカジカ

 

 



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