(La Goulue arrivant au Moulin Rouge) from Wikipedia,,,
「・・・!」
「え? 違いますぞ。この女性は岸田今日子さんとは違うでしょう!」
「・・・?」
「そう、ロートレックの描いた代表作、キャバレーに出入りする女性だから、ショー・ダンサーか、あるいは呑屋に出入りして客を物色している娼婦でしょうが・・・」
「・・・!?!」
「あ、また早とちり。違ってましたか?・・・」
艶やかなブルーの衣装を纏った女性、いたるところに白色を駆使されているのが、いかにもロートレック絵画の表現法か。
この絵の女性は、かの有名な「フレンチ・カンカン」を創作したダンサー:「La Goulue」がムーランルージュに到着した様子を描いたものだとされる。今はシカゴ博物館に所蔵される、ロートレックを代表する名画なのだ。したがってこの女性、並みの踊り子でもないし恐れ多くも巷の娼婦殿ではない。しかし、彼女の表情、いかにも東洋系ではなかろうか、、、。
伯爵家出身のロートレック。生まれながらにして身体障害者であったのこと。19世紀当時の身体障害者は(程度によりけりであろうが)カタワ者として、我々現代人の想像以上に蔑まれていたに違いなく、たぶん、ロートレック自身も劣等感にさいなまれたはず。夜の巷に生息する「夜の女」たちを描き続けたのは、自己否定し且つ卑下しつつも、「夜の世界」や「踊り子」はたまた「夜の女」を描き続けたのは、強烈な自己主張の表現なのか。そんなロートレックの心の内に、彼独自の美意識と価値観が、毅然として存在していたに違いない。
そんな視点から、「この絵」とロートレックの「生き様」を紡いでいけば、その先に見えてくるものは「粋の世界・ダンディズムの世界」なのか。
そう!
まずは時代を、100年前に遡ってみる。そして、自分の見て知っている現代「パリの夜世界」と、当時のロートレックの感じた「夜の世界」をブレンドし、もってカクテルを作った。情景・風情・人情・音とざわめきと光を想像し、ブレンドして出来上がったものは、そこはかとなく薫り高い「19世紀の夜の文化」へのいざないであった。
これ、日本風に於きかれば、高級料亭における芸者遊びに類似し結びつくか。はたまた御茶屋遊びなのか。我輩の気風として、どうも四畳半にて男女しっぽり膝を付き合わせた「遊びの世界」には無粋にて未だ通じず、したがって永井荷風的世界も暗夜航路の時任謙作的遊びの放蕩甘美な領域は、解らない。そして今尚、理解不行き届きにて、現在に至る。いかにも和風な洒落と粋の世界は立ち寄りがたく、クラブやキャバレー遊びに傾倒していた旧き良き時代、若かりし頃の放蕩三昧を思い出す。
しかし、時は今、21世紀。夜の盛り場で気炎を吐きつつ歎美の世界に没頭するは、もはや時代遅れの戯言になってしまったか、、、。
あ~ またしてもショーンコネリー卿の奥様ミシェル夫人の絵画の蘊蓄から脱線してしまい、今日もまた暴走を続ける。
*人気ブログランキング参加中!人気blogランキングへ(まずは脱線をお許しいただき、且つ、夜の世界に興味のない方もある方も、左記のバーをクリック願います!)
絵画の話に戻るけれど、しかしどう見たって、この狐顔の女性は東洋系の顔に見える。あらためて見てみると、なぜか往年の名女優「岸田今日子」お姉さまに見えてきて仕方がない。いや、岸田今日子姉御の方がよほど美人に見えてくる。失礼。我がテーマはけっして女性を語るものではなく、あくまでも「男の粋」を語ろうとしているのであるから、これは失礼・・・
芸名 岸田今日子
フリガナ キシダキョウコ
出身地 東京
血液型 A
身長 156cm
体重 48kg
ジャンル 女優
デビュー年 1950年
デビュー作品 キティ颱風
代表作品 ・砂の女(映画)(1964)
という訳で、大女優・岸田今日子さんの若かりし頃の映画を引っ張ってきたが、我輩一度もこの映画を観ていない。(右隣の美人?往年の若尾文子さんかい?)
女優岸田今日子さまは、むしろ一歳取られた近年の作品の方に、そこはかとない女性の可愛さと魅力を感じているのだ。
加えて 「あまぞんcom」を参照すれば、何と何と岸田今日子さん関わるBOOKs、たくさんあるではないか。執筆をなさるとは知らなかったけれど、映画女優としての彼女の芸術世界を、文章活字で追いかけるのも趣がある。
てなことで、なんだか面白そうだから、是非一度、拝読したいものである。
話をロートレックに戻す。
ロートレックを紹介する書籍は沢山ある、、、。
これも是非一度、ロートレックを紹介する書籍に目を通したくなった・・・
*人気ブログランキング参加中!人気blogランキングへ
「・・・!」
「え? 違いますぞ。この女性は岸田今日子さんとは違うでしょう!」
「・・・?」
「そう、ロートレックの描いた代表作、キャバレーに出入りする女性だから、ショー・ダンサーか、あるいは呑屋に出入りして客を物色している娼婦でしょうが・・・」
「・・・!?!」
「あ、また早とちり。違ってましたか?・・・」
艶やかなブルーの衣装を纏った女性、いたるところに白色を駆使されているのが、いかにもロートレック絵画の表現法か。
この絵の女性は、かの有名な「フレンチ・カンカン」を創作したダンサー:「La Goulue」がムーランルージュに到着した様子を描いたものだとされる。今はシカゴ博物館に所蔵される、ロートレックを代表する名画なのだ。したがってこの女性、並みの踊り子でもないし恐れ多くも巷の娼婦殿ではない。しかし、彼女の表情、いかにも東洋系ではなかろうか、、、。
伯爵家出身のロートレック。生まれながらにして身体障害者であったのこと。19世紀当時の身体障害者は(程度によりけりであろうが)カタワ者として、我々現代人の想像以上に蔑まれていたに違いなく、たぶん、ロートレック自身も劣等感にさいなまれたはず。夜の巷に生息する「夜の女」たちを描き続けたのは、自己否定し且つ卑下しつつも、「夜の世界」や「踊り子」はたまた「夜の女」を描き続けたのは、強烈な自己主張の表現なのか。そんなロートレックの心の内に、彼独自の美意識と価値観が、毅然として存在していたに違いない。
そんな視点から、「この絵」とロートレックの「生き様」を紡いでいけば、その先に見えてくるものは「粋の世界・ダンディズムの世界」なのか。
そう!
まずは時代を、100年前に遡ってみる。そして、自分の見て知っている現代「パリの夜世界」と、当時のロートレックの感じた「夜の世界」をブレンドし、もってカクテルを作った。情景・風情・人情・音とざわめきと光を想像し、ブレンドして出来上がったものは、そこはかとなく薫り高い「19世紀の夜の文化」へのいざないであった。
これ、日本風に於きかれば、高級料亭における芸者遊びに類似し結びつくか。はたまた御茶屋遊びなのか。我輩の気風として、どうも四畳半にて男女しっぽり膝を付き合わせた「遊びの世界」には無粋にて未だ通じず、したがって永井荷風的世界も暗夜航路の時任謙作的遊びの放蕩甘美な領域は、解らない。そして今尚、理解不行き届きにて、現在に至る。いかにも和風な洒落と粋の世界は立ち寄りがたく、クラブやキャバレー遊びに傾倒していた旧き良き時代、若かりし頃の放蕩三昧を思い出す。
しかし、時は今、21世紀。夜の盛り場で気炎を吐きつつ歎美の世界に没頭するは、もはや時代遅れの戯言になってしまったか、、、。
あ~ またしてもショーンコネリー卿の奥様ミシェル夫人の絵画の蘊蓄から脱線してしまい、今日もまた暴走を続ける。
*人気ブログランキング参加中!人気blogランキングへ(まずは脱線をお許しいただき、且つ、夜の世界に興味のない方もある方も、左記のバーをクリック願います!)
絵画の話に戻るけれど、しかしどう見たって、この狐顔の女性は東洋系の顔に見える。あらためて見てみると、なぜか往年の名女優「岸田今日子」お姉さまに見えてきて仕方がない。いや、岸田今日子姉御の方がよほど美人に見えてくる。失礼。我がテーマはけっして女性を語るものではなく、あくまでも「男の粋」を語ろうとしているのであるから、これは失礼・・・
卍徳間ジャパンコミュニケーションズこのアイテムの詳細を見る |
芸名 岸田今日子
フリガナ キシダキョウコ
出身地 東京
血液型 A
身長 156cm
体重 48kg
ジャンル 女優
デビュー年 1950年
デビュー作品 キティ颱風
代表作品 ・砂の女(映画)(1964)
という訳で、大女優・岸田今日子さんの若かりし頃の映画を引っ張ってきたが、我輩一度もこの映画を観ていない。(右隣の美人?往年の若尾文子さんかい?)
女優岸田今日子さまは、むしろ一歳取られた近年の作品の方に、そこはかとない女性の可愛さと魅力を感じているのだ。
加えて 「あまぞんcom」を参照すれば、何と何と岸田今日子さん関わるBOOKs、たくさんあるではないか。執筆をなさるとは知らなかったけれど、映画女優としての彼女の芸術世界を、文章活字で追いかけるのも趣がある。
てなことで、なんだか面白そうだから、是非一度、拝読したいものである。
大人にしてあげた小さなお話大和書房このアイテムの詳細を見る |
話をロートレックに戻す。
ロートレックを紹介する書籍は沢山ある、、、。
これも是非一度、ロートレックを紹介する書籍に目を通したくなった・・・
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックPARCO出版このアイテムの詳細を見る |
*人気ブログランキング参加中!人気blogランキングへ