結局、最後の2話を残してhuluでの放送は終了してしまいました。
いつかまた放送されたら、みなさんご覧になってみてください。
DVD版とは、多少字幕が異なっております。
DVDは、オープニングが短めだった。
あと、予告編が日本語吹き替えで入ってたよ。
↑この記事を書いたのは11月の終わりだったんですねー。
現在はまたhuluで配信中。ぜひ見てみてね。
《あらすじ》
ジニは階段から転げ落ちたせいで、子どもを流産してしまった。
ジョンハンは自分のせいだと思い悩む。
しかしジニは、ジョンハンに思い出の笛と手紙を送った。
ふたりはかつて暮らした粗末な小屋で再び出会う。
「あのこを見送るなら、ここしかないと思って……」
父の笛と母のコムンゴの音色が、悲しく響いた。
ジニは芸一筋に精進し、多くの宴席に呼ばれ、さらなる名声を得る。
ジョンハンは、貧しい人々を支える部署に配属を願い出て、市井の人々を助けている。
彼の目に光が戻り、生き生きと暮らしているのに比べ、
ジニの表情は暗く、疲れもあいまってか、精気がない。
どんな芸でも手放しで喜ぶ貴族の宴会に飽き飽きしているのだ。
プヨンはプヨンで、機会さえ与えられない毎日に嫌気がさしていた。
メヒャンは、そんなプヨンの様子を見て、最後の勝負をとりおこなうと宣言する。
最高の舞を舞ったものが、次期女楽の行首となるのだ。
審査は、目の曇った両班たちではなく、全国の教坊の行首と、才能あるキーセンたちだ。
プヨンは、鶴の舞と鳴鼓舞をあわせた新しい舞を生み出す。
ジニは、鶴の舞を童妓に見せるが、やはり手放しの賛美に困り、
市場で舞を披露することにした。
大勢がジニを一目見ようと押し寄せ、皆ぼうっとした顔で舞を見つめている。
その時、ふとその様子を見に来ていた高名な学者が、こう言った。
「どれほど素晴らしいものかと思えば。こやつは国一番の娼妓というだけのことだ」
芸を売る身としては、聞き流せないその言葉に、ジニは追いかけていって食い下がる。
「一体何が悪いとおっしゃるのでしょうか」
「私が答えずとも、民が答えを出しておる」
ジニは、言われていることが理解できない。
怒りのまま、自室で唇を咬むジニは、はたと気付いた。
そして夜半にかかわらず、粗末な衣服に着替え、仮面をかぶり、
たったひとりでむしろの上で舞を舞う。
市場の人々は怪訝な表情でふと足を止めたが、
みな気のないそぶりで、すぐに立ち去ってしまう。
呆然とする、ジニ。
(つづく)
なるほどね~、先生、いいことおっしゃいますね。
舞自体はそんなに悪くなかった、と先生はあとで弟子に話します。
でも性根が悪いんだって。
性根を叩きなおさんことには話にならんとさ。
いやー、ジニ。
ここまできてこんなことをいうのはなんなんですけどね、
初恋に破れ、再び恋に落ちてジョンハンを愛し、
一度はあきらめたけれども、愛し合って暮らして子どもまで作り、
でもその子を失って、愛する人とも別れ、悲しみの中で芸に打ち込み……つつも、
なんか表情に乏しいよなぁーと思っていたのよ。
もっとこう、笑顔の中に悲しみが沈んでいるような奥深さが欲しいな、と。
正直、女性としての成長、という観点から見ると、
ケットンの方がよっぽど美しいし、変化がある、と思うの。
下働きの下女で、キーセンに憧れながら仕事をしているケットン。
犬の糞と聞こえる自分の名前が大嫌いで、
妓名が付けられるものなら「タンシム」にしたい、と夢見ている。
お母さんは口うるさいけど、仲良しのジニと一緒にいるのが楽しい。
そんな少女だったケットンは、お駄賃につられて恋の橋渡しをすることに。
(同時に、カヤグムを教えてあげるというお駄賃につられて、
ヒョングムのスパイ的な役割もしている)
そしてとうとう、キーセンにしてやるというペンム行首の約束を信じ、
それがジニのためになるのだという彼女の言葉に半ば無理矢理納得し、
ジニを裏切る。
その後、約束通りキーセンになったケットンは、タンシムと名乗り、
ジニには無視されながらも彼女を慕い、ヒョングムの世話係をしながら暮らしている。
タンシムは初めて恋に落ちるが、その相手ピョクゲスは、
ジニに心を奪われ、彼女を身も心もひどく傷つける。
それでも彼を愛する一心で子どもを身ごもるが、相手にもされない。
子どもと共に見捨てられ、愛する男がジニのために狂うのをただ見守るのみ。
ケットン、最初は慣れない顔でした。
きれいと言えばきれいかもしれないけど、どこか作り物っぽくて好きになれなかった。
教育もなく、自分の利益の前にはものごとをよく考えないバカなところがあり、
わかっていてもバカなふりをしているようなずるさもあって、ちょっとヤダな、と思っていました。
ところが、好きで好きで仕方がない男が、ジニに心を奪われてしまっている状況を見て、
ちょっと同情。
ジニを裏切った報いを受けてるんだな、と思ってかわいそうになったの。
キーセンになったら、もう下女だった頃とは、表情がぜんぜん違うよね。
ゲス兄さんに乱暴にされて、悲しくて、やるせなくて、
でも、彼を信じたくて、救ってあげたくて、彼を哀れんで、
とにかく心境的には超フクザツ。
その表情はもっとフクザツで、美しいな、と感じたのよ。
ゲス兄さんが、「そんな色っぽい声を出してもだめだ」みたいに言った時あったじゃない。
あの時の声は、本当に色っぽいなーと思ったもの。
ひるがえってジニは、数々のつらい体験をしてきたわりに、
なんだかいつも我の強そうな気の強そうな顔ばかり。
キーセンは表情を出してはいけない。
いつも笑っていなければいけない、という教育のせいなのかもしれないけど……。
なんか悩んでるときや反抗してる時は半眼。
客の前では生意気そうな表情。
見送りの笑顔もどこかうつろで、
「誰彼かまわず男たちに笑顔を売って暮らすのが楽しいか!」と
ジョンハンに嫉妬されるほどの表情ではなかったと思う。
これは、嫉妬のあまりジョンハンにはそう見えた、ということなのかもしれないけど、
ここでは、実際にそう見えるような表情で過ごしてほしかったな。
監督の演出なのかしら。
そのへんが私はどうにも不満でしてね。
正直、まとめで書こうかと思ってた。
ジニの一生はたいへん面白く、良いドラマだったと思うけど、
職業病を越えて、変化するジニの表情を見たかった、と。
ちょっとモヤッとしながらの視聴だったのですが、そこで先生の一言ですよ。
あいつは天下の名妓と言われる器ではない。
ただの娼婦じゃないか、と。
性根が曲がっとる、と。
あれ?ということはですよ?
ここでジニの性根がきっちり入れ替えられたらですね、
最後の最後で、輝くようなジニの最高の表情が見られるわけですよね?
国一番のキーセンとしての、毅然とした姿が拝めるわけですよね?
もちろんこれまで波瀾万丈で、恋にも芸にも一生懸命で面白かったですけれど、
一朝一夕にペンムやメヒャンのような貫禄がでるわけでもなく、
なんか大物感が薄かったジニ。
仕事に疲れて台所でひとり手酌酒なんて、くたびれきったオヤジか!
それもまだまだ、もがいている最中だったからなのかもしれませんねぇ。
先生のおかげで何かに開眼し、真の名妓となり、世の中から称賛され、
余生は退官したジョンハンと穏やかに暮らす……という将来が見えるような、
最終回を迎えて欲しいと切に願います。
つらかったけれども、タンシムはピョクゲス兄さんに子どもを引き取ってもらい、
優しく心配までしてもらって、心残りはないでしょう。
兄さんも、つきものが落ちたように穏やかな優しい人になってくれて本当によかった。
ジョンハンも生まれ変わったつもりでがんばっていますしね。
あとはしっかり勝負をして、プヨンのつきものを落としてやるだけです。
もう、ざっくりあぐらかいて酒飲んでるプヨンを見て、笑ってしまった。
このドラマの登場人物たちは順繰りにやさぐれてってどうすんだよ?
今度はプヨンかよ?
しょうがないねぇ、まったく。
鳴鼓舞と鶴の舞なんて異質なものを組みあわせて、本当に素晴らしい舞ができたんでしょうか?
なんかちょっと不安ですけど、きっぱり負けてすっきりした方が彼女のためですね。
では次回、堂々の最終回へ!
いつかまた放送されたら、みなさんご覧になってみてください。
DVD版とは、多少字幕が異なっております。
DVDは、オープニングが短めだった。
あと、予告編が日本語吹き替えで入ってたよ。
↑この記事を書いたのは11月の終わりだったんですねー。
現在はまたhuluで配信中。ぜひ見てみてね。
《あらすじ》
ジニは階段から転げ落ちたせいで、子どもを流産してしまった。
ジョンハンは自分のせいだと思い悩む。
しかしジニは、ジョンハンに思い出の笛と手紙を送った。
ふたりはかつて暮らした粗末な小屋で再び出会う。
「あのこを見送るなら、ここしかないと思って……」
父の笛と母のコムンゴの音色が、悲しく響いた。
ジニは芸一筋に精進し、多くの宴席に呼ばれ、さらなる名声を得る。
ジョンハンは、貧しい人々を支える部署に配属を願い出て、市井の人々を助けている。
彼の目に光が戻り、生き生きと暮らしているのに比べ、
ジニの表情は暗く、疲れもあいまってか、精気がない。
どんな芸でも手放しで喜ぶ貴族の宴会に飽き飽きしているのだ。
プヨンはプヨンで、機会さえ与えられない毎日に嫌気がさしていた。
メヒャンは、そんなプヨンの様子を見て、最後の勝負をとりおこなうと宣言する。
最高の舞を舞ったものが、次期女楽の行首となるのだ。
審査は、目の曇った両班たちではなく、全国の教坊の行首と、才能あるキーセンたちだ。
プヨンは、鶴の舞と鳴鼓舞をあわせた新しい舞を生み出す。
ジニは、鶴の舞を童妓に見せるが、やはり手放しの賛美に困り、
市場で舞を披露することにした。
大勢がジニを一目見ようと押し寄せ、皆ぼうっとした顔で舞を見つめている。
その時、ふとその様子を見に来ていた高名な学者が、こう言った。
「どれほど素晴らしいものかと思えば。こやつは国一番の娼妓というだけのことだ」
芸を売る身としては、聞き流せないその言葉に、ジニは追いかけていって食い下がる。
「一体何が悪いとおっしゃるのでしょうか」
「私が答えずとも、民が答えを出しておる」
ジニは、言われていることが理解できない。
怒りのまま、自室で唇を咬むジニは、はたと気付いた。
そして夜半にかかわらず、粗末な衣服に着替え、仮面をかぶり、
たったひとりでむしろの上で舞を舞う。
市場の人々は怪訝な表情でふと足を止めたが、
みな気のないそぶりで、すぐに立ち去ってしまう。
呆然とする、ジニ。
(つづく)
なるほどね~、先生、いいことおっしゃいますね。
舞自体はそんなに悪くなかった、と先生はあとで弟子に話します。
でも性根が悪いんだって。
性根を叩きなおさんことには話にならんとさ。
いやー、ジニ。
ここまできてこんなことをいうのはなんなんですけどね、
初恋に破れ、再び恋に落ちてジョンハンを愛し、
一度はあきらめたけれども、愛し合って暮らして子どもまで作り、
でもその子を失って、愛する人とも別れ、悲しみの中で芸に打ち込み……つつも、
なんか表情に乏しいよなぁーと思っていたのよ。
もっとこう、笑顔の中に悲しみが沈んでいるような奥深さが欲しいな、と。
正直、女性としての成長、という観点から見ると、
ケットンの方がよっぽど美しいし、変化がある、と思うの。
下働きの下女で、キーセンに憧れながら仕事をしているケットン。
犬の糞と聞こえる自分の名前が大嫌いで、
妓名が付けられるものなら「タンシム」にしたい、と夢見ている。
お母さんは口うるさいけど、仲良しのジニと一緒にいるのが楽しい。
そんな少女だったケットンは、お駄賃につられて恋の橋渡しをすることに。
(同時に、カヤグムを教えてあげるというお駄賃につられて、
ヒョングムのスパイ的な役割もしている)
そしてとうとう、キーセンにしてやるというペンム行首の約束を信じ、
それがジニのためになるのだという彼女の言葉に半ば無理矢理納得し、
ジニを裏切る。
その後、約束通りキーセンになったケットンは、タンシムと名乗り、
ジニには無視されながらも彼女を慕い、ヒョングムの世話係をしながら暮らしている。
タンシムは初めて恋に落ちるが、その相手ピョクゲスは、
ジニに心を奪われ、彼女を身も心もひどく傷つける。
それでも彼を愛する一心で子どもを身ごもるが、相手にもされない。
子どもと共に見捨てられ、愛する男がジニのために狂うのをただ見守るのみ。
ケットン、最初は慣れない顔でした。
きれいと言えばきれいかもしれないけど、どこか作り物っぽくて好きになれなかった。
教育もなく、自分の利益の前にはものごとをよく考えないバカなところがあり、
わかっていてもバカなふりをしているようなずるさもあって、ちょっとヤダな、と思っていました。
ところが、好きで好きで仕方がない男が、ジニに心を奪われてしまっている状況を見て、
ちょっと同情。
ジニを裏切った報いを受けてるんだな、と思ってかわいそうになったの。
キーセンになったら、もう下女だった頃とは、表情がぜんぜん違うよね。
ゲス兄さんに乱暴にされて、悲しくて、やるせなくて、
でも、彼を信じたくて、救ってあげたくて、彼を哀れんで、
とにかく心境的には超フクザツ。
その表情はもっとフクザツで、美しいな、と感じたのよ。
ゲス兄さんが、「そんな色っぽい声を出してもだめだ」みたいに言った時あったじゃない。
あの時の声は、本当に色っぽいなーと思ったもの。
ひるがえってジニは、数々のつらい体験をしてきたわりに、
なんだかいつも我の強そうな気の強そうな顔ばかり。
キーセンは表情を出してはいけない。
いつも笑っていなければいけない、という教育のせいなのかもしれないけど……。
なんか悩んでるときや反抗してる時は半眼。
客の前では生意気そうな表情。
見送りの笑顔もどこかうつろで、
「誰彼かまわず男たちに笑顔を売って暮らすのが楽しいか!」と
ジョンハンに嫉妬されるほどの表情ではなかったと思う。
これは、嫉妬のあまりジョンハンにはそう見えた、ということなのかもしれないけど、
ここでは、実際にそう見えるような表情で過ごしてほしかったな。
監督の演出なのかしら。
そのへんが私はどうにも不満でしてね。
正直、まとめで書こうかと思ってた。
ジニの一生はたいへん面白く、良いドラマだったと思うけど、
職業病を越えて、変化するジニの表情を見たかった、と。
ちょっとモヤッとしながらの視聴だったのですが、そこで先生の一言ですよ。
あいつは天下の名妓と言われる器ではない。
ただの娼婦じゃないか、と。
性根が曲がっとる、と。
あれ?ということはですよ?
ここでジニの性根がきっちり入れ替えられたらですね、
最後の最後で、輝くようなジニの最高の表情が見られるわけですよね?
国一番のキーセンとしての、毅然とした姿が拝めるわけですよね?
もちろんこれまで波瀾万丈で、恋にも芸にも一生懸命で面白かったですけれど、
一朝一夕にペンムやメヒャンのような貫禄がでるわけでもなく、
なんか大物感が薄かったジニ。
仕事に疲れて台所でひとり手酌酒なんて、くたびれきったオヤジか!
それもまだまだ、もがいている最中だったからなのかもしれませんねぇ。
先生のおかげで何かに開眼し、真の名妓となり、世の中から称賛され、
余生は退官したジョンハンと穏やかに暮らす……という将来が見えるような、
最終回を迎えて欲しいと切に願います。
つらかったけれども、タンシムはピョクゲス兄さんに子どもを引き取ってもらい、
優しく心配までしてもらって、心残りはないでしょう。
兄さんも、つきものが落ちたように穏やかな優しい人になってくれて本当によかった。
ジョンハンも生まれ変わったつもりでがんばっていますしね。
あとはしっかり勝負をして、プヨンのつきものを落としてやるだけです。
もう、ざっくりあぐらかいて酒飲んでるプヨンを見て、笑ってしまった。
このドラマの登場人物たちは順繰りにやさぐれてってどうすんだよ?
今度はプヨンかよ?
しょうがないねぇ、まったく。
鳴鼓舞と鶴の舞なんて異質なものを組みあわせて、本当に素晴らしい舞ができたんでしょうか?
なんかちょっと不安ですけど、きっぱり負けてすっきりした方が彼女のためですね。
では次回、堂々の最終回へ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます