Belleの着物生活

いつもはジーンズ、時々きもの。
Belle(ベル)きものサロンの着付師が
日常をお伝えします。

黒留袖を着てみました

2016-01-19 | 着つけスクール
基礎コースのNさん、この日は留袖に挑戦しました。
自分で着る着物の中で最も難易度が高いとされる、留袖。一番の難しさは比翼がついていることです。
昔は白い着物(下かさねというそうです)と黒の留袖を、二枚重ねて着ていました。重くて着にくかったことでしょう。そのため、見える所だけ下かさねを着ているように仕立てた、比翼仕立てというものに変わったということです。
それでも、普通の着物に比べれば重いし、衿の比翼(伊達衿がくっついている感じ)はきれいに行かないし、とても大変な着つけです

さて、生まれて初めて黒留袖を着たというNさん。基礎コースで何度も何度も着物を着る練習をして来た甲斐あって、初めてにしては上出来の仕上がりでした

背の紋も、ばっちり真ん中に決まりました
何より黒留袖がとても似合うNさん。とてもカッコイイ!

Nさんは他の生徒さんより少しだけお姉さん。新しいことを始めるのをためらう方も多い世代だと思います。でも入会して1年近く、本当に真面目に学んでくださっています。
継続は力なりと言いますが、熱意と粘り強さで、Nさんはかなり実力をつけられました。ご自身で着られるのはもちろん、お嬢様にもすでに着つけをされているし、ご主人も着物を着てみたいと期待されているそうです。
ご一家で着物を楽しまれる日も近いことでしょう。

何かを学ぶのに、遅すぎることなどない。思い立った時がその時!
Nさん、これからもいつも明るく元気に着つけを楽しんでほしいなー。テストも頑張りましょうね
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