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オオブタクサ

 “よこやまの道”の野道で勢力を伸ばしている「オオブタクサ(大豚草)」。キク科ブタクサ属の一年草で北アメリカ原産。明治時代初期にアメリカから輸入された大豆にこの種子が紛れ込んでおりその後各地に拡がったと言われている。オオブタクサは草丈が2~3メートルにもなりその葉は3裂しているが、同属のブタクサの草丈はせいぜい1メートルほどで、その葉は羽状に裂けている
 花粉症と言えば春先のスギやヒノキが原因だが、夏にはカモガヤがあり、秋にはブタクサやヨモギがある。私はスギ花粉には反応するが、秋には症状が出ない。そこで花粉撮影のため片手でカメラを持ち片手で茎をつついたら大量の花粉が飛び散った。毎年、飽きもせずこんなことをして遊んでいる。
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ラッカセイ・2~花後

 松木地区の畑で見られる「ラッカセイ(落花生)」。マメ科ラッカセイ属の一年草で、先日開花を確認していた。再び訪れてみると、花が終わった茎が伸びて地中にもぐっている。この後、地中で果実が稔るはずだ。その様子を観察したいものだが、ここは他人の畑であり掘り起こすわけにはいかない。
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オグルマ・1~せせらぎ緑道

 キク科オグルマ属の「オグルマ(小車)」。車輪のように拡がる舌状花の様子を小さな車に見立てている。同属のカセンソウが日当たりの良い山野に生えるのに対してオグルマは湿地に生育する。花径は3~4センチで草丈は40~50センチ。漢方では乾燥させた頭花を“旋覆花(せんぷくか)”と呼び、健胃や利尿に効く生薬として利用している。ここは京王堀之内駅付近の“せせらぎ緑道”で、4年振りに開花を見ることができた。
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スベリヒユ・3~閉鎖花?

 堀之内地区の農道で見られる「スベリヒユ(滑りひゆ※)」。スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草で、花は午前中に咲き午後には萎れる。しかし午前中でも花を付けていない株が多く、私はスベリヒユには“閉鎖花”があるのではないかと考えている。そこで午前中に花の付いていない株の茎頂の角の部分を折ってみると、そこには黄色い花のようなものがあった。おそらくこれは開花せずこのまま自家受粉して種子を作るものと思われる。別の株のものを折ってみるとそこには黒ずんだ花弁の残骸のようなものがあり、咲いた形跡はなかった。以前これと同じ形の角を折った時には、そこに種子があった。つまり角のような形が“閉鎖花”であり、その形のまま種子が出来ると類推できる。タイトルに“?”を付けているが、これは植物図鑑などでは“閉鎖花”の記述が無いので、あくまでも素人考えということである。
 ※“ひゆ”の漢字は草かんむりに見。
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ツノマタタケ

 堀之内寺沢里山公園で見つけたオレンジ色のキノコ。水田脇の木橋に発生していたものだが、これはアカキクラゲ科ツノマタタケ属の「ツノマタタケ(角又茸)」で腐った木材などに生育する。高さは6~7ミリのヘラ形で、中国では“桂花耳”と呼ばれ食用にされているようだ。
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