「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年6月1日(日) クチバシカジカの幼魚  今季初観察!!

2014-06-01 18:43:49 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南西の風弱く ベタ凪

気温:27℃  水温:水面 12.0℃  水底 8.8~9.5℃

透明度:6~8m

 

クチバシカジカの幼魚(№2)

 昨日に引き続き今日もベストコンディションの中、竹浦で2ダイブしてきました。内陸では、30℃を超える真夏日の日々が続いているが、海の上では、比較的涼しい。

 1本目は、アゴ島へ。クチバシカジカのリクエストに応えて探索した結果、今季初のクチバシカジカの幼魚(2個体)が観察できました。体長は1.2~1.5cmの個体で、今年の春に生まれた幼魚だ。この幼魚たち、約1ヵ月以上この場所で成長する。

 クチバシカジカの幼魚(№1)    (№2)

 2本目は、弁天島へ。抱卵中のダンゴウオの卵をスーパーマクロで撮影した。№10の卵は、稚魚の眼がハッキリと確認できるまで成長し、時々、卵の中で稚魚が寝返りする様子も確認できた。しかし、№9の抱卵は、親がガードして卵の様子が確認できなかった。

 

 №10のダンゴウオの抱卵

 その他、クチバシカジカの成魚(1個体)・フサギンポ(3個体)・メンコガニ・シロホクヨウウミウシ・ミズダコ・ダンゴウオの稚魚(多数)とミミイカの卵を観察できた。

 「天使の輪」を持つダンゴウオの稚魚(多数)

 弁天島のクチバシカジカの成魚

 足を広げると2mはあるミズダコ

 フサギンポは定位置に3個体や幼魚なども観察

 メンコガニ(甲長 5cm)

 シロホクヨウウミウシ(青)

 産卵から1週間程度と思われるミミイカの卵塊

【お知らせ】

 6月の竹浦の海は、ダンゴウオの稚魚・クチバシカジカの幼魚・そして抱卵中のダンゴウオのハッチアウトなど、この時期しか体験できないダイビングを是非楽しんでください。

今月中は、平日でも2名様より竹浦の海をご案内いたします。