案の定、だが、デメは4回戦で負けてしまった。
(16) Elena Likhovtseva (RUS) d. (4) Elena Dementieva (RUS) 76(3) 57 75
再三文句を言っているサーブは、最後までよくならなかったようだ。リホフツェワは、クレーコートを得意とするファリナを破って進出したから好調と思われ、とすれば森上よりもはるかに難しい相手である。あのままでは勝てないのも当然である。
第1セットは、リホが第5ゲームをブレークして以降、常にリホ先行の展開が続いた。第10ゲームにはリホのServing for setがあったけれども、デメがこれをブレークして追いついた。11,12ゲームも両者ブレーク、タイブレークに突入したものの、タイブレークもまた終始リホ先行、7-3でリホがものにした。
第2セットも先にブレークしたのはリホである。第5ゲームでリホの40-0リードとなったときは、このままストレートでリホの勝ちと思った。しかし、このゲームを逆転でデメがブレークしたこと、そして第8ゲームで15-40からデメがキープしたことが大きかった。これでようやくゲームカウントはタイ。第9~11ゲームまで両者ブレークが続いた後、第12ゲームをデメがキープして、このセットは逆転でデメがとった。
第3セット、最初2ゲームは両者キープしたものの、第3ゲームからは両者とも延々とブレークが続き、キープとブレークが通常の逆の感覚になる。こうなるとサービスゲームを先にとったほうが勝ちと予想された。しかし、リホのサービスゲームはデュースにもつれてかろうじてデメがとっていたのに対し、リホはデメのサービスを一方的に奪っており、流れは明らかにリホにある。第11ゲーム、15-40でデメが2本のブレークポイントを取りながら、リホがこのゲームを奪った。事実上これで決着、第12ゲームもリホは簡単に奪って試合を決めた。結局このセット第4ゲーム以降、デメは自分のサービスゲームで2ポイント以上を一度もとれないというひどさだった。これでは世界の笑いものである。
(1) Lindsay Davenport (USA) d. (14) Kim Clijsters (BEL) 16 75 63
昨日キムが楽に勝つだろうと書いたのに、思い切り予想を外された。
ダベンポートは第1セット極端に動きが鈍く一方的に落とし、第2セットもキムに先にブレークを許した。ところが、このセットの中盤から、ダベンポートが少しずつ走り始めサーブやストロークの精度もよくなった。1本のサーブ・ストロークに集中してラリーを決めるというダベンポートのパターンが出始めた。一方キムにはミスが続くようになったため、形勢逆転。第3セットは逆に終始ダベンポートが先手をとる。キムも何回か追いついたけれども、結局ダベンポートが振り切った。
それにしても、ダメポ三姉妹、4回戦までに見事に消えてしまった。デメは1回戦からぐたぐただったから驚かないとしても、キムとモーレズモは好調に見えただけに予想外である。このあたりがダメポのダメポたるゆえんか。
(16) Elena Likhovtseva (RUS) d. (4) Elena Dementieva (RUS) 76(3) 57 75
再三文句を言っているサーブは、最後までよくならなかったようだ。リホフツェワは、クレーコートを得意とするファリナを破って進出したから好調と思われ、とすれば森上よりもはるかに難しい相手である。あのままでは勝てないのも当然である。
第1セットは、リホが第5ゲームをブレークして以降、常にリホ先行の展開が続いた。第10ゲームにはリホのServing for setがあったけれども、デメがこれをブレークして追いついた。11,12ゲームも両者ブレーク、タイブレークに突入したものの、タイブレークもまた終始リホ先行、7-3でリホがものにした。
第2セットも先にブレークしたのはリホである。第5ゲームでリホの40-0リードとなったときは、このままストレートでリホの勝ちと思った。しかし、このゲームを逆転でデメがブレークしたこと、そして第8ゲームで15-40からデメがキープしたことが大きかった。これでようやくゲームカウントはタイ。第9~11ゲームまで両者ブレークが続いた後、第12ゲームをデメがキープして、このセットは逆転でデメがとった。
第3セット、最初2ゲームは両者キープしたものの、第3ゲームからは両者とも延々とブレークが続き、キープとブレークが通常の逆の感覚になる。こうなるとサービスゲームを先にとったほうが勝ちと予想された。しかし、リホのサービスゲームはデュースにもつれてかろうじてデメがとっていたのに対し、リホはデメのサービスを一方的に奪っており、流れは明らかにリホにある。第11ゲーム、15-40でデメが2本のブレークポイントを取りながら、リホがこのゲームを奪った。事実上これで決着、第12ゲームもリホは簡単に奪って試合を決めた。結局このセット第4ゲーム以降、デメは自分のサービスゲームで2ポイント以上を一度もとれないというひどさだった。これでは世界の笑いものである。
(1) Lindsay Davenport (USA) d. (14) Kim Clijsters (BEL) 16 75 63
昨日キムが楽に勝つだろうと書いたのに、思い切り予想を外された。
ダベンポートは第1セット極端に動きが鈍く一方的に落とし、第2セットもキムに先にブレークを許した。ところが、このセットの中盤から、ダベンポートが少しずつ走り始めサーブやストロークの精度もよくなった。1本のサーブ・ストロークに集中してラリーを決めるというダベンポートのパターンが出始めた。一方キムにはミスが続くようになったため、形勢逆転。第3セットは逆に終始ダベンポートが先手をとる。キムも何回か追いついたけれども、結局ダベンポートが振り切った。
それにしても、ダメポ三姉妹、4回戦までに見事に消えてしまった。デメは1回戦からぐたぐただったから驚かないとしても、キムとモーレズモは好調に見えただけに予想外である。このあたりがダメポのダメポたるゆえんか。