お、おお、今回もあらすじ長いよ。
でも、こんだけ長く書いてても、セリフなどは忠実ではありません。
なるべくそのまま書いてるけど、
雰囲気重視のはしょり方もしているので、ご注意ください。
細かいけど、あくまであらすじのつもりで~。
〈あらすじ〉
フルハウスを訪れたへウォンは、
仲良く自転車の練習をしているヨンジェとジウンを見て、
感じていたモヤモヤをヨンジェにぶつける。
「確かに忙しそうよね。
引っ越したって聞いたけど、なんで教えてくれなかったの?」
「お前に言う必要があるか?」
冷たいヨンジェの言葉を聞いて、へウォンはいたたまれず、帰ってしまう。
ヨンジェ自身も、気まずい思いで、どんより。
何も知らないジウンは、部屋でおもてなしの用意をしていたのだが、
そこへ出版社から突然の電話が……。
「ねえねえ、聞いて!あ、あれ?あの人帰ったの?」
「お、おお。で、なんだよ?」
実は編集者が、ジウンの小説を出版したいということらしい。
「お前のあれが~?」
半信半疑のヨンジェはにやにや。ジウンをからかわずにはいられない。
「もうっからかうのはやめてよっ。あの時素直にもらっとけばよかったのにねっ!」
意気揚々と出かけるジウンを見て、ヨンジェの顔もほころんだ。
ところが、出版社はジウンが映画スター、イ・ヨンジェの妻となったことを
知って、彼のプライベートを書く手記を要求してきたのだ。
「……私の原稿返してくださいっ!」
怒りのジウンは、ふとミニョクのことを思い出す。
私の小説の話を面白がってきいてくれたわ、と
ミニョクの会社のフロントに、彼宛の原稿を預けて、フルハウスに帰った。
庭先で呑気に寝ているヨンジェを見て、いらっとするジウン。
しかも、出版の話がダメだったことをからかわれて余計にイライラ。
と、そこでジウンは先日ヨンジェが庭に投げ捨てた指輪を見つけた。
「こんなところにあったのね!」
喜ぶジウンだが、ヨンジェは
「そんなもの捨てろ!」と怒る。
それはへウォンにプロポーズしようと用意していた、あの指輪だったのだ。
「嫌よ!見つけたんだから私のものよ」
指輪を取り上げようとするヨンジェの手に噛みつくジウン。
「お、お前……出て行け!」
「出て行くのはあんたのほうでしょ!この家はわたしのものよ!」
「誰が離婚すると言った!6ヶ月後にはちゃんと渡してやるから、
今のところはお前が出て行くんだよ!」
結局追い出されたジウンは、仕方なく友人ドンウクの家へ転がり込んだ。
ヨンジェの支援で事業を立ち上げようともくろむふたりは、
なんとか仲直りさせようとするのだが、ジウンに説得はきかない。
ヨンジェは、ジウンが出て行った家でもくもくと掃除に励み、
朝のランニングをこなし、ひとりで朝食を食べ、
ジウンの歯ブラシをゴミ箱に捨てたり、自転車を蹴り飛ばしたり……。
しかし、ジウンの不用意な発言からマスコミに不仲説を疑われ、事務所の社長に叱られる。
断ったつもりのへウォンとの仕事も絶対だ。
ヨンジェはへウォンの店の前まで行くのだが、中に入る勇気がない。
彼が来ていたことを知ったへウォンは、自分から元気に電話をかけた。
「3分以内にここに来て!」
「なぜ寄らなかったの?怒ってるのね」
「お前に怒るはずないだろ、今まで一度もない」
「そうよね。だから怖かったの。もう怒らないでね、わかった?」
「あ、ああ……」
仲直りしてバーでお酒を飲んでいるふたり。
へウォンは、ヨンジェに問いかける。
「一緒にいた時間が長いのはわたし?ジウンさん?
私とジウンさんと、どっちが好き?」
戸惑いながらも、ヨンジェは
「お前だ」と答えてしまう。
「バカね、ジウンさんでしょ」
たしなめながらも、満足そうなへウォンは、重ねてヨンジェの
心を確かめようとする。
「ヨンジェ、私はあなたにとって大切で特別な人よね」
「……そうだ。大切で、特別な存在だ」
「勝手だと言われたっていいわ。そのこと、覚えておいてね」
強気なへウォンの言葉に、ただ、彼女を見つめるヨンジェ。
フルハウスに帰れば、自転車は倒れたままで、家は真っ暗。
家中の明かりをつけて、歯ブラシをゴミ箱から拾って、
ジウンの部屋に入ってみたヨンジェは、
カレンダーにジウンの誕生日の印を見つけた。
事務所の社長から、
「明日お弁当を作ってきてくれない?10人分ほど」
と頼まれたジウンは、10人分の海苔巻きを作って約束の場所へ。
そこは、ヨンジェとへウォンが雑誌の撮影をしている現場だった。
「みなさ~ん、ヨンジェの奥さんがお弁当の差し入れに~」
海苔巻きを食べさせ合う、仲むつまじい姿を取材されるヨンジェ。
契約結婚のふたりの態度はぎこちなく、
ジウンの笑みも強張っているのだが、一見仲の良さそうなふたりを前に、
へウォンはどうにも身の置き所がない。
「ヨンジェはスターなのよ、発言には気をつけてもらわないと」
不仲説は、ジウンが話した出版社との電話から出たもののようだ。
社長に叱られ、反省するジウン。
事務所を出ようとして、机の上の自分の原稿を見つけた。
「ああ、それ?ヨンジェが読んでほしいって持ってきたのよ」
「お読みになったんですか?どうでした?」
自信作の原稿を酷評され、ジウンはすっかり落ち込んでしまった。
へウォンとの食事の約束を反故にしてジウンを待っていたヨンジェは、
彼女の低調ぶりに驚く。
いくらからかっても、ちっともノって来ないから……。
「もう、このままそっとしといて」
今回は本気で落ち込んでいるらしいジウンに、心配そうなヨンジェ。
翌朝もむっつり押し黙っているジウンに、
何かとちょっかいをかけるヨンジェだが、彼女に元気はない。
食卓でもつっけんどんで……
「おい!わかめスープじゃないじゃないか」
「いいから食べて」
「誕生日にはわかめスープだろ!」
「あなたの誕生日なの?」
「いや……お前のだろ。忘れたのかよ」
自分の誕生日にはっと気付いて、ちょっと元気が出たジウン。
「でもなんであなたが私の誕生日を知ってるの?」
「……何がしたい?」
「マジックランドに行きたい!」
「マジックランド?」
「ドンウクとヒジンを誘おう。わぁ三人でいくなんて久しぶり」
「さ、三人?俺は?」
「あなたはあんな人が多いところは無理よ」
冷たいジウンに、むかっとするヨンジェ。
「行かないさ!忙しいんだから!ちゃんと隅々まで掃除してから行けよ!」
「わかってるわよ!」
元気になったジウンは、一生懸命掃除をしながらヒジンたちに電話。
それを横目で見ながら、ヨンジェはお出かけ。
と、そこへミニョクから電話があって、原稿を読んだから会いたいと……。
大喜びのジウンはマジックランドをキャンセルして、
ミニョクと会いにでかけてしまった。
そうとは知らないヨンジェは、デパートで、ジウンのためにお買い物。
バッグ?靴?ブランドの財布?
「作家が使うようなレコーダーはどれですか?」
後はもうやることがない。
せっかくのオフなのに暇で暇で仕方がないヨンジェは、
なんとか時間をつぶそうと会社に行ってクロスワードを解いたり、
ジムに行ったり、サウナに入ったり……。
結局我慢できずに、隠密でマジックランドへ出かけたヨンジェだったが、
正体がばれて大騒ぎ。
結局トイレに籠城したところをマネージャーに助けてもらって帰途についた。
その頃ジウンは、ミニョクに小説をこきおろされていた。
あまりといえばあまりの評価に、怒りを爆発させるジウン。
「いくらなんでもあんまりな言い方だわ。
そっちこそ下水道に落ちればいいのよ!」
ところが、ミニョクが彼女を採用。
映画のシノプシスを書く作家として雇うという。
大金星のジウンは食事に誘われ、そのままミニョクと
素敵なレストランへ。
隣のテーブルには、誕生日を祝うカップルが。
そういえば、今日は私の誕生日だったっけ……。
真っ暗になってから帰宅したジウン。
ずーーーーーっとジウンを待っていたヨンジェは、
寝ていたふりをして彼女を出迎える。
「やー!何考えてる!主婦が遅くまで遊び回って!」
「遅くなるって言ったでしょ。ご飯食べた?」
「食べてない」
「ええ?まだ食べてないの?」
「いいから飯の支度をしろ」
「ご飯ないわ、遅くなるって言ったから……。ラーメンでいい?」
「ヤダ。食べない。俺は飯がいいんだ、飯が!」
こき使うヨンジェにふくれながら着替えに行こうとしたジウンは、
マジックランドのかぶり物を見つけてにんまり。
「マジックランドに行ったんだ?」
「行ってないよ!行くわけないだろ!」
「行ったんでしょ?嘘つきね」
「あ、ああ、行ったさ。行ったからなんだよ!」
「私を探しに?」
「誰が?俺が?そんなわけないだろ。
退屈しのぎに行ったんだよ。久しぶりだし、知り合いもいるし……
勘違いするな!」
「へぇ、私行ってないのに」
「な、何?だからどうした」
「待ってたんだー」
「待ってない!待つわけないだろ!」
ジウンはヨンジェがかわいくなって、きちんとご飯を作ってあげた。
「ご飯も食べずに待ってたのねぇぇぇ」
「待ってないって言ってるだろ!」
「よし!今から行こう!」
ふたりは夜中のマジックランドにやってきたが、閉園後。
「あーあ、撮影の時はどうしてるの?」
「スタッフが準備するんだろ……。あ、ちょっと待てよ。
よし、ついてこい」
ヨンジェの交渉のおかげで、掃除までの3時間、
マジックランドへ入れてもらうことが出来た。
ふたりはスケートリンクへ。
上手に滑るジウンとは対照的に、へっぴり腰のヨンジェ。
自転車の恨みを忘れていないジウンは、
ここぞとばかりにヨンジェをいじめる。
それでも最後は手を取って、教えてやるジウン。
彼女の母親が、スケートを教えてくれたのだ。
「お前にここまで教え込むとは、偉大な母親だな」
作家として契約したことを報告するジウン。
「昔、母から聞いた話を、みんなに読んでもらいたいの。
いい音楽や絵のように、いい話は人の心を癒やすの」
「人に感動を与える人になるのよ、って母親が言ったのか?」
「どうして知ってるの?」
「いい話は簡単には書けないぞ」
「だから努力するわ」
和やかに話したふたりは、ファイティン!とガッツポーズ。
思いがけない、楽しい誕生日。
翌朝、仕事に出かけるヨンジェ。
「ちゃんと掃除しとけよ」
ぶつぶつ言いながら掃除をしようとしたジウンは、
自分宛のプレゼントを見つける。
レコーダーと万年筆。
「人に感動を与える人になれ 誕生日おめでとう、ジウン」
手書きのカードに驚きつつも、ジウンはうれしそう。
家で仕事をしていると、インターホンが鳴る。
ドアの外には、お姑さんとハルモニが立っていた。
「ちょっとそこから出てきなさい!」
その剣幕に驚くジウンだが……?
(つづく)
例によって例のごとく、韓国ドラマは長い!
これも70分あるよ。
わたしはDVDで観てるけど、みなさんどうですか?
Gyao版では、ちょっとだけカットされてる気がしたんだけど……。
気のせいかな?
マジックランドでヨンジェが交渉するあたりとか、スケートシーンとか。
見応え十分なんだけど、この長さだと、
楽しいこともちょっと嫌なことも、感動話も
とにかく盛りだくさんで1話の中に入っちゃうんで、
感想書くのがちょっと大変だ。
とにかくへウォンが徹底的に嫌な感じですね。
ヨンジェもさー、彼女の前だと
ぐじぐじと煮え切らないぼやーっとしたしょうもない男だし。
結婚したんだよ?
もちろん契約結婚だけど、そのこと内緒でしょ?
それでどっちが好きか聞く女も女だけど、答える男も男だよ。
そんで言うに事欠いて「ノ」
韓国語で「おまえ」ってことなわけですけど、一音。
たったの一音で、ジウンの存在がこっぱみじんですよ。
見たかい、へウォンのよゆーぶった表情を。
かーっ、やってらんねぇやこんちくしょう。
うん……でもなんか後ろめたい。
ひとりぼっちの家は寂しいし、静かすぎてつまんないし……。
ほったらかしの自転車を見ると、
逆に自分がほったらかされてるような気がする……。
そんな風情のヨンジェがかわいくて、いつまでも怒ってられないんだよな。
「なんでわかめスープじゃないんだよ!」って
ジウンのために思わず叫んじゃうところがおかしくて、かわいい。
そんな言うならお前が作ってやれよ。
ジウンの誕生日計画には、はなからヨンジェの出番なんかなくって、
マジックランド行きにウキウキ。
すねちゃうヨンジェがまたかわいいんだなー。
ジウンはなんでこの時点で気付かないかなー。
そして用もないのに事務所に行ったり、ジムで遊んでみたり、
どうにも時間は立たなくて、とうとうマジックランドに行っちゃう。
せめて電話すりゃいいじゃん。
見つけたらなんていって登場するつもりだったんだろ?
日本のファンは、わりと芸能人のプライベートを尊重するみたいだけど、
ほんとに国民的スターだったらどうかしらね?
あんな風に騒ぎになっちゃうかしら?群集心理もあるだろうし。
余談ですが、わたしは道で出会った中尾彬氏に「あら、こんにちは」と
声をかけたことがあります。
近所のおばさんか!
テレビで見てる人って妙に身近に感じることがあるね。
「やあ、どうも」と言ってくれた中尾さんは紳士です。
海苔巻きほおばっていた時も、マジックランドでフランクフルト食べてた時も
そうだけど、あんなみっともない感じでいいわけ?ヨンジェや?
コミカルさの演出なんだろうけど、もーほんとにまったく。
美しくないでしょ!
いやいや、彼の場合、美しさを追求する人じゃないんだろうけどさ。
いつ見ても不思議なんだよね。
なぜ、この人にそんなに惹かれるのかな。
作中でも言われたりするけど、目も小さいし、一重だし、
そんな美男子~って感じじゃないのに、なぜかすごくかっこいいの。
あの自信満々のオーラのせいかしら……。
小顔で背が高くて、もっちりしたいい筋肉がついてて腹筋も適度にわれてて
スタイルは絶妙なのよねー。
で、笑うと妙に人なつっこくて愛嬌があるのよ。
こういう横顔は、あ、きれい、と思うの。
今回もその愛嬌のある拗ねっぷりで、ジウンはほだされちゃったわけだね。
ご飯も食べずにずーっと自分を待ってた男が、
「ごはんつくれよ、ごはん!」と拗ねている。
こどもか!
ははは、でもかわいい。
いいことがあったから、ジウンの心にも余裕があるんだね。
事務所の社長に散々けなされた後だから、
ミニョクオッパにひどく批評されても怒る元気があったんだと思う。
2回目だし(ヨンジェとあの編集者さんいれたら4回目)、もう慣れてたから。
「みんなしてそこまでぺしゃんこに言うことないでしょ!」って
反骨精神みたいなのがわきあがってたんだよね。
これが最初の辛口批評だったらへこんだまんまだったかもしれないなー。
おかげでミニョクさんには気に入られたみたいだし、
これで恋の四角関係も発展していきそうだし、よかったよかった。
オッパ、背後にこれ見よがしに飾られた「TIME」誌、表紙になってましたね。
韓国のサクセスストーリーみたいなタイトルだったよ。
すごい成功した青年実業家なんだなー。
プレイボーイだけど、笑い方もさっぱりしてて嫌味がないし、
はっきり言うことは言うし、
「ヨンジェがいる時に寄りますよ」って紳士的だし、わりと好きかも。
ふっふっふっふっふ。
まぁ、誘い方とかスマートなのよ、このひと。
ああ!でもヨンジェのかわいさには誰も勝てないけどね!
「ねぇ、ちゃんと聞いてよ、私の誕生日よ」っていうジウンに、
「わかったよ。話せ」って促すヨンジェの声がすごく優しくていいのだわ~。
幼稚なところがあるかもしれないけど、
亡くなってしまったジウンのお母さんの言葉を、誕生日カードに
書いてあげるような優しさがあるの。
お母さんに励まされたみたいで、あのプレゼントは
二重にうれしかったと思う、ジウンは。
スケートのシーンも素敵でしたね。
ジウンが上手で、ヨンジェはへっぴり腰で。
手をつないでもらって心細そうに滑るヨンジェがかわいかったわー。
お祝いメッセージを氷上に描いてもらったりして、
韓国ナムジャはやっぱりロマンチストね。
夏でも滑れるの?いいな。
さてさてそんなフルハウスにハルモニが乗り込んできて、どうなるでしょうね?
お母さんはへウォンが嫁になると思ってた節もあるし。
意地悪な人たちじゃないみたいだけど、
だいぶん叱られるのかしら?
びっくり顔のジウンが仲間由紀恵さんに見えて仕方がないエンディングでした。
ふたりともきれいよね。
次回予告では、またけんかしちゃうふたりのようですが、
けんかしては仲直りしての繰り返しでしょうか?
へウォンの攻撃も気になるところです。
でも、こんだけ長く書いてても、セリフなどは忠実ではありません。
なるべくそのまま書いてるけど、
雰囲気重視のはしょり方もしているので、ご注意ください。
細かいけど、あくまであらすじのつもりで~。
〈あらすじ〉
フルハウスを訪れたへウォンは、
仲良く自転車の練習をしているヨンジェとジウンを見て、
感じていたモヤモヤをヨンジェにぶつける。
「確かに忙しそうよね。
引っ越したって聞いたけど、なんで教えてくれなかったの?」
「お前に言う必要があるか?」
冷たいヨンジェの言葉を聞いて、へウォンはいたたまれず、帰ってしまう。
ヨンジェ自身も、気まずい思いで、どんより。
何も知らないジウンは、部屋でおもてなしの用意をしていたのだが、
そこへ出版社から突然の電話が……。
「ねえねえ、聞いて!あ、あれ?あの人帰ったの?」
「お、おお。で、なんだよ?」
実は編集者が、ジウンの小説を出版したいということらしい。
「お前のあれが~?」
半信半疑のヨンジェはにやにや。ジウンをからかわずにはいられない。
「もうっからかうのはやめてよっ。あの時素直にもらっとけばよかったのにねっ!」
意気揚々と出かけるジウンを見て、ヨンジェの顔もほころんだ。
ところが、出版社はジウンが映画スター、イ・ヨンジェの妻となったことを
知って、彼のプライベートを書く手記を要求してきたのだ。
「……私の原稿返してくださいっ!」
怒りのジウンは、ふとミニョクのことを思い出す。
私の小説の話を面白がってきいてくれたわ、と
ミニョクの会社のフロントに、彼宛の原稿を預けて、フルハウスに帰った。
庭先で呑気に寝ているヨンジェを見て、いらっとするジウン。
しかも、出版の話がダメだったことをからかわれて余計にイライラ。
と、そこでジウンは先日ヨンジェが庭に投げ捨てた指輪を見つけた。
「こんなところにあったのね!」
喜ぶジウンだが、ヨンジェは
「そんなもの捨てろ!」と怒る。
それはへウォンにプロポーズしようと用意していた、あの指輪だったのだ。
「嫌よ!見つけたんだから私のものよ」
指輪を取り上げようとするヨンジェの手に噛みつくジウン。
「お、お前……出て行け!」
「出て行くのはあんたのほうでしょ!この家はわたしのものよ!」
「誰が離婚すると言った!6ヶ月後にはちゃんと渡してやるから、
今のところはお前が出て行くんだよ!」
結局追い出されたジウンは、仕方なく友人ドンウクの家へ転がり込んだ。
ヨンジェの支援で事業を立ち上げようともくろむふたりは、
なんとか仲直りさせようとするのだが、ジウンに説得はきかない。
ヨンジェは、ジウンが出て行った家でもくもくと掃除に励み、
朝のランニングをこなし、ひとりで朝食を食べ、
ジウンの歯ブラシをゴミ箱に捨てたり、自転車を蹴り飛ばしたり……。
しかし、ジウンの不用意な発言からマスコミに不仲説を疑われ、事務所の社長に叱られる。
断ったつもりのへウォンとの仕事も絶対だ。
ヨンジェはへウォンの店の前まで行くのだが、中に入る勇気がない。
彼が来ていたことを知ったへウォンは、自分から元気に電話をかけた。
「3分以内にここに来て!」
「なぜ寄らなかったの?怒ってるのね」
「お前に怒るはずないだろ、今まで一度もない」
「そうよね。だから怖かったの。もう怒らないでね、わかった?」
「あ、ああ……」
仲直りしてバーでお酒を飲んでいるふたり。
へウォンは、ヨンジェに問いかける。
「一緒にいた時間が長いのはわたし?ジウンさん?
私とジウンさんと、どっちが好き?」
戸惑いながらも、ヨンジェは
「お前だ」と答えてしまう。
「バカね、ジウンさんでしょ」
たしなめながらも、満足そうなへウォンは、重ねてヨンジェの
心を確かめようとする。
「ヨンジェ、私はあなたにとって大切で特別な人よね」
「……そうだ。大切で、特別な存在だ」
「勝手だと言われたっていいわ。そのこと、覚えておいてね」
強気なへウォンの言葉に、ただ、彼女を見つめるヨンジェ。
フルハウスに帰れば、自転車は倒れたままで、家は真っ暗。
家中の明かりをつけて、歯ブラシをゴミ箱から拾って、
ジウンの部屋に入ってみたヨンジェは、
カレンダーにジウンの誕生日の印を見つけた。
事務所の社長から、
「明日お弁当を作ってきてくれない?10人分ほど」
と頼まれたジウンは、10人分の海苔巻きを作って約束の場所へ。
そこは、ヨンジェとへウォンが雑誌の撮影をしている現場だった。
「みなさ~ん、ヨンジェの奥さんがお弁当の差し入れに~」
海苔巻きを食べさせ合う、仲むつまじい姿を取材されるヨンジェ。
契約結婚のふたりの態度はぎこちなく、
ジウンの笑みも強張っているのだが、一見仲の良さそうなふたりを前に、
へウォンはどうにも身の置き所がない。
「ヨンジェはスターなのよ、発言には気をつけてもらわないと」
不仲説は、ジウンが話した出版社との電話から出たもののようだ。
社長に叱られ、反省するジウン。
事務所を出ようとして、机の上の自分の原稿を見つけた。
「ああ、それ?ヨンジェが読んでほしいって持ってきたのよ」
「お読みになったんですか?どうでした?」
自信作の原稿を酷評され、ジウンはすっかり落ち込んでしまった。
へウォンとの食事の約束を反故にしてジウンを待っていたヨンジェは、
彼女の低調ぶりに驚く。
いくらからかっても、ちっともノって来ないから……。
「もう、このままそっとしといて」
今回は本気で落ち込んでいるらしいジウンに、心配そうなヨンジェ。
翌朝もむっつり押し黙っているジウンに、
何かとちょっかいをかけるヨンジェだが、彼女に元気はない。
食卓でもつっけんどんで……
「おい!わかめスープじゃないじゃないか」
「いいから食べて」
「誕生日にはわかめスープだろ!」
「あなたの誕生日なの?」
「いや……お前のだろ。忘れたのかよ」
自分の誕生日にはっと気付いて、ちょっと元気が出たジウン。
「でもなんであなたが私の誕生日を知ってるの?」
「……何がしたい?」
「マジックランドに行きたい!」
「マジックランド?」
「ドンウクとヒジンを誘おう。わぁ三人でいくなんて久しぶり」
「さ、三人?俺は?」
「あなたはあんな人が多いところは無理よ」
冷たいジウンに、むかっとするヨンジェ。
「行かないさ!忙しいんだから!ちゃんと隅々まで掃除してから行けよ!」
「わかってるわよ!」
元気になったジウンは、一生懸命掃除をしながらヒジンたちに電話。
それを横目で見ながら、ヨンジェはお出かけ。
と、そこへミニョクから電話があって、原稿を読んだから会いたいと……。
大喜びのジウンはマジックランドをキャンセルして、
ミニョクと会いにでかけてしまった。
そうとは知らないヨンジェは、デパートで、ジウンのためにお買い物。
バッグ?靴?ブランドの財布?
「作家が使うようなレコーダーはどれですか?」
後はもうやることがない。
せっかくのオフなのに暇で暇で仕方がないヨンジェは、
なんとか時間をつぶそうと会社に行ってクロスワードを解いたり、
ジムに行ったり、サウナに入ったり……。
結局我慢できずに、隠密でマジックランドへ出かけたヨンジェだったが、
正体がばれて大騒ぎ。
結局トイレに籠城したところをマネージャーに助けてもらって帰途についた。
その頃ジウンは、ミニョクに小説をこきおろされていた。
あまりといえばあまりの評価に、怒りを爆発させるジウン。
「いくらなんでもあんまりな言い方だわ。
そっちこそ下水道に落ちればいいのよ!」
ところが、ミニョクが彼女を採用。
映画のシノプシスを書く作家として雇うという。
大金星のジウンは食事に誘われ、そのままミニョクと
素敵なレストランへ。
隣のテーブルには、誕生日を祝うカップルが。
そういえば、今日は私の誕生日だったっけ……。
真っ暗になってから帰宅したジウン。
ずーーーーーっとジウンを待っていたヨンジェは、
寝ていたふりをして彼女を出迎える。
「やー!何考えてる!主婦が遅くまで遊び回って!」
「遅くなるって言ったでしょ。ご飯食べた?」
「食べてない」
「ええ?まだ食べてないの?」
「いいから飯の支度をしろ」
「ご飯ないわ、遅くなるって言ったから……。ラーメンでいい?」
「ヤダ。食べない。俺は飯がいいんだ、飯が!」
こき使うヨンジェにふくれながら着替えに行こうとしたジウンは、
マジックランドのかぶり物を見つけてにんまり。
「マジックランドに行ったんだ?」
「行ってないよ!行くわけないだろ!」
「行ったんでしょ?嘘つきね」
「あ、ああ、行ったさ。行ったからなんだよ!」
「私を探しに?」
「誰が?俺が?そんなわけないだろ。
退屈しのぎに行ったんだよ。久しぶりだし、知り合いもいるし……
勘違いするな!」
「へぇ、私行ってないのに」
「な、何?だからどうした」
「待ってたんだー」
「待ってない!待つわけないだろ!」
ジウンはヨンジェがかわいくなって、きちんとご飯を作ってあげた。
「ご飯も食べずに待ってたのねぇぇぇ」
「待ってないって言ってるだろ!」
「よし!今から行こう!」
ふたりは夜中のマジックランドにやってきたが、閉園後。
「あーあ、撮影の時はどうしてるの?」
「スタッフが準備するんだろ……。あ、ちょっと待てよ。
よし、ついてこい」
ヨンジェの交渉のおかげで、掃除までの3時間、
マジックランドへ入れてもらうことが出来た。
ふたりはスケートリンクへ。
上手に滑るジウンとは対照的に、へっぴり腰のヨンジェ。
自転車の恨みを忘れていないジウンは、
ここぞとばかりにヨンジェをいじめる。
それでも最後は手を取って、教えてやるジウン。
彼女の母親が、スケートを教えてくれたのだ。
「お前にここまで教え込むとは、偉大な母親だな」
作家として契約したことを報告するジウン。
「昔、母から聞いた話を、みんなに読んでもらいたいの。
いい音楽や絵のように、いい話は人の心を癒やすの」
「人に感動を与える人になるのよ、って母親が言ったのか?」
「どうして知ってるの?」
「いい話は簡単には書けないぞ」
「だから努力するわ」
和やかに話したふたりは、ファイティン!とガッツポーズ。
思いがけない、楽しい誕生日。
翌朝、仕事に出かけるヨンジェ。
「ちゃんと掃除しとけよ」
ぶつぶつ言いながら掃除をしようとしたジウンは、
自分宛のプレゼントを見つける。
レコーダーと万年筆。
「人に感動を与える人になれ 誕生日おめでとう、ジウン」
手書きのカードに驚きつつも、ジウンはうれしそう。
家で仕事をしていると、インターホンが鳴る。
ドアの外には、お姑さんとハルモニが立っていた。
「ちょっとそこから出てきなさい!」
その剣幕に驚くジウンだが……?
(つづく)
例によって例のごとく、韓国ドラマは長い!
これも70分あるよ。
わたしはDVDで観てるけど、みなさんどうですか?
Gyao版では、ちょっとだけカットされてる気がしたんだけど……。
気のせいかな?
マジックランドでヨンジェが交渉するあたりとか、スケートシーンとか。
見応え十分なんだけど、この長さだと、
楽しいこともちょっと嫌なことも、感動話も
とにかく盛りだくさんで1話の中に入っちゃうんで、
感想書くのがちょっと大変だ。
とにかくへウォンが徹底的に嫌な感じですね。
ヨンジェもさー、彼女の前だと
ぐじぐじと煮え切らないぼやーっとしたしょうもない男だし。
結婚したんだよ?
もちろん契約結婚だけど、そのこと内緒でしょ?
それでどっちが好きか聞く女も女だけど、答える男も男だよ。
そんで言うに事欠いて「ノ」
韓国語で「おまえ」ってことなわけですけど、一音。
たったの一音で、ジウンの存在がこっぱみじんですよ。
見たかい、へウォンのよゆーぶった表情を。
かーっ、やってらんねぇやこんちくしょう。
うん……でもなんか後ろめたい。
ひとりぼっちの家は寂しいし、静かすぎてつまんないし……。
ほったらかしの自転車を見ると、
逆に自分がほったらかされてるような気がする……。
そんな風情のヨンジェがかわいくて、いつまでも怒ってられないんだよな。
「なんでわかめスープじゃないんだよ!」って
ジウンのために思わず叫んじゃうところがおかしくて、かわいい。
そんな言うならお前が作ってやれよ。
ジウンの誕生日計画には、はなからヨンジェの出番なんかなくって、
マジックランド行きにウキウキ。
すねちゃうヨンジェがまたかわいいんだなー。
ジウンはなんでこの時点で気付かないかなー。
そして用もないのに事務所に行ったり、ジムで遊んでみたり、
どうにも時間は立たなくて、とうとうマジックランドに行っちゃう。
せめて電話すりゃいいじゃん。
見つけたらなんていって登場するつもりだったんだろ?
日本のファンは、わりと芸能人のプライベートを尊重するみたいだけど、
ほんとに国民的スターだったらどうかしらね?
あんな風に騒ぎになっちゃうかしら?群集心理もあるだろうし。
余談ですが、わたしは道で出会った中尾彬氏に「あら、こんにちは」と
声をかけたことがあります。
近所のおばさんか!
テレビで見てる人って妙に身近に感じることがあるね。
「やあ、どうも」と言ってくれた中尾さんは紳士です。
海苔巻きほおばっていた時も、マジックランドでフランクフルト食べてた時も
そうだけど、あんなみっともない感じでいいわけ?ヨンジェや?
コミカルさの演出なんだろうけど、もーほんとにまったく。
美しくないでしょ!
いやいや、彼の場合、美しさを追求する人じゃないんだろうけどさ。
いつ見ても不思議なんだよね。
なぜ、この人にそんなに惹かれるのかな。
作中でも言われたりするけど、目も小さいし、一重だし、
そんな美男子~って感じじゃないのに、なぜかすごくかっこいいの。
あの自信満々のオーラのせいかしら……。
小顔で背が高くて、もっちりしたいい筋肉がついてて腹筋も適度にわれてて
スタイルは絶妙なのよねー。
で、笑うと妙に人なつっこくて愛嬌があるのよ。
こういう横顔は、あ、きれい、と思うの。
今回もその愛嬌のある拗ねっぷりで、ジウンはほだされちゃったわけだね。
ご飯も食べずにずーっと自分を待ってた男が、
「ごはんつくれよ、ごはん!」と拗ねている。
こどもか!
ははは、でもかわいい。
いいことがあったから、ジウンの心にも余裕があるんだね。
事務所の社長に散々けなされた後だから、
ミニョクオッパにひどく批評されても怒る元気があったんだと思う。
2回目だし(ヨンジェとあの編集者さんいれたら4回目)、もう慣れてたから。
「みんなしてそこまでぺしゃんこに言うことないでしょ!」って
反骨精神みたいなのがわきあがってたんだよね。
これが最初の辛口批評だったらへこんだまんまだったかもしれないなー。
おかげでミニョクさんには気に入られたみたいだし、
これで恋の四角関係も発展していきそうだし、よかったよかった。
オッパ、背後にこれ見よがしに飾られた「TIME」誌、表紙になってましたね。
韓国のサクセスストーリーみたいなタイトルだったよ。
すごい成功した青年実業家なんだなー。
プレイボーイだけど、笑い方もさっぱりしてて嫌味がないし、
はっきり言うことは言うし、
「ヨンジェがいる時に寄りますよ」って紳士的だし、わりと好きかも。
ふっふっふっふっふ。
まぁ、誘い方とかスマートなのよ、このひと。
ああ!でもヨンジェのかわいさには誰も勝てないけどね!
「ねぇ、ちゃんと聞いてよ、私の誕生日よ」っていうジウンに、
「わかったよ。話せ」って促すヨンジェの声がすごく優しくていいのだわ~。
幼稚なところがあるかもしれないけど、
亡くなってしまったジウンのお母さんの言葉を、誕生日カードに
書いてあげるような優しさがあるの。
お母さんに励まされたみたいで、あのプレゼントは
二重にうれしかったと思う、ジウンは。
スケートのシーンも素敵でしたね。
ジウンが上手で、ヨンジェはへっぴり腰で。
手をつないでもらって心細そうに滑るヨンジェがかわいかったわー。
お祝いメッセージを氷上に描いてもらったりして、
韓国ナムジャはやっぱりロマンチストね。
夏でも滑れるの?いいな。
さてさてそんなフルハウスにハルモニが乗り込んできて、どうなるでしょうね?
お母さんはへウォンが嫁になると思ってた節もあるし。
意地悪な人たちじゃないみたいだけど、
だいぶん叱られるのかしら?
びっくり顔のジウンが仲間由紀恵さんに見えて仕方がないエンディングでした。
ふたりともきれいよね。
次回予告では、またけんかしちゃうふたりのようですが、
けんかしては仲直りしての繰り返しでしょうか?
へウォンの攻撃も気になるところです。
でもやっぱり表情が豊かなところが魅力なのかも。
意地悪な顔や笑う顔、しゅんとする顔が全部素敵に見える不思議な人よねぇ。
さて、この辺りからヘウォンがいやーな感じになってきましたよね。
もうヨンジェがはっきりしないんでやきもきする事が多くなるわ!!
がんばれジウン!
わたし、彼が歯磨きするシーンとか大好きだもん。
サンドゥでもあったけど、口をゆすいだ水を
ぺって吐き出すとこがなんか好きなの。
ふふふ、自分でもおかしいのはわかっていますけど……。
でもサンヒョンしにはまりまくってるかずゆいままさんなら、
このわけのわからない心理状態は理解できるのでは?
何したってかっこよく見える人っているでしょ?!