18年間通った食堂が今週末もって閉店する。
近隣にイオンモールが出来たことで客数が
大幅に減ったことが一因だという。
ここのハイボールは絶妙な味だった。
山崎のウィスキーを出し惜しみなく
濃厚な味わいで堪能出来た。
一杯目は喉を潤し
二杯目は悩める脳を麻痺させ
時に三杯目に行くと千鳥足になる
といった状態。
北は北海道から南は沖縄まで様々な
ハイボールを飲んできたが、この店
ほどを相性が良くてリーズナブルな価格
で飲めるところはなかったと思う。
狭い店内に豊富な食事のメニューがあり
店主のこだわりもあった。
例えば牛タンであれば肉を仙台から独自
のルートで仕入れたり、梅酒は紀州
の(ドンファンではなく)酒造メーカー
のものを使用しているなど密かに凝って
いた。この店の主人はこれらのこだわり
をあえて宣伝することなく、訊ねてみて
はじめて分かるというアピール不足
に関しては少しもったいなかったなぁ。
さて、ここでの最後の晩餐は
焼きそば、ダシ巻き、唐揚げ、鯨カツ
以前から好んで食べていたメニューだ。
食べているうちに過去の記憶がふつふつ
蘇る。
つかの間のノスタルジア🌇
感謝の意を込めて最後のハイボールを
飲み干した…
