元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
リョクガクバイ

蓮生寺公園の遊歩道に植栽されている「リョクガクバイ(緑萼梅)」。バラ科アンズ属(←サクラ属)の落葉高木でウメの萼片は通常は紅色になるのに対して本種は緑色になる。中国原産で日本には古くに渡来した。
ウメは江戸時代に盛んに品種改良が行われ現在は300以上の品種があると言われている。そのためその分類方法も様々だが、園芸学的には野梅(やばい)系、紅梅系、豊後系に分類するのが定着しているようだ。少し頭の整理をしておこう。
◆野梅系 野梅から変化した原種に近い系統で多くの品種のうち半数以上のものがここに分類される。中国から渡来した梅の子孫と言われ、枝は細く花も葉も比較的小さい。この系統は更に、野梅性(やばいしょう)、難波性(なんばしょう)、紅筆性(べにふでしょう)、青軸性(あおじくしょう)の4性に細分されている。ちなみにリョクガクバイはこの野梅系青軸性になる。
◆紅梅系(緋梅系) 野梅系から変化したもので枝や幹の断面が紅色になっている種。花は紅色や緋色のものが多いが、花が白くても材芯が赤ければ紅梅系に入るというのが興味深い。この系統は同様に、紅梅性(こうばいしょう)、緋梅性(ひばいしょう)、唐梅性(とうばいしょう)の3性がある。
◆豊後系 梅と杏との雑種で葉は大きく花は桃色のものが多い。これには豊後性(ぶんごしょう)と杏性(あんずしょう)の2性がある。
ウメは江戸時代に盛んに品種改良が行われ現在は300以上の品種があると言われている。そのためその分類方法も様々だが、園芸学的には野梅(やばい)系、紅梅系、豊後系に分類するのが定着しているようだ。少し頭の整理をしておこう。
◆野梅系 野梅から変化した原種に近い系統で多くの品種のうち半数以上のものがここに分類される。中国から渡来した梅の子孫と言われ、枝は細く花も葉も比較的小さい。この系統は更に、野梅性(やばいしょう)、難波性(なんばしょう)、紅筆性(べにふでしょう)、青軸性(あおじくしょう)の4性に細分されている。ちなみにリョクガクバイはこの野梅系青軸性になる。
◆紅梅系(緋梅系) 野梅系から変化したもので枝や幹の断面が紅色になっている種。花は紅色や緋色のものが多いが、花が白くても材芯が赤ければ紅梅系に入るというのが興味深い。この系統は同様に、紅梅性(こうばいしょう)、緋梅性(ひばいしょう)、唐梅性(とうばいしょう)の3性がある。
◆豊後系 梅と杏との雑種で葉は大きく花は桃色のものが多い。これには豊後性(ぶんごしょう)と杏性(あんずしょう)の2性がある。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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今年はこの花を見る機会がありませんでした。
300ともなるともう区別は素人には無理ですね。
ウメとアンズの雑種もあるんですか。
区別の仕方は一応調べたけど雑種もあるとなるとますます難しそう。