先日、5月から継続的に行っていたロルフィングの最終セッションが終わりました。
少し、時間がかかったかなとも思うのですが、自分ではそれもよかったなと思っています。
8月の実家への帰省で、引っ越し手伝い中にぎっくり腰になり、この間少し時間を置いたのですが、
これもまた心理的に自分を観る深い時間をもたらしてくれたからです。
その間にやったことは
表現アートセラピーでの「インナーチャイルドセラピー」と「大相撲」のマインドフルネス観点での観察です!
そもそも、私がこの5ヶ月間やったことというのは、
大筋群中心で反射的になっている動きを、本来動きに参画できるはずのインナーマッスルを機能させながら、
自然な骨格が維持できるように身体の使い方を取り戻したということなのだと思います。
その結果、固着した動きからの自由度が高まり、自分が使っていなかった方向への身体の使い方が可能になったということ。
などなど、なんだろうと思います。
しかし、私の最もネックになっていたのは、
「はやる」「いきり立つ」「戦う」「練習を好む」そういう心や身体のあり方です。
何が問題なのかと言うと、これらは全て「今ここ」ではなく、過去に成功した行動パターンに
紐づいているということなのです。
悲しいかな、めっちゃ体育会系の反射的な行動やん。。。
身体の反射は、思考で言えば自動思考ですから、全く知的ではない動作であります。
そして、マインドフルネスでもありません。
そういうことがだんだんと明確になるうちに、
少しづつ自分の身体や行動の観察が細かくなっていったように思います。
インナーチャイルドセラピーは、表現アートセラピーで取り組んだんのですが、
自分の家族の中で起きていた出来事と、それを自分がどう見ていたのか、そこで自分が果たしていた役割などを
溯ってきたことから自分の身体が溜め込んでいる感情に直面しました。
具体的に言うなら、何かと対立の多い家庭の中で、幼い私が苛まれていたのは「恐怖」です。
おそらく今もそれを手放せないのでしょうね。
このことは、交流分析に慣れ親しんでいた自分であっても「ふた」をしていたことです。
結局、自分の親のことは嫌いになりたくないから、あるがままの感情に向き合えなかったのです。
人に何かを委ねにくいことも、自分のことは自分でやるべしという親の強力な躾による影響と
思いますが、身体も委ねにくかったです(汗)
手放せない感、ハンパないっす。。。
脳で言えば、扁桃体は非常に活性しているのだと思います。
だから、瞑想や呼吸法、本格的に自己洞察瞑想療法に行き着いたのだと思います。
それにしても、こんなガチガチな身体でよくもまあ幼い頃から「運動神経のよい子」のポジションを
得てきたもんだなと思うと本当に、自分の身体の潜在能力に感謝します。
もうすこし、今ここでの気づきを大事にし、自分の身体を慈しみ、感情解放をすれば
きっと残りの人生を健やかに過ごせることでしょうね。
ロルフィングは、筋膜に働きかけ、時にこのはがす手技に特徴があるように思われますが、
ロルファーに依存しすぎることなく信頼関係をしっかり作り、さらに自分の身体に責任を持てば、
生き方を学んでいくことになるんだろうなと思います。
私に限って言えば
・外側に引っ張られる身体→特に内転筋の衰え
・反り腰→大腰筋の衰え
は、他者評価を気にするが故に、内的な価値基準が弱った状態だったとも言えるし
・太ももの発達
は、身体の後ろ側を信じられずに踏ん張りすぎた自分の囚われだったと思うのです。
今は、太ももの形が変わってきたように感じます。
・内側に巻き込まれた肩
これも現代社会ではしょうがないのかもしれませんが、腕やローテーターカフの筋肉を独立させることで
本来の動きを取り戻していったり
いやはや、本当にこの身体の変化におつきあいいただいたロルファーの
星野あつこさんには言い尽くせぬ感謝です。
いやはやプロフェッショナルなお仕事で終始サポートしていただきました「神の手」です。
そして、腰痛を起こした時も、いち早くカウンセリングしてくだりケアもしてくださり、本当にありがたかったです。
もともと鍼灸師でもあられ、東西両方の施術に長けていることもあり、
本当に身体のことを良くわかっているなぁと信頼を寄せていましたが、
最後の最後に「相撲」の話で盛り上がれたのは、本当に身体が好きなんだろうなと思わずには
いられません。
ロルフィングのセッションは卒業となりましたが、
四股は最高のエクササイズであるという意見の一致により、呼吸や瞑想と合わせて腰割り(スクワット)を行っています。
これも練習好きのサガか?
でも、1回3分を1日に2~3回、股関節の柔軟性の為に始めたわりに、
マインドフルネス的に身体の反応を確認しながらやると身体の感覚の冴えにもつながっていて
いい感じで続けています。
最近、相撲女子化している私ですが、
こうして身体は予測ができているというか、引き寄せ合っていくというか。
好きなことの1つ1つのつながりが新しい自分を作っているなと思う日々です。
非常に有意義な時間でした。
多分、これが終わりではなくまたはじまりであることも知りつつ。
星野さんありがとうございました!