雑記帳(新居)

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全仏第8日

2005-05-30 00:35:16 | テニス
本来は女子の試合はなしの予定の日だったけれども、前日の試合のうちいくつかが雨で順延となった。
書いている方も、ここまでくるとくたくたで、肝心の中身をあまり見ることができていない。

Maria Sharapova(2) d. Nuria Llagostera Vives 62 63
全体としては、シャラポワのサーブが3回戦に比べると走らなかったように感じた。ストロークについては特に問題は見えなかった。
この前日、第2セット3-3とシャラポワが追いつかれたところで、小雨が降ってきたためシャラポワが審判に中断を要求。審判があっさりそれを認め、順延となってしまった。シャラポワの試合が中断した後も、ほかのコートはかなり長い間試合を続行していたから、終わらせればよかったのにと思ったのだが。
再開後はシャラポワが3ゲーム連取であっさり決着。

Ana Ivanovic(29) d. Francesca Schiavone(22) 64 67(3) 63
この試合は全く画像を見ることができず、スコアボードを追っていたのみ。
なお、この試合と次のエナンの試合は、本来の予定の第7日には開始できず、試合全体がこの日に順延された。
第1セットは開始から両者キープがずっと続く。第9ゲーム、スキアボーネに何度かブレークポイントがあったけれども、イバノビッチがこれをしのいだ。ピンチの後にはチャンスありとどのようなゲームでも言うけれども、今回もまさしくしかり。第10ゲームで逆にイバノビッチがブレーク、最初のブレークでセットを奪った。
しかし、第2セット以降イバノビッチのサービスゲームが極端に苦しくなる。第2セットは序盤にスキアボーネがブレークし、そのまま第9ゲームまで進行した。そしてこのセットもまたも第10ゲームでイバノビッチがブレークして追いつき、今回はタイブレークに。しかしタイブレークはスキアボーネが序盤からリードして奪った。
第3セットは、第2ゲームでスキアボーネが先にブレーク。それ以降両者ブレークが第5ゲームまで続いたところ、第6ゲームでイバノビッチがキープして追いついた。そして第7ゲームもイバノビッチがブレークしてついに先手。結局は第7ゲーム以降の3ゲームを12ポイント連取で一気に決着をつけた。アナが苦しみながらも振り切ってベスト8に進んだ。
イバノビッチにとっては、まず大きな壁だったモーレズモを倒し、さらにイタリアのベテランの(クレーは当然得意と思われる)スキアボーネも倒したことで、大きなブレークスルーの大会になりそうだ。

Justine Henin-Hardenne(10) d. Svetlana Kuznetsova(6) 76(6) 46 75
ゲームカウントもかなりすごいが、各ゲームをみてもデュースが極端に多く、恐ろしく長い攻防となった。たぶん今大会女子で最大の激闘になるだろう。両者とも1stサーブの入りが悪く、それで泥沼にはまったという部分はあるようだ。とにかく両者ともお疲れ。
とにかくエナンがピンチで粘ったというか、クズネツォワが決めきれなかった。第1セットのタイブレークもクズネツォワがリードしており、第3セット第9ゲームには2回のマッチポイントがクズネツォワにあった。それをしのいでこのゲームをエナンがキープすると、流れが一気にエナンに傾いた。第9ゲームから4ゲームを一気に連取して試合を決めた。
これでエナンがこの先を勝ち続けて優勝となると、去年のミスキナ同様、マッチポイントをしのいだチャンピオンということになる。