Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

親の家を片付ける

2014-07-10 22:07:46 | 家族とのかかわり
40年前に引っ越してきた実家を取り壊し、両親は引っ越すことになりました。

両親2人で暮らすには大きい家でもありますし、年相応に衰えても来ているのでよい小さめの家に移る良いタイミングではないかと思っております。
2週間前になりますが、実家に戻り、とりあえず最低でも自分の部屋のものは処分しようということで、捨てて捨てて捨てまくってきました。

カセットテープに、ビデオテープ、あと洋服、本・・・

アルバムはもちろんのこと、通知表、小学校時代の文集などは一応とっておきました。
あと大学時代の卒論関係とか、苦を共にした本は次回の断捨離まで残しました。

それから、高校時代に友達とやりとりしていた手紙。もう100%恋バナで、もう悶絶です。。。



まあ、いろんなものが出てきて、懐かしんでいても仕事ははかどらないのでとにかく捨ててきました。

しかし、自分以外のモノ、特に母の判断を要するものについては、バトルになりやすいのモノ。
しかし、ここ2年ぐらいに断捨離を段階的に行ってきており、母も今回は自分でも本を読んでモノへの執着を断ち切る努力をしたようです。
案外順調だったように思います。

娘と親の頭の中をすり合わせるって大事だと思います。
捨てる、残す、譲るといったその家庭ならではの断捨離基準を設定すると労力はかなり半減するように思います。

それでも、やっぱり母としても思い出の品もあるようで、意外だったのは、私たち娘の為に作った服を捨てようとしないこと。
私が小さい頃は、ほとんど母が作った服を来ていました。
これが捨てられないとは、今思えば、大事に育てられたんだろうなと思えて、柄にもなく涙ぐみそうです。

結局、姉と私の説得により捨てられることになったのですが、一部は残し、手芸品としてリメイクすることを約束して丸く納めました。

そうかと思えば、九谷焼の焼き物なんかは、「いらない」と遠慮なく捨てようとするし、



これは抹茶碗だそうです。
わびさびの世界にこんな華やかなお椀ってありなのか?
現代社会では、ちらし寿司とか海鮮丼とかにぴったりかと思うのですが。



茶碗とおちょこがそろい。
印刷なんてない時代だっただろうから、ひとつひとつ手書きでこれも捨てるのはなんだか惜しいから保存。



よくよく見るとちょっとモダンな感じの絵柄だったので、若夫婦さんに差し上げることに。

祖父の弟が、九谷焼の絵付け師だったこともあり、この手の焼き物が本当にたくさんあるんです。
わりとクラシカルな感じで、金沢ではもう珍重されるものでもないように思うのですが、東京では案外使えるのではないかと思ったら、
案の定!お友達から欲しいというご連絡が入りました。

ということで、めでたし。
いや、まぁわからんもんですわ・・・

こんな本が出ていました。

親の家を片づける―ある日突然、膨大な老親の荷物や家の整理と処分が、あなたの身に降りかかってきたら、どうしますか? (ゆうゆう特別編集)
クリエーター情報なし
主婦の友社


親の家を片づける 実践ハンドブック (ゆうゆうブックス)
クリエーター情報なし
主婦の友社


読んでおけばよかったかなと思いましたが、まあ、もういいや。
でもこれから親の家の処分を控えた皆さんには参考になりそうですよ。

皆さんがバトルすることなく、どうか粛々と作業が進められますように。

今回、私のドツボにはまった不要品は、金沢にある大和という百貨店の粗品の洗面器がいかにもセルロイド的だったこと。



限りなく40年前のものでしょうね、これは結構かわいいなと思っていたら、母に処分されてしまいました。

交わるには歩み寄りは必須です(汗)

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