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セツブンソウ・1~開花

 拙庭で満開になった「セツブンソウ(節分草)」。キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で早春に3~4センチの花茎を立ち上げ茎頂に直径2センチほどの小さな花を咲かせる。一昨年は30輪ほど開花したが昨年は夏越しが上手くいかなかったのか16輪しか確認できなかった。昨夏の猛暑も強烈だったが湿らせた水苔で地表を覆い何とか夏を越したので今年は24輪の開花が確認できる。また1年目、2年目の葉も見られるので来春はまた30輪以上の開花を期待したい。
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コセリバオウレン・5~開花2

 キンポウゲ科オウレン属の「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」。セリバオウレンの変種で本州の太平洋側に分布している多年草。花は両性花と雄花があり写真は雄花。花の一番外側の細長い裂片が5枚の萼片でその内側の10枚程度のヘラ状のものが花弁になる。花の中央には雄蕊が密生している。これは東京薬科大学薬草園のもの。
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セッコク・8~冬芽

 ラン科セッコク属の「セッコク(石斛)」。東北地方以南の暖温帯の樹木や岩の上に着生し5~6月に直径3センチほどの白~淡紅色の花を咲かせる。高尾山では1号路や6号路などでスギの高い枝に着生しているのが見られる。去年、これが庭で見られないものかと思い近所の花屋さんで取り寄せてもらい4株を庭のソメイヨシノに縛り付けた。南向きの庭は直射日光が当たり夏の間は日除けを付けていたが秋には細い根が何本か樹皮に着生しているのが確認できた。写真はバルブの先端に出来た冬芽で長さは1~1.5ミリほど。おそらくこれが花芽だろう。
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セツブンソウ・11〜節分3

 今日は雑節の節分。各季節の始まりの日の前日を表し明日は二十四節気の春分になる。節分は年に4回あるが江戸時代以降は特に立春の前日を指すようになっている。通常は2月3日に当たることが多いが、この日付は固定ではなく2月2日は令和3年以来になった。これは今年の地球と太陽の位置関係などから暦がずれたことによる。ちなみに昭和59年は2月4日が節分だった。
 今日は雪予報だったが朝から冷たい雨。写真は拙庭の「セツブンソウ(節分草)」で13年前に1株植えたものが毎年こぼれ種で少しずつ増えて今は20~30輪になっている。今年もこうして可愛い姿を見せてくれたが、微妙にまだ蕾で節分には間に合わなかった。セツブンソウはキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。
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クロチク・3~開花

 昭和記念公園で見つけた「クロチク(黒竹)」。イネ科マダケ属のタケで稈は成長するとともに黒くなる。マダケやハチクと同様に120年に一度開花しその後は枯死する一稔性(一回結実性)植物。多摩ニュータウンでは4~5年前から各所でハチクの開花を確認しており、その後、その竹林は枯れてしまった
 この日は昭和記念公園である針葉樹の撮影目的で公園スタッフの協力を得て探索したが結局見つからず、諦めて帰る際に横の竹林をふと見るとクロチクの花がたくさん咲いていた。雄蕊の葯は萎びているものも多くおそらく昨年秋頃から咲いていたのだろう。公園スタッフも開花を認識していなかったようでまさに偶然の発見だった。花はイネと同じで花穂が複数集まった形で付き一つの花穂から3つの雄蕊が垂れ下がる。雌蕊は穎の中に隠れていて外からは見えない。
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ツワブキ・4~果実3

 キク科ツワブキ属の「ツワブキ(石蕗・艶蕗)」。初冬に花茎を伸ばし直径4~5センチの黄色い花を多数咲かせる。果実は冠毛のある痩果で全体として直径3センチほどの球形になる。痩果は長さ5~6ミリで冠毛は長さ8~9ミリ。
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オオツワブキ

 キク科ツワブキ属の「オオツワブキ(大石蕗)」。ツワブキよりも葉が大きく長さ30センチほどの腎円形になる。また草丈は1メートルを超えるほどになる。オオツワブキは日本原産で四国や九州の海岸地域に分布しており写真は植栽もの。
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アシ

 イネ科アシ属(ヨシ属)の「アシ(葦・芦・蘆・葭)」。日本各地の池沼や湿地に分布する多年草で群落を作り草丈は3メートルにもなる。古くはアシと呼ばれていたがアシは“悪し”に通じることから次第に“ヨシ(良し)“と呼ばれるようになった。人名や地名も“葦原”は縁起が悪いので“吉原”に変えられた。花期は8~10月で写真は果実の様子。果実は頴果で小穂には白い毛が付いている。
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イヌショウマ・6~種子

 小山内裏公園“内裏池”付近の林内に生えている「イヌショウマ(犬升麻)」。キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で日本固有種。関東地方~近畿地方の山野に分布している。花期は8~9月果実は長さ5~6ミリの袋果で中には鱗片状の襞がある種子が数個入っている。
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ツクバトリカブト・4~種子

 キンポウゲ科トリカブト属の「ツクバトリカブト(筑波鳥兜)」。日本全土の山野に分布しているが茨城県筑波山で最初に見つかったことから名付けられている。花期は8~10月果実は長さ2センチほどの袋果になる。果実は熟すと裂開し長さ2~3ミリの黒い種子を出す。
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