このドラマのあらすじというか、紹介文にね、
「偏見と偽善に苦しめられたふたり」みたいなのが書いてあって、
ドラマ初盤では、なんのこっちゃ?くらいに思っていたのですが、
ここにきて、なんとなくわかるようなわからないような……。
とにかく
私のサンドゥを返せ!
と叫びたい気持ちでいっぱいです。
サンドゥの笑顔を返してよ~!
やっと見つけた本当の家族を捨てる決心をしたセラ。
サンドゥを手に入れるためなら、すべてを捨てる決意ですね。
立派です。
お母さん、すごく怒ってたけど、しょうがないじゃんね。
そりゃ、血のつながりもなんもない男のために、
血をわけた親、兄弟を捨てるなんて非道な気もするだろうけどさ。
セラが一番欲しいものはサンドゥなんだもん……。
サンドゥも、いっそすごく悪い奴になってウナンと逃げられたらいいのに。
「一緒に死のうよ」と、サンドゥを誘うウナン。
「ここはつらすぎるわ。あそこで暮らそう?
ポリもセラ姉さんも、みんないないところで暮らそうよ」
もう、やけっぱちです。
でもサンドゥは冷静で、「ポリの病気も治すし、お前が幸せになるところも見たいんだ」と
怒って、酔っぱらったウナンをおぶって家まで送ってやります。
だってサンドゥはつらくてつらくて本当に死にたいと思ったことが何度もあるんだもんね。
そのたびに、ウナンとポリのことを考えて踏みとどまってきたんだもん。
そんなこと、ウナンは知らないだろうけど。
死んだりしない、死んだりしないけど、
本当に生きているのかすらあやしいほどショックをうけているであろうサンドゥに、
ミンソク先生やさしいです。
栄養ドリンク差し入れてあげて
「お前が好きになった。
ウナンより、お前が好きだ」だって。
で、一緒にでかけるチムジルバン。
おかしいよね~、このふたりってば。
ミンソク先生は、大事な質問をするために、サンドゥをお風呂に誘ったんです。
「ウナンとポリとどっちを取るんだ?」
サンドゥは、迷わずポリだと言います。
ポリには自分しかいないから……。
「ポリがいなけりゃウナンとやりなおせるよな。そうだよな」と
思わず視聴者もうなづいてしまう禁句を口にするミンソク先生。
だけどサンドゥは、そんなつぶやきは聞こえないふりをして、
「俺がどんなに下劣な人間かわかってないようだな」と、
女性客をナンパしてかき氷をごちそうになっちゃうのでした。
ここははっきり、
ミンソク先生のつぶやきを、サンドゥが無視したんよね。
そんなたられば、言ってもせんないことだものね……。
ウナンはあきらめきれなくて、セラに土下座します。
「サンドゥに、自分の人生を生きさせてあげて。サンドゥを放してあげて」
哀しいよね、哀しいけど、やけっぱちになったサンドゥは
ウナンにひどいことをいうんですよ。
セラと家庭を築こうと言ったのは俺だ、と。
「俺を哀れむのはやめろ。
お前に同情されるのはまっぴらだ」
サンドゥ自虐的になってるし、
ウナンは自分よりミンソク先生といたほうがいいんだって思ってるから
わざと自分を悪く見せようと、ひどいことを言っていると思うのだけど、
このセリフだけは真実を含んでいるんじゃないかしら?
彼が、ウナンに哀れんでほしくないのは本心だと思うの。
ウナンを大事に思うからこそ、彼女を突き放すような態度を取っているけれど、
彼の中には男としてのプライドもあると思うの。
前回の、怒りではなく、憐れみでいっぱいのウナンの瞳。
あの目を見てしまったから、
ツバメ稼業の最中に、あんなにダウナーな気持ちになっちゃったんでしょ。
同じ土下座にしたって、あんな風に頼んでほしくなかったと思う。
「サンドゥを愛してるから、絶対にわたさない」って
怒鳴ってほしかったんじゃーないでしょうか。
サンドゥは、ポリのために愛をあきらめる。
ウナンは、お母さんや弟、ひいてはセラのためにも、愛をあきらめる。
家族を愛する人たちを失望させまいと、
みんなが離れ離れにならなくて済むようにと、愛をあきらめるんです。
お前たちの愛ってそんなものだったのかよ!
そんなんだったら、会わなきゃよかったじゃん!
まわりのことなんかおかまいなしで、
お互いのために平気で死ぬことだってできるのが、
あんたたちの愛だったんじゃないのかよ!
そんなに丸くなっちゃってさ……。
愛なんて、我慢できるとかそんなもんじゃないって
あのガキンチョジファンに教えてやったらいいじゃんよ。
バカヤロー!!
と叫びたくなると、挿入されるポリエピソード。
ううっ、こんな子どもがつらい目にあうなんて、あかんやろ。
どうしたって子どものためには、みんなが我慢せんと……。
初恋?純愛?今にも死にそうな難病の子の前ではそんなん無意味やー!
もう、視聴者の怒りや憤りは、さーっと冷えちゃうのよねぇ。
ウナンも、ポリのためなら我慢できる。
ジファンだって、かわいい姪っ子の坊主頭を見て、悲しくなっちゃって、
セラと一緒になって泣いてしまうの。
子はかすがいって、こういうことだよね……。
しかしその頃、大変な目にあっていたサンドゥ。
マダムの夫から逃げて走ってる最中に、よりにもよって
ミンソク先生の車にはねられちゃったの。
なんか結構な怪我みたいだよ、オイ。
大丈夫なのかしら。
ミンソク先生、邪魔者を自らの手で葬っちゃうことになるのかしら?
いやいやー、ミンソク先生、そんな悪い人じゃないです。
サンドゥのこと、医者としてすごく心配してるの。
そしてウナンの「ミンソク先生と結婚宣言」を聞いて、
にやにやにやにやしちゃうの。
サンドゥはなんか力抜けて、倒れちゃうんだけどねー。
安静にしてなきゃいけないのに、必死でマダムのところへでかけるサンドゥ。
よりによってスカッシュのお相手よ。
そんなサンドゥの様子を見たミンソク先生は、彼を必死で止める。
でもサンドゥは、にっこり笑って出かけていくの……。
先生は、あまりの悲惨さに、セラを呼んでツバメ仕事の現場へ連れて行きます。
「あなたが男をどう壊したか、よく見ろ。
人生の一番輝く20代を30代を、運が悪ければ半生、ああして生きていくんだ」
そーなの……。
最初のうちは、ちょこっとマダムのお相手をして、
女心を満たしてやって、あぶく銭をいただくくらいのイメージだった
サンドゥのツバメ稼業。
ちょっとスマートな詐欺士さん、くらいの軽さで描いてたくせに、
ここにきて真実のドロドロ描写ですよ。
このドラマ、ずるいわ。
こないだだって、マダムはバスローブ着てたり、
以前はサンドゥがシャワー浴びてる最中にマダムが帰んなきゃいけなくなったり、
直接的な絵こそないですが、
やっぱりサンドゥは体だってしっかり売っているのよね。
ツバメなんてかわいい呼び方してますけど、男娼なのさ。
プライドを捨て、好きでもない女と寝て、
ご機嫌を取り、ペットのように連れ歩かれて、その代償にいくばくかの金。
楽しい音楽とコミカルな演技でごまかされてたけど、
男としてはみじめな仕事かな。
いやー、おじさんは嬉々としてがんばってるからよくわかんないけど。
こうなると、第1回のあのシーン。
10年ぶりに心から愛している人に再会したというのに、
彼女のケータイを奪って逃げなくてはならないという、
みじめなサンドゥと、その独白が、このドラマの行く末を
表わしていたように思えてきます。
そして、いつの間にか知りたくもない秘密を背負わされて
しんどくなっちゃうミンソク先生は、
「ポリはお前の子じゃないんだ!」と
サンドゥに教えちゃいます。
なぁ、先生よ……。
そんなこといって、どうなるっていうんだよ。
わー!ラッキー!ってサンドゥがポリを捨てて逃げだすと思うのかい?
あんたは悪い人じゃないけど、いっつも浅はかだよなー。
「偏見と偽善に苦しめられたふたり」みたいなのが書いてあって、
ドラマ初盤では、なんのこっちゃ?くらいに思っていたのですが、
ここにきて、なんとなくわかるようなわからないような……。
とにかく
私のサンドゥを返せ!
と叫びたい気持ちでいっぱいです。
サンドゥの笑顔を返してよ~!
やっと見つけた本当の家族を捨てる決心をしたセラ。
サンドゥを手に入れるためなら、すべてを捨てる決意ですね。
立派です。
お母さん、すごく怒ってたけど、しょうがないじゃんね。
そりゃ、血のつながりもなんもない男のために、
血をわけた親、兄弟を捨てるなんて非道な気もするだろうけどさ。
セラが一番欲しいものはサンドゥなんだもん……。
サンドゥも、いっそすごく悪い奴になってウナンと逃げられたらいいのに。
「一緒に死のうよ」と、サンドゥを誘うウナン。
「ここはつらすぎるわ。あそこで暮らそう?
ポリもセラ姉さんも、みんないないところで暮らそうよ」
もう、やけっぱちです。
でもサンドゥは冷静で、「ポリの病気も治すし、お前が幸せになるところも見たいんだ」と
怒って、酔っぱらったウナンをおぶって家まで送ってやります。
だってサンドゥはつらくてつらくて本当に死にたいと思ったことが何度もあるんだもんね。
そのたびに、ウナンとポリのことを考えて踏みとどまってきたんだもん。
そんなこと、ウナンは知らないだろうけど。
死んだりしない、死んだりしないけど、
本当に生きているのかすらあやしいほどショックをうけているであろうサンドゥに、
ミンソク先生やさしいです。
栄養ドリンク差し入れてあげて
「お前が好きになった。
ウナンより、お前が好きだ」だって。
で、一緒にでかけるチムジルバン。
おかしいよね~、このふたりってば。
ミンソク先生は、大事な質問をするために、サンドゥをお風呂に誘ったんです。
「ウナンとポリとどっちを取るんだ?」
サンドゥは、迷わずポリだと言います。
ポリには自分しかいないから……。
「ポリがいなけりゃウナンとやりなおせるよな。そうだよな」と
思わず視聴者もうなづいてしまう禁句を口にするミンソク先生。
だけどサンドゥは、そんなつぶやきは聞こえないふりをして、
「俺がどんなに下劣な人間かわかってないようだな」と、
女性客をナンパしてかき氷をごちそうになっちゃうのでした。
ここははっきり、
ミンソク先生のつぶやきを、サンドゥが無視したんよね。
そんなたられば、言ってもせんないことだものね……。
ウナンはあきらめきれなくて、セラに土下座します。
「サンドゥに、自分の人生を生きさせてあげて。サンドゥを放してあげて」
哀しいよね、哀しいけど、やけっぱちになったサンドゥは
ウナンにひどいことをいうんですよ。
セラと家庭を築こうと言ったのは俺だ、と。
「俺を哀れむのはやめろ。
お前に同情されるのはまっぴらだ」
サンドゥ自虐的になってるし、
ウナンは自分よりミンソク先生といたほうがいいんだって思ってるから
わざと自分を悪く見せようと、ひどいことを言っていると思うのだけど、
このセリフだけは真実を含んでいるんじゃないかしら?
彼が、ウナンに哀れんでほしくないのは本心だと思うの。
ウナンを大事に思うからこそ、彼女を突き放すような態度を取っているけれど、
彼の中には男としてのプライドもあると思うの。
前回の、怒りではなく、憐れみでいっぱいのウナンの瞳。
あの目を見てしまったから、
ツバメ稼業の最中に、あんなにダウナーな気持ちになっちゃったんでしょ。
同じ土下座にしたって、あんな風に頼んでほしくなかったと思う。
「サンドゥを愛してるから、絶対にわたさない」って
怒鳴ってほしかったんじゃーないでしょうか。
サンドゥは、ポリのために愛をあきらめる。
ウナンは、お母さんや弟、ひいてはセラのためにも、愛をあきらめる。
家族を愛する人たちを失望させまいと、
みんなが離れ離れにならなくて済むようにと、愛をあきらめるんです。
お前たちの愛ってそんなものだったのかよ!
そんなんだったら、会わなきゃよかったじゃん!
まわりのことなんかおかまいなしで、
お互いのために平気で死ぬことだってできるのが、
あんたたちの愛だったんじゃないのかよ!
そんなに丸くなっちゃってさ……。
愛なんて、我慢できるとかそんなもんじゃないって
あのガキンチョジファンに教えてやったらいいじゃんよ。
バカヤロー!!
と叫びたくなると、挿入されるポリエピソード。
ううっ、こんな子どもがつらい目にあうなんて、あかんやろ。
どうしたって子どものためには、みんなが我慢せんと……。
初恋?純愛?今にも死にそうな難病の子の前ではそんなん無意味やー!
もう、視聴者の怒りや憤りは、さーっと冷えちゃうのよねぇ。
ウナンも、ポリのためなら我慢できる。
ジファンだって、かわいい姪っ子の坊主頭を見て、悲しくなっちゃって、
セラと一緒になって泣いてしまうの。
子はかすがいって、こういうことだよね……。
しかしその頃、大変な目にあっていたサンドゥ。
マダムの夫から逃げて走ってる最中に、よりにもよって
ミンソク先生の車にはねられちゃったの。
なんか結構な怪我みたいだよ、オイ。
大丈夫なのかしら。
ミンソク先生、邪魔者を自らの手で葬っちゃうことになるのかしら?
いやいやー、ミンソク先生、そんな悪い人じゃないです。
サンドゥのこと、医者としてすごく心配してるの。
そしてウナンの「ミンソク先生と結婚宣言」を聞いて、
にやにやにやにやしちゃうの。
サンドゥはなんか力抜けて、倒れちゃうんだけどねー。
安静にしてなきゃいけないのに、必死でマダムのところへでかけるサンドゥ。
よりによってスカッシュのお相手よ。
そんなサンドゥの様子を見たミンソク先生は、彼を必死で止める。
でもサンドゥは、にっこり笑って出かけていくの……。
先生は、あまりの悲惨さに、セラを呼んでツバメ仕事の現場へ連れて行きます。
「あなたが男をどう壊したか、よく見ろ。
人生の一番輝く20代を30代を、運が悪ければ半生、ああして生きていくんだ」
そーなの……。
最初のうちは、ちょこっとマダムのお相手をして、
女心を満たしてやって、あぶく銭をいただくくらいのイメージだった
サンドゥのツバメ稼業。
ちょっとスマートな詐欺士さん、くらいの軽さで描いてたくせに、
ここにきて真実のドロドロ描写ですよ。
このドラマ、ずるいわ。
こないだだって、マダムはバスローブ着てたり、
以前はサンドゥがシャワー浴びてる最中にマダムが帰んなきゃいけなくなったり、
直接的な絵こそないですが、
やっぱりサンドゥは体だってしっかり売っているのよね。
ツバメなんてかわいい呼び方してますけど、男娼なのさ。
プライドを捨て、好きでもない女と寝て、
ご機嫌を取り、ペットのように連れ歩かれて、その代償にいくばくかの金。
楽しい音楽とコミカルな演技でごまかされてたけど、
男としてはみじめな仕事かな。
いやー、おじさんは嬉々としてがんばってるからよくわかんないけど。
こうなると、第1回のあのシーン。
10年ぶりに心から愛している人に再会したというのに、
彼女のケータイを奪って逃げなくてはならないという、
みじめなサンドゥと、その独白が、このドラマの行く末を
表わしていたように思えてきます。
そして、いつの間にか知りたくもない秘密を背負わされて
しんどくなっちゃうミンソク先生は、
「ポリはお前の子じゃないんだ!」と
サンドゥに教えちゃいます。
なぁ、先生よ……。
そんなこといって、どうなるっていうんだよ。
わー!ラッキー!ってサンドゥがポリを捨てて逃げだすと思うのかい?
あんたは悪い人じゃないけど、いっつも浅はかだよなー。
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