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散歩道・32~2024大晦日

 2024年が終わろうとしている。正月早々、能登半島地震が起こりその後の豪雨被害で復興は遅々として進まない。世界ではロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ紛争など平和はほど遠い。アメリカ大統領選挙ではトランプ氏の復活で更なる分断が心配だ。
 一方、ドジャースに移籍した大谷翔平選手の50-50やMVP満票獲得、将棋の藤井聡太七冠の活躍、大関琴桜の初優勝など明るい話題には心が癒される。
 さて年末恒例の“来年の宿題”を整理しておこう。今年は新たにアカネハナワラビ、アメリカキンゴジカ、アメリカノリノキ、イチビ、イッサイサルスベリ、オオチゴユリ、オオバキスミレ、オオバキハダ、カタバエノコログサ、ジョウザンアジサイ、ヒメアメリカアゼナ、ヒメゴウソ、ヒメチドメ、ヒレタゴボウ、ヒロハノアマナ、ピンクノウゼンカズラ、フジノキシノブ、ポンポンアザミ、マツバゼリ、ミドリミツバウツギ、モミジウリノキ、ヤガミスゲ、ヤマジノギク、ユウスゲ、レダマなどを掲載できた。
 来年の宿題は以下の通りとしたい。
<当地で生育情報があるが未確認のもの>
アフリカフウチョウソウ、オサムシタケ、オノエヤナギ、カントウマユミ、キツネノタイマツ、サクライカグマ、サワシバ、ヌカイトナデシコ、ホシザキカタバミ、ミズマツバ、ヤマゼリ、ユキラッパタケなど。
<存在は確認できているが、花、果実、種子など部分的に未確認のもの>
イケマ果実、イヌエンジュ花、キイジョウロウホトトギス花、コウヤマキ雌花、ジョウザンアジサイ花、ツタウルシ雌花序、ドイツトウヒ花&果実、ネコヤナギ雌花、ホドイモ果実、マルバチシャノキ花
<当地の希少植物で毎年確認したいもの、過去に見ていたが消滅したもの>
アオテンマ、アキノハハコグサ、イワボタン、ウシタキソウ、オオマツバウンラン、オカオグルマ、キカラスウリ、キクモ、キヌガサタケ、キバナノショウキラン、キミノツルウメモドキ、コマキノスミレ、サツキヒナノウスツボ、サワトウガラシ、サワルリソウ、シロテンマ、シロバナモジズリ、スズサイコ、ツルネコノメ、トウゲシバ、ナンバンハコベ、ハクウンラン、ヒンジガヤツリ、マルバフジバカマ、ミズマツバ、ヤマホオズキなど。
 写真は昭和記念公園”かたらいのイチョウ並木”。今年も拙いブログにお越し下さいまして有り難うございました。来年も宜しくお願い致します。どうぞ良い年をお迎え下さい。
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奮闘記・6~2024総括

 2001年に都心の社宅から多摩ニュータウンに移り住んだ。ここの自然の多さからウォーキングついでの植物観察が始まり、2008年夏頃からウォーキングがジョギングに変化していった。カメラはコンデジからミラーレス一眼になり水筒とカメラをウェストポーチに入れて走りその距離は1~2キロから次第に5キロ、7キロ、10キロと伸びっていった。
 2009年2月の青梅マラソン10キロが人生初めての公式レースで、公道の真ん中を大勢の声援を浴びながら走るのにすっかり嵌り、その年の11月には府中多摩川ハーフマラソンにチャレンジ、翌2010年2月には東京マラソンを完走した。それ以降、毎シーズン、10キロ、ハーフマラソンを6~7レース出場し、2015年3月には横浜マラソン還暦記念では2016年12月にホノルルを息子と走った。公式レースは5キロ駅伝6回、10キロレース40回、ハーフマラソン14回、フルマラソン4回となり、その他、個人的には箱根駅伝10区間(217.9キロ)、鶴見川(43キロ)、境川(52キロ)、多摩川(87キロ)、相模川(60キロ)、玉川上水(46.5キロ)や“24時間テレビ”のチャリティマラソンコースなどもチャレンジした。
 サラリーマン時代の週末の植物観察&ランニングで2009年から2020年まで年間1,000キロランを続けていたが、2020年のコロナ禍最中のトレイルランで右膝の半月板を損傷しランニングはドクターストップ。2021年からは整形外科医の勧めでサイクリング(電動自転車だが)を始め今は年間3,000〜4,000キロを走破している。
 右膝には月1回のヒアルロン酸注射をしているが、整形外科医から『少しならランニングもOK』との許可が下りたので、膝と相談しながら今年6月からジムのトレッドミル(ランニングマシン)で1回2~3キロのランニングを再開し合計336キロ走った。トレッドミルには毎回5%傾斜の負荷を掛け3キロ走ると150メートル登る設定にしている。膝には登り坂は負担にならず、下り坂は楽に思えるが膝への衝撃は大きい。
 ちなみに昨日開催された富士山女子駅伝の最終7区では3キロ過ぎから厳しい登り坂が始まり4.6キロで169メートル登るので傾斜は約3.6%になる。また正月の箱根駅伝5区では小田原中継所(標高36メートル)から16.2キロ先の1号線最高地点(標高874メートル)まで駆け登るがその平均傾斜は5.2%。15キロ過ぎからは最大傾斜13%が2キロ続く。
 
 定期的に計測している今月の数値は下記の通り。
(カッコ内は2023年12月←2022年12月←2021年12月←2014年12月←2008年6月)
体重61.5kg(←61.7←61.4←62.6←63.9←63.0)
骨格筋量29.2kg(←29.2←28.7←29.2←30.5←30.0)
体脂肪量9.1kg(←9.3←8.9←10.1←9.4←9.1)
体脂肪率14.8%(←15.1←14.6←16.0←14.7←14.4)
基礎代謝量1,501kcal(←1,501←1,485←1,505←1,544←1,534)
両脚筋肉量17.5kg(←17.3←17.1←17.2←17.7←17.9)
 
 16年前、10年前と比べて体形や筋肉量など何とか維持できている。来年もサイクリングで年間4,000キロ、ジムのランニングで年間500キロを目指したい。写真は堀之内沖ノ谷戸公園から見える富士山。
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ドウダンツツジ

 別所坂公園付近の遊歩道脇に植栽されている「ドウダンツツジ(満天星躑躅・燈台躑躅・灯台躑躅)」。ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木で早春に白い壺状の小さな花を多数咲かせ秋には見事な紅葉を見せてくれる。果実は長さ8~9ミリの楕円形の蒴果で全て上向きになっている。
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アカネハナワラビ

 アカハナワラビオオハナワラビとの推定雑種とされている「アカネハナワラビ(茜花蕨)」。ハナヤスリ科ハナヤスリ属のシダ植物で東北地方~伊豆半島・伊豆諸島に分布している。アカハナワラビと同様に冬には紅葉するが葉裏は緑色が残っている。またアカハナワラビの胞子葉は胞子散布後には倒れるが、本種はオオハナワラビと同様に倒れずに残っている。葉の裂片や鋸歯の様子はオオハナワラビに似ているが、隣接する裂片が重なって混み合っている。
 ここは平山城址公園の林縁で当地の専門家がここに生育しているとの報告があった。アカハナワラビやオオハナワラビとの違いは顕微鏡で胞子を確認するのが確実なようだがあいにく私にはそのような手段は無い。茎にはわずかだが白い毛が見えたのでアカネハナワラビとしておこう。誤認の可能性もある。この周りにはアカハナワラビやオオハナワラビが混生している。
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カシワ・4~紅葉

 ブナ科コナラ属の「カシワ(柏・槲)」。日本を含む東アジアに分布している落葉高木で雌雄同株。5~6月に葉の展開と同時に開花し果実はその年の秋に稔る。葉身は長さ10~30センチで互生し、縁は波状に大きな鋸歯がある。秋には紅葉するが冬でも褐色のまま長く残っていることが多い(=枯凋性)。
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カシワバアジサイ

 大栗川沿いの遊歩道に植栽されている「カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で葉の形がカシワに似ていることから名付けられている。北アメリカ原産で明治時代に日本に渡来し庭木や公園樹として栽培されている。花期は5~6月で円錐状の花序を出し白い花を咲かせる。葉は長さ10~25センチで掌状に5~7裂し秋には紅葉する。
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ムジナモ・5~復活

 モウセンゴケ科ムジナモ属の「ムジナモ(貉藻)」。1890年(明治23年)に牧野富太郎博士が江戸川河川敷の用水池で発見し『植物学雑誌』でムジナモの名前で発表された。牧野博士による発見からは日本各地で発見されたが開発や台風による水害などで各地の自生種が絶滅し、最後に残った自生地、埼玉県羽生市法蔵寺沼でも台風による水害や流入した農薬の影響で1967年(昭和42年)に絶滅した。
 しかし宝蔵寺沼では羽生市や地元の保存会などが15年にわたってムジナモを育て、天敵のウシガエルを駆除するなど環境を整備した結果、このたびその数が110万株を超えるほどに増え自然状態で繁殖していることが確認された。
 埼玉県は来年3月に改定するレッドデータブックでムジナモの分類を現在の“野生絶滅(EW)”から1ランク下の“絶滅危惧1A類(CR)”とすることにしたという。環境省によるとこのような改訂は野鳥のトキが野生復帰して以来のようだ。
 写真は東京都立大学牧野標本館の水槽で栽培されているものだが、近い将来、東京都の湖沼でも復活することを願っている。
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アオハダ・4~上柚木公園

 上柚木公園“テニスコート”付近で綺麗に色付いている樹。なかなか名前がわからず枝振りや葉の形を眺めていて浮かんだのが「アオハダ(青肌)」。モチノキ科モチノキ属の落葉高木で雌雄異株。5~6月に緑白色の花を咲かせ果実は秋に赤く稔る。この株には果実が見られなかったので雄株かも知れない。来年忘れずに確認しよう。
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シオデ・7~熟果

 長沼公園“霧降の道”に生えている「シオデ(牛尾菜・四緒手)」。シオデ科(←ユリ科)シオデ属のつる性多年草で雌雄異株。全国各地の山野に分布するつる性多年草で7~8月に淡緑色の花を咲かせ秋に直径1センチほどの球形の果実を稔らせる。果実は液果で中に長さ4~5ミリの種子が数個入っている。
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野鳥・116~メジロ5

 ナンキンハゼの枝でチョコチョコ動き回っている「メジロ(目白)」。メジロ科メジロ属の留鳥で全国の平地や低山に生息している。体長は10~12センチで身体は鮮やかなウグイス色。目の周りの白い縁がある。
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