久しぶりに家族のことを書きます。
昨週末は、父が金沢から出てきておりました。
急なことだったのですが、数年前からは、できるだけ親のわがままには応えるようにしています。
父が脳卒中で倒れてから、10年以上が経ち、後遺症として言語障害が懸念されたものの、今では生活をするにはほぼ支障なく回復をしています。
でも、思ったことがすぐ言えるかというとそうではなく、たまに時間がかかる内容もあり、そんな時は言いたいことを「汲み取る」ことが必要です。
父の話をいつになく傾聴モードでゆっくり聴くと、これまでにない父の一面が味わい深く感じられます。
若いころは、「どうせこういうことが言いたいんだろうな・・・」ぐらいで聴いていたので、父の話を傾聴して初めて知る思いもあり・・・。
父と母は、まったく正反対の性格でありながら、来年は金婚式を迎えることになろうかと思います。
それぞれ、言い分はあり、それぞれが我慢したと思うのですが、身内ではたぶん努力賞の軍配は父に上がると思います。
母は、外的コントロールが強く、支配欲が高く、相手を正そうとする傾向が強いので、本来、天真爛漫な子供系の父は一緒にいて物憂い気持ちになるのです。
母にしてみれば、父が脳卒中の後遺症が残り、体の機能が不自由ならば、献身的になるのだと思うのですが、父は幸いほどほどに元気であり、母は自分と比べて楽天的で多少身勝手な父を50年経った今も受け容れられていないのだと思います。
この日は、そんな父の苦しみだったり悩みを私は聴いたのだと思います。
「父さんは、あと、5年ぐらいだと思う」
そっかなーー、もう少し生きそうな気がするけど、そうなってもおかしくない年やもんなぁ・・・
相続のことやどうしても父が遺しておきたいものへの思いなど、ゆっくり聴きました。
様々なハプニングに見舞われながらも、人生のラストスパートに向けて、しっかり帳尻を合わせてきた父です。
本音や本心は言わないけど、親として父ができることを、今までで一番たくさんしてくれようとしているように思います。
今月も金沢に帰る予定になっています。
母の話もゆっくり聴く必要があろうかと思います。
もっと若いうちにできればよかったのでしょうけど、親孝行はできるうちにしておきます。
電車の中では聴かないようにしています。
たまによろしくお願いします。
↓
昨週末は、父が金沢から出てきておりました。
急なことだったのですが、数年前からは、できるだけ親のわがままには応えるようにしています。
父が脳卒中で倒れてから、10年以上が経ち、後遺症として言語障害が懸念されたものの、今では生活をするにはほぼ支障なく回復をしています。
でも、思ったことがすぐ言えるかというとそうではなく、たまに時間がかかる内容もあり、そんな時は言いたいことを「汲み取る」ことが必要です。
父の話をいつになく傾聴モードでゆっくり聴くと、これまでにない父の一面が味わい深く感じられます。
若いころは、「どうせこういうことが言いたいんだろうな・・・」ぐらいで聴いていたので、父の話を傾聴して初めて知る思いもあり・・・。
父と母は、まったく正反対の性格でありながら、来年は金婚式を迎えることになろうかと思います。
それぞれ、言い分はあり、それぞれが我慢したと思うのですが、身内ではたぶん努力賞の軍配は父に上がると思います。
母は、外的コントロールが強く、支配欲が高く、相手を正そうとする傾向が強いので、本来、天真爛漫な子供系の父は一緒にいて物憂い気持ちになるのです。
母にしてみれば、父が脳卒中の後遺症が残り、体の機能が不自由ならば、献身的になるのだと思うのですが、父は幸いほどほどに元気であり、母は自分と比べて楽天的で多少身勝手な父を50年経った今も受け容れられていないのだと思います。
この日は、そんな父の苦しみだったり悩みを私は聴いたのだと思います。
「父さんは、あと、5年ぐらいだと思う」
そっかなーー、もう少し生きそうな気がするけど、そうなってもおかしくない年やもんなぁ・・・
相続のことやどうしても父が遺しておきたいものへの思いなど、ゆっくり聴きました。
様々なハプニングに見舞われながらも、人生のラストスパートに向けて、しっかり帳尻を合わせてきた父です。
本音や本心は言わないけど、親として父ができることを、今までで一番たくさんしてくれようとしているように思います。
今月も金沢に帰る予定になっています。
母の話もゆっくり聴く必要があろうかと思います。
もっと若いうちにできればよかったのでしょうけど、親孝行はできるうちにしておきます。
電車の中では聴かないようにしています。
たまによろしくお願いします。
↓
お互いに地元を去った者としては、後ろ髪引かれる思いって常にないですか?
年取ってくると、ますます。
私は、情けと行動は切り離して考えられるタイプなんですが、切り離せないこともあります。
血のつながりってやっぱ特別だよなーー、としみじみ感じています。
うちは、電話では父は淡白です。
母は長いです。母も聴いてほしいんだろうな・・・。
なのでしょうが、
はるさんのようによく話を聞いてあげるだけでも
立派な親孝行ですね。
はるさんの文章を読んでて私も父に電話したくなりました。